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僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

欲望の力

2006-05-02 | Weblog
ブッシュ大統領が拉致問題で動き始めた。
何十年間も頑張ってこられた拉致家族の方には待ち望んだ瞬間やったことやろう。
ブッシュさんには支持率低下という背景があり、拉致問題が人気回復の格好のネタやったことはみえみえやけど、こういう時には動機なんてどうでもよくて、事態が解決に向かえばそれでいい。というか、こういう時でなくても、目的を達成さえすれば、動機なんてどうでもええんとちゃうかな。
たとえば、医者になりたいと思ってる人の、「大切な人の命を助けたいから」という純粋な動機は、まず金の問題に直面する。その後も、ハードな小児科や産婦人科は嫌だの、なるなら、ミスしても患者が死亡することのない歯医者がいいだの、と様々な現実の“純粋な”問題に洗われて、動機は皮が剥がれ、どんどん不純と呼ばれるようになる。
結局、純だろうが不純だろうが、刹那的な動機は、継続的な「欲望」のスタート用ロケットにすぎん。欲望がスタートしてしまえば動機というロケットは切り離す訳やから用はない。目的地に着くまで、あとは欲望を飛ばし続ける燃料さえあればええ訳や。
ということでブッシュさんには是非拉致問題という燃料で目的地まで行ってほしいもんやね。
そう考えると、ブッシュさんの、あのそっくりさんとの寸劇、評判が気になるな。もし、人気が回復でもして、燃料いらんようになったら困るやんか。