お茶屋で販売の仕事をしていると、実に様々なお客様に出会います。
ここのお茶が一番美味しいと言って買っていかれるかたや、今朝、急須を割ってしまったから緊急に購入したいと、急須を買っていかれるかた、お茶は自分では飲まないけど仏様には上げなくてはといって買っていかれるかた・・・他にも贈り物として、法事のお返しとして、などなど。
「美味しいお茶はどれ?」
っていうのが、一番訊かれることかもしれません。
そんな中、あるご夫婦がいらっしゃいました。
マスクをしていなかった記憶があるので、あれはコロナが拡大する前の事だったと思います。
70歳前後くらいに見えるご夫婦で、旦那さんのほうは引き締まった哲学者のような神経質のような風貌で、奥さんのほうは柔和な優しい感じのかたでした。
旦那さんのほうが、「ここのお茶、美味しい?」って言ってきました。
もちろん、美味しくなければ販売しませんけどね(笑)お好みがあると思うので、まず、一杯飲んでいただこうと、知覧茶をお出ししました。
旦那さんは、私がお茶を淹れている間、家では毎年1年分のお茶をまとめて買っているから、ここのが気に入ったらここから買うから、なんて言っています。
新しいお客さんが出来ることはうちとしても喜ばしいことですが、いろいろと言ってくる人って、私の経験上「買わない」人です。
旦那さんは、湯呑を受け取ると、まず香りを確認して慎重に一口飲んで、
「うちで淹れるのより濃いね」
と言いました。
確かに、茶葉を多く入れて、濃く出すようにしているので、そう言いました。
旦那さんは、納得したように頷きましたが、美味しいとも、美味しくないとも言わず、奥さんと内緒話を始めました。
それで私は、急須を洗い、飲み終わるのを待つことに。
何を話していたのかまったく聞こえませんでしたが、あまりいい答えは期待出来そうにない雰囲気でした。
旦那さんは、湯呑を私に返しながら、突然、
「ウーロン茶置いてある?」
って訊かれました。
前は、黒烏龍茶という商品が置いてあったのですが、売れずに廃番になっていましたので、そう伝えました。
すると旦那さん、ギラッとした目で、
「ああー、今、中国と日本は仲悪いからな、入ってこないんだろ」
って言うんです。
いや、それは関係なくて、ほんとうにあまり売れなくて・・・
と言っても聞いていなくて、「うん、そうだ、そうだ」って独りで納得したように呟くと、今度は急須を見せてくれと言います。
こちらですと案内すると、美味しく淹れられる急須はどれ?と訊いてきます。
出来ることなら、内側が釉薬を塗っておらず素焼きの状態のがいいですよ、お茶のカテキンと反応してまろやかに出ますから・・・と、伝えると、旦那さんは、一番安い、中国の工場で作った急須を手に取りました。
それは、中まで釉薬が塗ってある、急須の形をしているというだけのあまり良いものではありません。
私も思わず、「あ、それは中国茶器で、あまり良いものでは・・・」と言ってしまったんです。
すると旦那さん、またギラッとした半笑いの表情で、
「いや、中国だから悪いってわけじゃないんだぞ。ここはどこの急須を置いてあるの」
「常滑焼と万古焼、湯呑などは美濃焼です。中国の工場で作っている物も入ってきています」
「ああー、常滑焼ってのはな、格好ばかりで高くて大したことないんだぞ」
「・・・」
「いや、でも美味しく淹れられる急須の件は勉強になった。ごちそうさん」
って言って、何も買わずに行ってしまいました。
奥さんの声は一切聞こえませんでした。
私はちょっと、マズいことばかり言ってしまったかな?と、後悔する気持ちがありました。
何も買わないだろうことは、雰囲気で判ったのですが、何しに来た人たちなのだろうと。
そして、やたら「中国」に反応してて。
しばらく経ってから、突然、(日本人じゃ無かったのかな?)っていう思いが浮かびました。
在日の中国人!?
それなら、辻褄が合うんですけどね。
「今、中国と日本、仲悪いからな」
って言ってたけど、その認識、日本人と違うように思います。
正しくは、中国が一方的に嫌がらせをしてくるので、日本人に嫌われているのです。
尖閣にちょっかい出してきたり、嫌がらせが酷いのに、どうして仲良くしてもらえるなんて思っているんだろう。
気付いていたら、馬鹿なふりして言ってたのになあ。
単に、中国に思い入れのある日本人だったかもしれないですけどね。
他愛ない出来事でしたが、自分の中で引っ掛かっていたので、ちょっと記録してみました。







当たっていなくても、少なくとも
「日本が好き」という人ではないと思う
それにしても・・
間違ってそこに私が座っていたら
「ここのお茶は、いつで間違いないから安心して買えるわねぇ。」
多分一人で買い物に出ないので
嬉しそうに!!主人に話しかける😁
で、今更気が付きましたわ!みたいな顔をして
あら~~~、うちの急須、常滑だけど
じゃぁきっと、ここのお茶が良いからかしら
いつも美味しいって、お友達に褒めてもらってますのよと・・
ニッコリ笑って店主のキミーさんに話しかけちゃうかも😁
思わず想像して、真夜中に不気味に笑う女・・
今日は今年初のリハビリの同伴だったので
たぶん、疲れてるのよ・・私😓
歯を磨いて・・寝よう😩
常滑の記事に急須が出てきます😄
https://blog.goo.ne.jp/tibinekosan/e/74411542c6fcd4c80c33b7efaecdb60c
本当に、もう寝よう!
常滑市も制覇(笑)済とは、さすがtibinekoさん!
招き猫の焼き物もたくさん置かれているんですね。
右手を上げているネコさんはオス猫で、金運を招くと聞いているので、きっとがっぽり儲かっているのでしょう(笑)
いや、そんなことより、「美味しいお茶が淹れられる、魔法のような」急須!
そうなんですよ!
tibinekoさん、解ってらっしゃる!
鉄分を含んだ土で焼かれた常滑焼の急須は、お茶のカテキンと反応して、とってもまろやかで深みのある味を出してくれるんです。
万古焼も同じなので、私は万古焼の急須を使っているんですがね、常滑焼のも持ってますよ。
それをけなすなんて、なんにも判っていないと思いますね。
茨城県には笠間焼がありますけどね、残念ながら、常滑焼のように日本六古窯には入っていません。
それでも、野性味あふれるものから、洗練された現代風のものまで揃ってますよ。
日本の急須は奥が深いですね。
あら〜もやもやしますね、それ。
ほんと、その旦那さんの認識、おかしいですよね。
日本は中国にぜんぜん門戸を閉ざしていません。
経済的にも、文化的にも。
(これは統計ではなくて、肌感覚で、という話ですが😅)
中国が勝手に日本をひがんで
尖閣諸島を占拠しようとしたり、
処理水のことだの、日本人の勾留だの、数々の嫌がらせをしているんです。
次に活かしましょう!!
私も、あーあれもしかして、
なんで言えなかったんだろうということは多々あります。
でもこうして気づいたからには、
次はすぐ、あ、ひょっとしてって思えて
行動ができるんじゃないでしょうか。
特にキミーさんのような、よく気がつく人ならね。
久しぶりのご訪問、有難うございます。
きっといろいろ毎日大変でしょうね。
ああ、ごめんなさい、もう行かないと。
わたわたしたコメントで恐縮ですが、
キミーさんのご多幸を願っています。
お忙しいまかろんさんのことだから、このお返事も、もしかしたら読みにはいらっしゃれないかもしれませんね。
でも、いつでもいらしてくださいね。
そのご夫婦は、一度きりで、そのあとはまったく来店されていません。
別にそれはいいのですが、あの時は、重要な機密情報を中国に渡してしまったかのような、しまった!って気がしましたよ(笑)
中国の茶器がどういうものかは知りませんが、高いものもあるのでしょうね。
美味しくお茶を淹れられるかどうかは判りませんが。
確かに、中国が、無実の日本人にスパイ容疑をかけて捕まえたり、原発処理水を汚染水と呼んで海産物の禁輸をしたり、嫌がらせの数々をしなければ、それなりにお付き合いも出来たと思いますが・・・あ、それでも無理かも(笑)
民族性がねえ・・・
そんな日本人の気持ちを、在日であってもちっとも理解していないのだと思う。
だから、あれだけの嫌がらせが出来るんですね。
まかろんさんが仰るように、次に備えます。
皮肉の一言も言えるように(笑)
コメントありがとうございました。
お元気でいてください。