恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

10.雨音

2008年01月31日 | 雨の物語
 傘を2本持って駅の改札口で彼は待っていた。  午後から雨が降るとニュースで言っていたが、朝から晴れていたので傘を忘れたのである。  見事に天気予報は当たっていた。  土砂降りとまではいかないが、結構な雨の量である。  家にたどり着くまでにはびしょ濡れになること間違いなしである。  「待った?」  「いや。そんなに待ってないよ。」彼は惚けている。私と違い時間に正確の彼は、20分前には必ず行動すると . . . 本文を読む