20.可惜夜 ~あたらよ~ 2022年06月25日 | 若い恋 居酒屋で友人たちとちょっとした集まりがあり、話していると、カウンターにいた先輩が「ちょっと店が忙しいので、駅に妹を迎えに行ってくれないか?」とバイクの鍵を渡した。 集団はあまり好きではない。その事を察してくれたのか、先輩が気を利かせてくれたのかもしれなかった。ドアを開けると、葦簀の間から南風が吹き込んできた。 外に止めてあったバイクに乗り込む。二人乗りでヘルメットも2個ついていた。 妹は確 . . . 本文を読む