一歩前へ

秋草誠のブログ
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和トレのすすめ

2015-04-14 08:43:51 | FMICS

平成23年12月21日に平成24年1月のFMICS用ににかいたモノです。

タイトルは脳トレが流行っていた頃だったと思いますので、影響されています。(笑)

それにしても、あれから少しも変わっていないというより、もっと酷くなっているような気がします。

読み返して、赤で突っ込み入れました。

 

自分の子供の成長過程を振り返ってみると、私たち、大人が間違った空間を作っていたような気がします。小学校低学年の頃、友達と仲良くしなさいという一方で、〇ちゃんは出来るのにどうしてこんなことも出来ないのと怒っている親をよく見かけていました。その子は、高学年になると「俺はどうせ勉強ができないから」と勉強することを簡単に逃げるようになりました。小学校4年生頃になると、塾に通っている子供に学校の授業をバカにして、先生の言うことを聞かない子がいました。当時、勉強が出来ない子は、仲間外れにされていたこともあったと思います。言いたいことを言うと、協調性がないと言われ、我慢しなさいと怒られ、喧嘩もできない場になっていたので、気持ちがドンドン萎縮してしまったと思います。KY(空気よめない)という言葉に振り回されて、他人といる時には必ず、「こんなことを言ったら、嫌われないか。おかしい奴だと思われないか」といつもポジションを考えながら暮らしてきた子供たちが多くいました。その子供たちの多くは、自信がなく、いつもオドオドしていたような気がします。

そんな息子もすでに26歳ですから15年以上前の話です。

オドオドしている子はあの頃より増えたような・・・

そんな子供たちは、仲間とうまく付き合えるある方法に気づいたと思います。余計なことを言わずに、調子を合わせていれば、みんなと仲良くしているように見える。だから本気になることを忘れ、適当に人と合わせて我慢していれば、なんとなく仲間意識を保つことが出来る。多くの子供たちは、これが大人たちが求めている「和」だと勘違いしてしまったのだと思います。私たち大人が日本は「和を持って尊しとなす」という意味を間違えて子供たちに伝えてしまったのです。

この反省はすべての大人だと思っています。

人のせいにはしない!

社会のせいにはしない!

まずは自分の家庭からですよね。

「和」というのは意見の違う人たちと波風を立てずに我慢し、協調したふりをすることではないということを教えられなかった。各々がこの部分は納得できないけれど、腹に一物もって妥協することではないということを伝えられなかった。「和」の本当の意味は、自分の中に正直に、互いにぶつかりいあいながらでも他者にも理解してもらえるように、正直に生きるということだと思います。私たち大人が子供に教える事が出来なかった。本当の「和」の意味は、自分を信じて、自分の心を裏切らないということだと思います。不平不満があれば、正直に表現してぶつけ合うこと。ポジションを考えて、相手の顔色を窺って言いたいことも言わないというのは間違い、しっかりと話しあいその中でお互い歩み寄り(妥協ではない)理解していくことだと思います。私たち大人が変わらなければ、子供たちは変われません。

家族がバラバラになり、子供達としっかりと向き合う家が減ってきています。

幸せだと信じていたものが崩れかけてきていることさえ気づかずに、一生懸命働き続けている人が沢山いる。

本人はそれが幸せだと思っていたはず。

しかし、現実は定年離婚が増えていると聞く。

なぜだろう・・・

今からでも遅くありません。そろそろ、家庭や職場で「和を鍛える」空間作りを考えたいと思います。子供たちに伝えたいのは、「相手を認め、排除しない。そして多くの仲間を作る」こんな簡単な話です。

小さな子供を持つ親は今一度、幸せってなんだろうと考えてほしい。

もし、自分の子供がイジメにあったら

もし、自分の子供が夜遊びするようになったら

もし、自分の子供が万引きをしたら

こんな時こそ、生き方を学べるチャンスです。

逃げずに立ち向かいましょうよ。

仕事!

そんなこと言ってられないでしょ!!

ここがが重要な時なのですよ。

後から気づくことの多いこと

おおいに反省しましょうよ。

後悔はしたくない!

 


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