言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「宣伝なんてしたことがない」看板も名前もないお店

2012-10-27 09:30:49 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


朝から曇っていまして、何だか今にも雨が降り出しそうな、そんな雲行きです。

昨日は雲ひとつないという形容もできるほどの秋晴れでしたので、何だか今朝の雲行きは唐突な感じを受けますが、これが自然なんですね。



「宣伝したこともない」というそのお店は看板もありません。
(ご夫婦とその息子さんがやっている店で、看板類は、厳密に言えば、その社長と息子さんの業務のものはあります)

20年ほど前から徐々に、看板にある業務で外に出かけていく仕事が主になり、そうなると奥さんがお店の留守番をやることに自然となっていきましたが、何だか“癪にさわる”ので、自分の趣味のものを店に置き始めたのです。

看板の業務は電化製品です。
かつては街中にたくさんあった電化製品のお店です。

その電化製品も量販店にそのシェアをどんどん奪われ、消費者はそういったお店に見に行くことさえまれになっていきました。

そこで奥さんは、そういうこともあったので、どうせ展示しておいても売れない家電品のスペースを時間をかけて少しずつ少なくしていき、そのスペースに自分の趣味のもの、ファッション、雑貨を揃えていったのです。

そうして初めは、いわゆるだべりにくる友達からお客様が生まれ、今では市内だけではなく、近隣の地域にまで顧客の輪が広まっていったのです。

そういうお店を、昨日は訪問しました。

店名はS電機です。
でも店内に入ると、奥からテレビの音は聞こえてきますが、目に入るのは50代ぐらいの女性向けのファッションと小物、雑貨などです。

道路から店内を見る限りは、店名を見ないとブティックです。
でも外にある数点の看板は、すべて電機メーカーのロゴタイプとS電機という店名のものだけです。


奥さんは宣伝は今までにしたこともないそうです。
そもそも今でも、ブティックの店名がないんです。
でもS電機という名前で、女性向けファッションも販売しているお店です。

普通ならこういうお店は存在できません。
本当に趣味程度で終わってしまいますが、今では電化製品と同様に、きちんと商売として成り立っている不思議なお店です。


奥さんにいろいろ聴いてみました。
なるほどそういうことかと納得させられました。
もちろんその秘訣はここでは発表できませんが、今どの個店でもおかれているマイナス状況から脱するための知恵が、けっこうありました。

宣伝なんかしなくても、お客様はやってくるのです。
集客に毎日汲々としているお店のあなた、考え方を180度ひっくり返した方がいいかもしれませんよ。


さあ今日もがんばろう!

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