10.ギャンブラー 5 2006年06月22日 | ギャンブラー BARの店内は、長いカウンターがあり、初老のマスターがグラスを拭いていた。 グラスの音がキュキュとしていた。その中をクラッシックが流れていた。モーツアルトだろうか。中学生の頃音楽の授業で聞いた事があった。 俺は、こういう場所が落ち着くなと思った。クラブという場所は、俺には合わなかった。 あれから、ミドリはどうしただろうか。あの男から変な事されていないだろうか。少し心配になっていた。 俺が考 . . . 本文を読む