田んぼ遠足

幼稚園の親子遠足、去年までは「アンデルセン公園」や「葛西臨海公園」とフツーでしたが、今年は田んぼでの“田植え”となりました。
お母さんの間では、「え～、田植え！？親も泥んこはちょっと・・・」なんて声もあったかなかったか・・・でも、ケロッタ的にはとっても楽しみな企画でした。

家でも「田んぼ遠足、楽しみだね～。」と話していたら、クータが「僕も行きたい！！」。
去年は、年長さんだったクータだけが田植え体験して、その楽しさを知っているのです。
ということで、遠足に先立った5/6の「田んぼの学校」（自由参加の家族向けイベント）と5/9の「クラス親子田植え遠足」の両方に参加することになりました。

都内からほんの30分ほど離れたところに広がる田園風景。
そこに、幼稚園が借りている田んぼがあります。
完全無農薬、ほとんどの作業を人力でこなして、理事長先生が手塩にかけている田んぼには、元気なカエルやアメンボがいっぱい。
裸足で入ることができるのも、薬品を使っていない安全な田んぼだからです。


幼稚園の保育方針のひとつに「自然から学ぶ」というものがあるのですが、私達の生活を支えている田んぼ、生き物でいっぱいの田んぼは最高の教室。
ここでの実体験を通して、命の尊さを学ぶことができます。（担任の先生のお話より）

実際に、田んぼで田植えをして感じたことは・・・ひとことで言えば「気持ちいい！」。
土の感触も苗の瑞々しさもお日様の光も・・・五感全部で自然を体感。
でも、泥の中に踏み入れる最初の一足は、けっこう勇気が要ります。
ひざ下ほどの深さまでズブズブ・・・、底が見えないからドキドキ。
年中・小さんの中には入るのを怖がる子がいるのも当然。
でも、いったん入ってしまえば、トロッとやわらかい泥の感触が快感！？

これ以上はない豪快な泥遊びに夢中になって、ダイブしたり全身浸かって泳いでいる子も。
微笑ましい光景ですが、近くによると泥しぶきの被害にあうので大変。


泥遊びだけではなく、ちゃんと田植えもしました。
一列に並んで、紐で示した印に合わせて一斉に植えていきます。
か細い苗を泥に差し込むだけなので、なんだか心もとないけど、自然の力がきっと豊かな実りへと育ててくれるでしょう。

楽しく遊んだ後は、泥まみれの子供達を洗い流し着替えさせるのもひと仕事。
なんだか、泥大根とかごぼうとかを洗う気分です。
大騒ぎしながらも、なんとかこざっぱりしてお弁当タイム。
農作業の後のお弁当、特にお米のおにぎりは美味しかった♪

貴重な体験と楽しい思い出とたくさんの汚れ物のお土産ができた遠足でした。