山歩きと山野草

花の名前を覚えたら、山歩きは楽しくなるかなあ・・・・・・・
知ってる花があったらコメントをヨロシクです。

勘違いの相手

2008年08月28日 | 樹木_山地

【 ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) 】 ツツジ科ホツツジ属

てっきりこの花を「アカモノ」と勘違いして、一緒に登った連中にも、そう教えていました。ネットで調べていたら、ちょっと違うぞと感じて、やっといきついたのがこの花の名前です。ちょっと自信がないのは、ネットで紹介されているこの花の色はほとんど白い花です。しかも、花びらが後ろに反り返っているんですね。同じ株の木の中に反り返った白い花がありました。間違いなく「ミヤマホツツジ」だと、思って書きました。
若い芽ではピンクで、咲き乱れると白くなるのではないかと思っています。

葉の形、蕾の形、咲いた花の形で判断すると、マチガイナイと思っているんですが、こんだけ赤い蕾はネットでは発見できませんでした。

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勘違い!

2008年08月26日 | 樹木_山地

【 アカモノ(赤物) 】 ツツジ科シラタマノキ属

危うくピンクの『ミヤマホツツジ』の花をアカモノと紹介するところだった。アカモノだから当然「赤色」と考えていた。ピンク色の花の蕾をアカモノと勘違いしてました。
ネットで調べたら、アカモノの花は白い花だったんですね。こちらも写真は撮っておいたんでハッキリしました。何でアカモノが白い花なんだろうと考えていたら、アカモノの名前の由来は、「赤桃」が濁ったものだそうです。実は確かに真っ赤な実がなります。味は桃の味でもするんでしょうかね??。

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関東以西の野生の百合

2008年08月24日 | 草花_山野草

【 ウバユリ(姥百合) 】 ユリ科ウバユリ属

九州の山では、今の時期には何処へ行っても普通に見られる花です。何かちょっと可愛そうな感じの花の名前ですが、名前の由来は、花が咲く頃に葉(歯)がなくなってしまうということから付いた名前だそうです。駄洒落みたいな感じですが、こんな事で名前が付けられるんですね。
花が終わった後の実は、活け花の材料に使われる事が多いようです。

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ユリの王様

2008年08月23日 | 草花_山野草

【 ヤマユリ(山百合) 】 ユリ科ユリ属

これが野生種と思うくらい豪華な花です。大きさもユリ科の中では最大で、発芽から開花までは5年もかかり、古株ほど沢山の花をつけるそうです。安達太良山の麓のツツジの花壇の中から顔を出していました。近畿地方以北の山に自生するようです。

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物騒な名前

2008年08月20日 | 草花_山野草

【 シナノオトギリソウ(信濃弟切草) 】 オトギリソウ科オトギリソウ属

これも飯豊連邦や西吾妻山のあちこちに見られました。オトギリソウは、以前紹介したような記憶もあり、名前はすぐ分ったのですが、雄しべや雌しべがビヨウヤナギのように飛び出しているのが気になっていました。調べていたら、やっぱり九州方面で見られるオトギリソウとはちょっと違う事がわかりました。

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名前の由来 : 名前を漢字で書くと、「弟切草」とちょっと穏やかではない。しかし、この字の通りに、薬草としての秘密を漏らした弟を兄が切り殺したことによるのが、所以だそうです。

花言葉 : 「恨み」「秘密」

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絶滅危惧種!

2008年08月18日 | 草花_山野草

【 ヒメサユリ(姫小百合) 】 ユリ科ユリ属

キスゲが茂ってる中で、ピンクのキスゲが・・・・と、ビックリしました。
そのキスゲのお花畑を写真撮ってる人が「いや~!ヒメサユリだ!。」と言われているのが聞こえた。なるほど、これがヒメサユリかと納得でした。
ネットで調べていたら、飯豊連邦や吾妻山周辺しか群生しない絶滅危惧種だって。
久しぶりに絶滅危惧種の花に出くわした感じがしました。

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無責任なオヤジ

2008年08月17日 | 草花_山野草

飯豊山・剣が峰

下山途中(笹平付近)で、中年の夫婦と若い青年と中年オヤジさんの二人組と何か言い合っていた。そこを通りかかった時に、中年夫婦の女性の人が声をかけてきた「どう思います。この二人、登山口を朝8時に出られて、5時間かけてここに着いたんですって。上に登るのはムリだと言ってるとこなんですよ。」
登山口から笹平までは、ゆっくり歩いても2時間30分がいいとこだろう。それを5時間かかっていると言うのだ。若い青年と中年オヤジさんの方をみたら、荷物はすべて若い青年だけが持っていて、中年オヤジさんの方はリュックさえも担いでいない。
好ましい格好じゃない。
「私は、山登りどころかハイキングもした事ないですよ。ここにくるまで足がつってですね。でも仕事でいかなければならないんですよ。今日は三国小屋までいければいいんです。」
話を聞いたらますます呆れた。当然、みんなで下山を薦めた。
それでも悩んでいるようだったので、判断は当人に任せて皆んな下山した。

私達は下山後、川で体を洗い夕食の準備を・・・車でビールを買いに、そしてビールで乾杯して飲みはじめた。周りは暗くなりかけていた。そこへ中年オヤジさんが下山してきて挨拶にきた。
「青年に上に登ってもらって、私は下山しました。下山してヨカッタです。今までかかりましたよ。」
そして仕事の内容とか聞かされたけど、仕事とは言え、青年を登らせた事が気になってました。仕事ならガイドを雇うとか、登山経験者を募ってやらせるのが本当だろうと思った。
剣が峰、山慣れた人にはなんでもないけど、初心者にはちょっと厳しいかも・・・・・下山は特にね。

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【 ミヤマシャジン(深山沙参) 】 キキョウ科ツリガネニンジン属

ひょっとすればあれが『ハクサンシャジン』だったのかもしれませんが、途中で見たのは、九州あたりでもよく見かけるセイヨウシャジンだった気がします。こちらの『ミヤマシャジン』は、九州の山ではほとんど見ないので珍しい気がしました。

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TV撮影

2008年08月12日 | 草花_山野草

【 飯豊山山頂(2105.1m) 】

山頂に不思議な一団が・・・・・・。山に登ってきたスタイルが、ちょっと違う。大きなカメラにマイク等々、登山に必要ないようなものを担ぎ上げてきていた。テレビ局だった。年末用の撮影をするという事だった。数百メートル離れた場所に、山登りのスタイルをした一団が待機していた。カメラの準備が出来ると、監督さんが「準備OK」と大声で叫んでいた。撮影される側のスタッフの面々が、雪渓をゆくりゆっくり登ってくるのが見えた。

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【 ホソバノキソチドリ(細葉木曽千鳥) 】 ラン科

本来、木曽の地域に植わっているからキソチドリ、白山の地域に植わっているから白山○○等と名前がつくのだと思っていたけど、結構、違った地域にある花でも、別な地域の名前がついた花が多くあるように思った。

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雲海と磐梯山

2008年08月10日 | 草花_山野草

飯豊山切合小屋キャンプ場より雲海の磐梯山を望む

8月4日の御来光のちょっと後の光景です。雨・雨ときてちょっとテンションが下がり気味だった気持ちを吹き飛ばすように、御来光、雲海、そして山頂では360度の大パノラマが・・・・・・・・。やってきてヨカッタなあ!と言った気持ちになれました。

雲海に 山近々と 見ゆるなり 

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【 ヨツバシオガマ(四葉塩釜) 】 ゴマノハグサ科シオガマギク属

昔、トモエシオガマを見たときに、花が卍型になっているのが珍しかった。花と葉はは似ていたので『シオガマだな』とは思った。すれ違う登山者に、この花の名前知りませんか?。と尋ねてまわった。ヨツバシオガマと聞いて、やっぱりかとりかいできた。前日までの雨の性か、それとも時期的に終わりが近いのか、花びらがうなだれていてアップに耐えそうではなかった。

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えっ!ここが山頂!!

2008年08月07日 | 草花_山野草

西吾妻岳。前半はずっと雨だった気がしたけど、新めて写真を見ていたら雨は降っていなかった。ただガスって眺望はほとんどなかったように記憶している。雨の音は確かに聞いたので、雨降っているときは林の中を歩いていたのかも・・・。
林を抜けちょっと開けた木道に出ると、山頂が近いことを感じてワクワクした。その木道からしばらく歩くと道標があった。登山道途中の道標だろうと考えていたけど、よく見ると『吾妻連邦最高峰 西吾妻山 標高2035米』と書いてある。ひょっとして、ここが山頂か?。と、藪に囲まれた中で、天気が良くても眺望はよくない事が分かった。ちょっと拍子抜けした気分で、山頂の記念写真を撮る。

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【 ヤマハハコ(山母子) 】 キク科ヤマハハコ属

以前、北アルプスに登った時に教わった花だった。感動した中で見た花の名前は、結構覚えているもんだなあと思った。ハハコグサは花は黄色で春の七草のオギョウの事である。そのハハコグサに似ていてヤマに咲くのでヤマハハコというのだそうです。

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磐梯山「弘法清水小屋」

2008年08月06日 | 草花_山野草

安達太良山登山を終え磐梯山へ。もうぼちぼち山頂も近いかなと思われる頃、山小屋の建物が見えた。小屋の中には、花の写真が10枚程度飾られていて、ちゃんと名前も書いてあった。数点は、今写真に収めてきた花だった。赤いタンポポや小さい小オニユリみたいなものをを発見して、ワクワクしていたら赤いタンポポは『コウリンタンポポ』、ユリは『クルマユリ』と名前が書かれていた。花の写真を食い入るように見つめていたら、小屋の女将が輪切りのキュウリをつまみにコーヒーを入れてくれた。親切な女将の好意に応えるために、バンダナでも買おうかと思ったら、サイフを車の中に置いたままでした。

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クルマユリ(車百合) ユリ科ユリ属

花の色や模様は小オニユリに似ていた。そして、花はユリとして見ると、かなりの小型だった。クルマユリと名づけられていたので、花が輪生しているからかと思っていた。ネットで調べてみたら、葉が輪生しているところかから付いた名前だそうである。他の写真を探してみたら、葉が輪生していた。間違いなくクルマユリでした。

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想いでの花

2008年08月05日 | 草花_山野草

初日のキャンプ場では、テントを張り終ええると同時に激しい雨と雷に襲われる。激しく降ったかと思えば、傘で散策できるほどの小降りになった。予想はしていたけど、雨は憂鬱だ。
翌日、予想通りの雨と雷の中をもくもくと安達太良山の山頂を目指す。
オトギリソウやミヤマゼンゴ、シャクナゲの花をを見つけるが、思い切って花を撮る余裕はほとんどなかった。

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ウスユキソウ(薄雪草) キク科ウスユキソウ属

30年ほど前、海外遠征の山の土産として買った、エーデルワイスの額入り押し花が、まさにこの花だったのを覚えています。ヒマラヤの土産だったか、韓国のウルサンロックの土産だったか定かではないけど、ボワッと白い雪を被った感じの花が、いかにも高山植物というのを感じたものでした。

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ちょっと長い山旅から・・・・・・・・

2008年08月04日 | 草花_山野草

帰ってきました。福島県の安達太良山・磐梯山・西吾妻岳、新潟県の飯豊山とちょっと長い山旅に出てました。一昨日、帰ってきましたが、まだ車の移動とテント生活の疲れが残っています。

写真:飯豊山切合小屋からの御来光風景です。

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山で出合った花。さすがにここまで出てくると、同じ山野草でもちょっと派手さが違うものを感じました。残念ながら、一つ一つを写真に収めるには時間が足りず、歩きながらバシャバシャと撮りまくりましたが、ピンボケ写真を沢山作ってしましました。

ハクサンチドリ(白山千鳥) ラン科ハクサンチドリ属

今回の中で、一番綺麗に感じた花です。花を大きくすると、花びらや顎がピンと上に反り返って気品を感じさせます。多分、ラン科の植物だろうと、発見したときはワクワクして写真を撮りました。やっぱりラン科だと分ってちょっと嬉しい気持ちです。

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