きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

血縁

2018年10月12日 | 日記

事業部のHです。

今日から、和らいふ大創業祭が始まってます。

メイン企画が、有松絞り 竹田耕三追悼展

ということもあり、

社員もマネキンさんもみーんな

スタッフのほとんどが絞りのキモノを着ているのに、

相変わらず、私は自分の都合で、

自分の好きなキモノを着ておりまして、

本日は大島紬です。

・・・昔、流行ったアンサンブルなのですが、

羽織が見付からず...何処行ったんだろ

 

さて、本日の遅めのランチタイムの時に

休憩室で、マネキンのSさんと一緒になりました。

実はSさん、

日本一暑い街に嫁いだ元社員Sugitch

(和らいふの伝説の社員です

の叔母様で、ご縁のある方です

 

今でこそ2児の母になったSugitchですが、

新卒で入社してからというもの

数々の武勇伝があって、  

いつも私に叱られてばかりでした。

何度か泣かせたこともあるんです...

いつも、こっちが泣きたいよぉ~

と怒っていましたが、

本当はとってもめんこい奴なんです

(このブログの振袖の女の子のイラストは

Sugitchオリジナルですこんなカンジの子でした

 

そんなSugitchの武勇伝に、

入れ子事件があります。

 

Sugitchに、資料や備品の整理をさせると、

次に使う時、他の人間には見付けられません。

いったい何処にやったの

A4のファイル1冊程度の大きさなのモノなのに

Sugitchは、絵羽箱(振袖が20枚くらい入るダンボール箱)を

持って来て、私を驚かせます。

その大きな箱の中に、一回り小さな箱が入っていて、

その箱を開けると、更に小さな箱が入っていて、

...

少しずつ箱が小さくなって、

最後に、目的のモノがやっと出てきた時に、

おまえはマトリョーシカかぁ

と、私に怒鳴られる・・・という  

 

そんなSugitchの叔母様が、

休憩室で、大きな巾着の中から

一回り小さい巾着を出した時に、

血の繋がりだ...

と思ってしまった~という話でした

  


平成30年 大創業祭

2018年10月11日 | ご案内

事業部のHです。

明日から、アスティ45、4階アスティホールにて

和らいふ 大創業祭を開催致します。

10月12日(金)~15日(月)の4日間です。

 

ご招待のお客様のみとさせていただいております。

 


シシャモ

2018年10月07日 | ぐるめ
事業部のHです。

本日はお休みを頂戴しております。


平成30年北海道胆振東部地震〜余震続いています。

ここ札幌も区によっては震度3だったりして恐いです。

携帯電話の緊急地震速報も、有り難いけど、

心臓に悪いです...


震源地に近い鵡川町は、シシャモで有名な町です。

足の早いシシャモは干物にして食べるのが一般的で

道路沿いで干している様子が風物詩になっています。


また、シシャモという魚は、

北海道の太平洋側、地震のあった胆振地方でしか採れない、

珍しい生態の魚です。


多分、本州の人が、居酒屋で

シシャモとして食べているのは

カペリンという、シシャモとは全く違う魚です。

こういうことにうるさくなった今は、

「カラフトシシャモ」と呼んでます。


本物のシシャモは、今が旬です。

地震の影響が心配でしたが、

順調に漁が出来ているみたいです。


最近は、流通の技術が進歩していて、

東京でも銀座あたりの高級なお寿司屋さんでは

生のシシャモが届いて、

握りでいただけたりするそうです❤️


地域の復興のためにも、

本物のシシャモをいただきます


お刺身


天ぷら


一夜干し


骨煎餅







振袖用帯締めを修理

2018年10月04日 | はんどめいど

事業部のHです。

 

振袖用の帯締めって...

 

まず、振袖はミスの第一礼装、一番格の高いキモノです。

ですから、その帯締めも礼装用で、

分かりやすい礼装用は、金糸銀糸が入ってます

特に最近の振袖用は、パールやビジューを散りばめ

カラフルで豪華なものが多いです。

そんな振袖用帯締めのパールやビジューって、

結構、取れやすく、壊れやすくて難点でした。

 

そもそも帯締めって、その紐1本で帯を押さえていますから、

ぎゅーって力強く結ぶじゃないですか

製作側は分かって作ってるのかって思うような

(高価な品物なのに)突っ込みどころ満載の

粗悪な帯締めも残念ながら存在しておりました。

今は、そういう商品は入荷していませんけど。

 

商品にならない壊れた帯締めで、

返品も出来ず、廃棄処分となるものを

正絹だし、組紐だし、捨てるに忍びなくて

修理しています

・・・売り物にはならないので、

撮影会の時の貸し出し用として利用しています。

 

もともとは、5つの貝パールがテグスで繋がって

接着剤で固定されていたのですが、

たぶん、貝パールが割れちゃったんでしょうね。

 

同じ大きさの貝パールのビーズを探したのですが、

残念ながら無かったので、

サイズ優先で、黄色のビーズを付けてみました

 


停電の日を振り返って

2018年10月03日 | 日記

事業部のHです。

先日の台風24号で、静岡県では未だ大規模な停電が続いているとか、

当然、信号機も点いてなくて、事故が多発しているという報道がありました。

地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

ここ札幌も、先日の平成30年北海道胆振東部地震で、

(北海道内全戸が)停電しました。

大きな病院周辺から復旧したらしく、

(未明の3時過ぎに停電して)その日の午後2時には復旧した地域もあり、

あの暗闇を全く経験しなかったという友人もおります。

 

でも、私の住む地域は、札幌市内でも郊外にあり、

オール電化のマンションのため、

照明はもちろん無く、断水し、熱源も無い~という状態でした。

3日目の夜にやっと復旧したので、結構大変でした。

 

地震があった当日は、自宅待機ということになりましたが、

何せ、停電テレビも観られない...

そうそうトイレにも行けない...

なので、日のあるうちは、

携帯ラジオを聞きながら、読書していました。

飲料水は買い置きがありましたが、

お湯を沸かすことが出来ないので、大量に備蓄しているカップ麺は役立たず...

スルメをかじって、トマトジュースを飲んでしのぎました。

翌日は、出勤したのですが、公共交通機関は全滅

タクシー会社の電話は通じず...

マイカ-で、信号の無い公道を運転するのは恐怖でした

 

それでも、札幌は比較的、事故が少なかったそうです。

北海道人はもともと信号を信用して無いからじゃないか」とは、

商品部のNさんの発言です...

だって、雪道でブレーキ効かなくて交差点入って来るクルマあるしょ

そう言われたら、そうかもしれませんが。

事務所で、ポットにお湯を入れ、トイレ用の水を汲んで、

また信号の無い道路を運転して帰るのは本当に恐怖でした。

暗くなるともっと恐くなると思い、

みんなで明るいうちに事務所を閉めました。

お風呂に入れない、髪も洗えない...

給湯器には熱湯に近いお湯が入ってるのに出せない...

思わず給湯器をパンチしました(痛)

仕方無いです、買い置きのシーブリーズとデオドラントシートでしのぎました。

 

さすがに3日目の夜は、泣き叫びたくなりました。  

窓から見える景色は闇でしたから...

(日中は事務所で仕事していたので気が紛れましたが、)

ひとりになると心が折れそうだったので

ベランダに出て、(ベランダから札幌の中心部の明かりが見えるので)

座り込んでラジオを聞いていました。

 

ぼーっとしていると、明かりが近づいて来るのが分かるんです。

信号が点いて、街灯が点いて、

高い建物のエレベーターホールの蛍光灯が点いて、

ああ~きっともうすぐだって思って...

最後に、近くで歓声が上がったんです

 

キターって、私も叫んで

直ぐブレーカーを上げに行きました。

 

最初にトイレの水を流しました。

洗濯機のスイッチを入れました。

電気って、本当に有り難いですね  

 

その後、

ガソリンスタンドは大行列で、給油量に制限があったり

スーパーもコンビニも、陳列棚が空っぽで商品が何も無かったり

トイレットペーパーや電池の買い占めがあったり

世間では、不都合なことは続いていたのでしょうが、

私自身は、2週間、一切買い物をせず、

冷凍庫で溶けかかったものを順に食べて過ごしました。

 

まだ、毎日のように余震が続いています。

それも震度3とか震度4とか、結構大きいです。

また停電になったらどうしよと思い、

ちょっとストレスです

 

でも、時間は止まってくれないので、

落ち込んではいられません...

前を向いて行くしかないです