今夜はクリスマスイヴ。
亜子は、彼氏もいなく、一人暮らしの部屋で、ただクリスマスを過ごすのが寂しくて、前もって仮装パーティのチケットを買っておいた。
駅前のトイザラスで買ったサンタクロースの帽子をかぶり、赤い服を着て会場に入った。
パーティ会場には、真ん中に大きなツリーが飾られてあり、色とりどりのイルミネーションが光り輝いている。
その隣では、古いラジオがあり、陽気なDJが「ワムのラスト . . . 本文を読む
深夜、3時。皆が寝静まってから俺達の仕事がある。
道路の下で、下水管を通す為の穴掘りだ。大きなライトで照らし、穴全体を映し出している。その間、交通誘導員が道路工事の隅に立って、車を誘導している。
この寒い中、軍手をしているが、氷のように冷たい。
休憩中の唯一の楽しみが、コンビニで買って来た肉まんとホットコーヒーだ。
現場の人たちが手を休め、無邪気に話しながら、食べる肉まんとコーヒーは最高 . . . 本文を読む