冬のこころ
松江 賢修
もろ葉みな おちつくしたり 大銀杏 冬空にして ただ寂然
春 新芽が出て
夏にはうっそうと生い茂り
秋は黄色に色づいて やがて散りはじめ
冬になると丸坊主になってしまった ・・・ 大銀杏(おおいちょう)。
樹にも骨格ありとすれば
彼は骨格のみとなった ・・・ といえるかもしれない。
骨格となった銀杏は魅力がないであろう。
それは 人の眼を引くこともなく 黙々とそびえているが ・・・
四季それぞれの装いをして
人目を楽しませたその元は この骨格にこそあるのではないだろうか。
人の心にも もし骨格ありとすれば ・・・ それは どんな姿であろうか。
血の気が多すぎるがために 迷い多く 悩み多き日々送迎して
愚痴をこぼしつづけている我々の精神の骨格とは さて ・・・ 。
* 2010.11 東ブータンで
松江 賢修
もろ葉みな おちつくしたり 大銀杏 冬空にして ただ寂然
春 新芽が出て
夏にはうっそうと生い茂り
秋は黄色に色づいて やがて散りはじめ
冬になると丸坊主になってしまった ・・・ 大銀杏(おおいちょう)。
樹にも骨格ありとすれば
彼は骨格のみとなった ・・・ といえるかもしれない。
骨格となった銀杏は魅力がないであろう。
それは 人の眼を引くこともなく 黙々とそびえているが ・・・
四季それぞれの装いをして
人目を楽しませたその元は この骨格にこそあるのではないだろうか。
人の心にも もし骨格ありとすれば ・・・ それは どんな姿であろうか。
血の気が多すぎるがために 迷い多く 悩み多き日々送迎して
愚痴をこぼしつづけている我々の精神の骨格とは さて ・・・ 。
* 2010.11 東ブータンで