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僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

エスキモーの話

2010-03-12 | Weblog
大好きな詩人に谷川俊太郎さんがいる。
彼の書に「ひとり暮らし」というのがあるが、彼はその中でエスキモーを題材にゆとりについて
こう語っている。

―エスキモーは食物を求めて移動を続けるが、いよいよ食料が尽きた時、エスキモーの老人
は自らその場に座り込み、他の人々も老人を残して移動を続けるという。ゆとりという言葉
の入り込む隙もない老人の生き方、あるいは死に方にかえってゆとりが感じられるのは何故
だろう?―

俺は単純に「とことん」という言葉が頭に浮かんだ。ゆとりとか余裕とか、そんなものはしょせん
力を出し尽くしていない人には無縁のものであるべきだ、と谷川さんは言っているような気が
する。

夢や理想を追い続けて努力することはとても大事である。でもその前に俺は今ここにある一瞬
に全力を尽くさなければ、そんなことを語る資格もないのだということを教えていただいた。

皆さん、どんなことでもとにかくとことんやろうではありませんか。