僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

「何でも出来る」ことは「何も出来ない」のと同じ

2009-05-25 | Weblog

久しぶりのブログ。
忙しくてブログを書く間が全くなかった、というわけやないねんけど、何か書く気になら
んかったね。
きっとそれはここ1ヶ月位は自分自身への不満というのを痛感してたからやと思う。

その不満というのは、「何でも出来る」人と言ってもらえる自分のこと。
転職前も転職後も自分はいつもそういわれることが多かったし、自分でも確かにそう
いう部分はあるのかな、とも思っていた。
でもそれは仕事によって適正があるということが今の会社に入って数年目で実感して
たのよね。

つまり、前職では管理職やったから、確かに全ての業務をバランスよく経験し、理解
していることはそれなりに大切なことやったわけ。
でも、今の職場は専門職集団の集まりで、その中で俺の仕事は、幅広く色々なことを
やりつつも、専門的な技量「も少し」要る、という、いやぁ、「全てが中途半端」な仕事
をしてたわけよ。
つまり、俺が幅広く何でもできる、というても、そのひとつひとつを取れば、全て俺より
もできる人がいる、という状況。
だから、「君には何ができるんだ」と問われたら、「何でもできます」なんてことは何の
意味もなくて、「結局俺は何もできない」ということになるんよね。

それは先に言ったように入社数年で分かってはおってんけど、最近までは、特にそれ
を意識することもなく、仕事はできてた。でも、例にもれずウチの会社もこの大不況の
波に飲まれて、売り上げが急降下。ひとりひとりの役割を見直し、それぞれがどれだ
け会社(売り上げ)に貢献してるか、ということを見直し始めて、俺の立場の危なさが
にわかに現実になってきたわけよ。

当然会社としては、このまま売り上げが落ち込むようなことがあれば、「リストラ」も
辞さんやろう。それは会社が生き残るためには当たり前のことやからしゃあない。
そうなった時、年齢のこと、スキル、色々考えたら俺がまずその候補グループに入る
ことは間違いない。俺が社長やってもそうすると思うし。

ということで今は人生2度目の大きな岐路に立っている。
今の会社内で「自分にしかできない」新しい仕事を創造してやってみる―これはもち
ろん会社が認めてくれないと話にならない―か、転職するか。

今の世の中の状況・自分のスキルを考えた時、転職が非常に厳しいのは目に見え
ている。かと言って自分の立場を創造できるか、出来たとして果たして結果を残せる
か、ということもまた非常に厳しい。さらに考えるなら立場も結果も残せたとしても、
会社そのものが今後持つのか、ということも定かではない。

さらに、周りでは定年を前に倒れてしまった人が何人もいて、今自分の本当にやりた
いことをやらずして何が人生か、という思いもある。

今週の水曜日、俺のゆくべき道に大きな影響を与えることになるかも知れないある重
要人物と会う。

とにかく今は落ち着かない。
しゃれにならないくらい重要な一週間が始まった。