昨晩のNHKの達人達に出演していたダンサーの菅原小春さんが、
「インドでお世話になった家では、最初にまず掃除を覚えなさい、と言われた」(ちょっと記憶が曖昧だが)
と言っておられた。お客さんとして迎えるならお茶を出して迎えればいいが、家族に近い存在として迎えるなら普段自分たちがしていることをしてもらおうと思う、ということのようだ。
この話を聞いてストンと腑に落ちたことがある。
今年、私が徳之島に行った時のこと。数年ぶりに会った友は、「お前、車運転せえ」と私にキーを渡した。普通に考えれば長旅で空港に着いた人に運転せよはないが、助手席に乗せてくれるより、友が「相変わらず運転うまいのぉ」と運転が得意な私にかけた言葉が心に染みた。家に着いたら今度は車椅子の生活をしている親戚宅のベッドの移動。翌日は庭の木の枝切り。その全てがとにかく染みた。「単なる客」ではなく遠慮のない友であり家族に近い存在として扱ってくれていることが分かったからだ。
本当に大切な人をもてなしたいなら、相手に気を遣わせないことだ。それにはまずてなす方が下手な気遣いをせず、「いつもの自分の時間と空間に相手をいさせてあげる」ことが何よりなのだ。
先日の徳之島はわずか1日半程度しかいられなかったので道路にはみ出した植木を切ることができなかった。次に行ったら友はまた車を運転せえ、木を切るのを手伝ってくれと言うだろう。
友が大阪に来ることがあったら、私がいつもいく安くてうまい中華店に一緒に歩いて行こうと思う。ま、餃子の一人前くらいは奢ってやろうかな。
「インドでお世話になった家では、最初にまず掃除を覚えなさい、と言われた」(ちょっと記憶が曖昧だが)
と言っておられた。お客さんとして迎えるならお茶を出して迎えればいいが、家族に近い存在として迎えるなら普段自分たちがしていることをしてもらおうと思う、ということのようだ。
この話を聞いてストンと腑に落ちたことがある。
今年、私が徳之島に行った時のこと。数年ぶりに会った友は、「お前、車運転せえ」と私にキーを渡した。普通に考えれば長旅で空港に着いた人に運転せよはないが、助手席に乗せてくれるより、友が「相変わらず運転うまいのぉ」と運転が得意な私にかけた言葉が心に染みた。家に着いたら今度は車椅子の生活をしている親戚宅のベッドの移動。翌日は庭の木の枝切り。その全てがとにかく染みた。「単なる客」ではなく遠慮のない友であり家族に近い存在として扱ってくれていることが分かったからだ。
本当に大切な人をもてなしたいなら、相手に気を遣わせないことだ。それにはまずてなす方が下手な気遣いをせず、「いつもの自分の時間と空間に相手をいさせてあげる」ことが何よりなのだ。
先日の徳之島はわずか1日半程度しかいられなかったので道路にはみ出した植木を切ることができなかった。次に行ったら友はまた車を運転せえ、木を切るのを手伝ってくれと言うだろう。
友が大阪に来ることがあったら、私がいつもいく安くてうまい中華店に一緒に歩いて行こうと思う。ま、餃子の一人前くらいは奢ってやろうかな。