11.麻雀 2016年07月07日 | 夏の物語 ジャラジャラジャラジャラ。麻雀牌を混ぜる音が部屋中響いている。 ケンジとツナヨシとカズと私で、麻雀をしていた。 銀色の灰皿が潰れたタバコでいっぱいになり、ツナヨシが缶コーヒーの缶に吸った煙草を押しつぶすように入れた。周りは、煙で充満していた。 くわえたばこで、「ポン」とケンジが叫んだ。その後、隣に座っていたツナヨシがリーチ一発とつぶやいた。 「やられたー。」ケンジがリーチ棒を横で投げるよ . . . 本文を読む