きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

雨の日に時雨履きなんか要らない

2019年07月02日 | 日記

事業部のHです。

6月21日(金)~24日(月)の4日間

和らいふ誕生祭「一の会」

(はじめのかいと読みます) でした。

大勢のお客様にご来場いただき、

有り難うございました。

今回のメイン展示は 『杉匠』さんの都摺り(摺り友禅)でした。

沢山お買い上げいただき、有り難うございます。

以前に高杉先生の作品をお買い上げいただいたお客様は、

今回、それを着てご来場いただき、

会場を盛り上げて下さいました。

重ねてお礼申し上げます。

また、今回は4日開催のうち 3日が雨模様で...

お天気の悪い中、足下の悪い中、

大勢のお客様がキモノでご来場いただき、

本当に感謝申し上げます。

我々スタッフも、当然、キモノなんですけど、

(高杉先生の作品を着ているスタッフが多い中)

私は、いつも通り、 自分の都合で、

自分の好きなキモノを着ておりました。

6月は単衣ですが、

(年齢と体型のせいで)暑がりの私は、

後半2日はもう薄物でしたけど...。

さて、雨の日のお草履の話です。

以前はポリウレタン製の「時雨履き」を履いていましたが、

やめました。

軽くて、安価で、裏から水が浸みなくて、

つま先も汚れなくて、 雨の日には欠かせない

~のかもしれませんが、

それ故、キモノの仕事をする人のほとんどが履いています。

 

デザインがみんな同じで、 サイズもM/Lのみで、

色のバリエーションも黒・えんじくらいで、

同じ展示会場に一斉に履いて来るのですから、

毎回、取り違いだの、紛失だの、が起こります。

毎日キモノ着て仕事をする人と違い、

たまにしかキモノを着ない私には、

それが雨の日で、「時雨履き」を必要とする日は 滅多にありません。

それなのに、ポリウレタンの時雨履きは、

エナメルの草履以上に劣化が早く、

その劣化の仕方は、本当に見るも無惨です。

歩いていると、かかとが沈んでいく感触があります。

「えっ?」と、振り返ると、

劣化して粉々になったポリウレタンのカスが

点々と後ろに続いていて、

「はぁ?」と、思って足を上げてみた時に

草履が崩壊してしまいました。

歩道のど真ん中で。

今更、引き返すことも出来ません...。

たまたま、私は

会場で履き替えるための草履を別に持っていたので、

その場で履き替えましたが、

既に足袋は泥だらけでした。

駅のゴミ箱に「時雨れ履き」を捨て、

以来、やめました。

今、雨の日は、下駄にしました。

 

裏にゴムが貼ってあるので、案外浸みて来ません。

ひどい雨なら前につま革を着けようと思います。

もっとひどくなったら、もう長靴にします。

・・・昔、吹雪の日の展示会に

キモノの上からもんぺと長靴で出勤したことがあります。 

「時雨履き」は必需品ではないと思います。



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