恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

20.夢花火

2008年07月17日 | 夏の物語
 君と逢えるのはいつも夢花火。  誰もいない静かな海。その上を舞う花火。  パーと咲いて、散っていく。一つずつがまるで僕の恋みたいだ。  君はピンクの爽快な浴衣を着て、綺麗な夜空を見ている。花火の光で時々君の首筋と横顔が見える。  僕は横顔が好きだ。  ずっと見ていても飽きない。花火なんかよりも君のその姿が何よりも美しい。  もうすぐ目が覚める。  君と逢えるのは、一時の時間。  夢の中だけ。   . . . 本文を読む