サヴォンリンナ小旅行二日目 その２
●サヴォンリンナ オペラフェスティヴァル
六時に船を降りると、急いでホテルに戻って着替えます。
というのも、これからが今回のサヴォンリンナ旅行の本来の目的だからです。
それはフィンランドだけでなく、ヨーロッパ全体でも高く評価されている
サヴォンリンナ オペラフェスティバルを見に行くためです。
オペラフェスティヴァルはサヴォンリンナのいくつかの会場で開催されますが、
１番の売りはオラヴィ城の中庭で開催されるオペラです。
歴史ある名城の場内という雰囲気で開催される屋外オペラって、
一度見てみたいですよね。
今回は出遅れたのであまり良い席が取れず、
「買える中で一番良いの」と頼みましたが真ん中のランクのチケットしかありませんでした。
それでも一人手数料込みで１０６ユーロ（18000円）します・・・
夕方から、街中にはオペラに行くであろうタキシードやスーツの人や着飾った女性が目立つようになります。
ホテルから歩いて10分位のオラヴィ城につくと、そこは大混雑でした。
こういう導線を経て、非日常の世界に入って行くんですよね。
古城の中という場所と夜という時間が相まって、気分を高揚させていきます。
場内にはファッツェルのシャンペンバーなどがありますが、大混雑です。
夜だけあって、この場所にいるだけで中世の空間が蘇ってくるかの錯覚を覚えます
中世の騎士物語などの作品を上演するには、もってこいの場所ですね。
城内からはサイマー湖にでる出口があります。
ただオペラ歌手は巨体の人が多いので、この穴に詰まったりするそうです（汗）
19時開演ですので、まだかなり明るいです。
綺麗な青空が見えます。
中庭を利用したステージは、こんな感じです。
角度を変えてもう1枚。
演目は「アイーダ」です（サッカー日本代表のテーマというとわかりやすい）
スタンドはこんな感じです。
このステージや客席はこの1カ月の為だけに設置され、8月には解体されるそうです。
我々の席からだとこんな感じで見えました。
上演中は勿論撮影禁止なので、パンフの写真を。
21時くらいに2幕終了。
30分休憩に入ります。
休憩時間は大混雑です
ヨーロッパの人は、こういう時にシャンパンをよく飲みますよね。
小瓶で1500円位でしたが、我々が飲むとトイレが近くなるので諦めました。
こんな感じの服装のお客さんが一番多いです。
9時でもまだ明るいです。
そして3幕開始。
最後の舞台挨拶。
メインキャストの面々です。
「七夕の夜にオラヴィ城でアイーダを見る」ってのは中々おつなものですね。
ただ、作品的には話の筋は…ですが。
音楽的には知っているものも多いし、凱旋行進曲を古城で聞くのは非常に盛り上がります。
まぁアイーダは二幕を見るための作品ですから。
上演が終わると23時を過ぎてました。
空も赤くなってきてます。
夕日に染まるオラヴィ城
オケの人も同じ道です。
上演終了後、すぐに帰るんですね。
遅い時間にしか夕焼けは見れませんから、赤いオラヴィ城はなかなか見られません。
たぶんこういう機会はもう二度とないでしょうから、良い体験ができました。
帰りにサヴォンリンナの町のど真ん中で野良ウサギ発見！
暗くてISOを上げたので、粒子が粗粗です。
●晩御飯 Liekkilohi
歩いてカウパットリにつく頃には、丁度日が沈むところでした。
今日の晩御飯は、カウパットリにある水上レストランLiekkilohiです。
本当に水上に浮いてるので、揺れます（汗）
まずはOlviの生ビールで乾杯（750円）
ここはFlamed Salmonが売りらしいのですが、
「世界一の魚スープ」という看板につられて私はスープにしました。
世界一の魚スープ（12.9ユーロ：2200円）
サーモンだけでなく、他の魚介類の出汁も聞いてて美味しかったです。
連れは同じくサヴォンリンナ名物のムイックのフライ（2600円）。
ヴォリュームたっぷりで美味しいです。
ここの売りは、店頭でスモークしてるホットスモークサーモンや、
豊富なコールドサーモンなどのビュッフェみたいでした。（一人5800円）
こんな感じのスモークサーモンを店頭で作ってるので、良いにおいが充満してます。
こうしてサヴォンリンナの旅は終わりました。
せっかくヨーロッパで生活してるのだから、
歴史と芸術に触れて少しでも欧州文化を経験ができたのは良かったです。
もうこんな経験は一生無いでしょうから！
【二日目の小遣い帳】
ホテル30000円、オペラチケット36000円、サイマー湖クルーズ10000円、コーヒー500円、
お昼御飯3500円、晩御飯6300円 小計86300円
累計152600円
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