私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

2018.2.28レッスン…ピアニストの手

2018-03-02 23:06:55 | ピアノレッスン
アルペジオ部分は両手で弾くことになりました。
片手で弾く方が良いかな?と思っていた所も、混乱を避けて両手でということになりました。

前日に母にも聴いてもらったんですが、いつもは何か弾いても「私、良く分かんないから~。」って言っていたのに…。
アルペジオを片手と両手で弾く違いは即答で「何か分かった。」って言っていました。
両手の方が良いって、そのくらい違ったんですね。

右手のアルペジオは決まったんですが、左手のアルベルティバスの部分が上手く弾けません。
親指の力を抜くことがポイントみたいなんですが、やっぱり左手の親指が硬い。
音型も弾きにくいし、他の指も弱いので、親指がそってしまったり、拍が取れなかったり…。

先生に私の親指の付け根を触っていただいたのですが、「う~ん、硬いね~。私の手を触ってみて。」
先生の差し出した手は細くて長くて関節がしっかりとしている感じです。でも、触ってみたら想像していたのと全然違いました。
あれ!?ふにゃふにゃだ~\(◎o◎)/
先生がピアノを弾いていらっしゃる時は筋肉がくっきりと見えるんです。なのに力を入れていない状態では筋肉はどこ?って感じ。
思わず「え?え?先生?筋肉は?」と触りまくり…。
先生「ありますよ。ほら。」力を入れるとクリっと硬くなる。

何で~?先生はスレンダーな方なのでお肉が少ないからなのか?私と違って…。
最近、仕事で使う手袋が以前よりキツキツになってきたので、筋肉が鍛えられてきたのかな?なんて、ほくそ笑んでいたんですがね。
そんなことよりも、指や手がいかに柔軟に動くか、支える関節が強いか(私の親指はマムシです…)など…、問題点はたくさんある。
左手の親指の付け根の硬い感じ…マッサージで何とかなりませんかね?って質問してみたら…。
先生「さ~?私はマッサージに関しては分かりません。」

ピアノを弾く手にはもちろん大きさや形など個人差が大きいと思いますが、あのふにゃふにゃ度には驚きました。
以前、96歳を超えたピアニスト、室井 摩耶子さんがインタビューの中で確か「ピアノを弾く手はふにゃふにゃなのよ。」っておっしゃっていた言葉を思い出しました。
可能であれば、他のピアニストの手も触ってみたくなりました。

それにしても、私のこの問題だらけの手でどうやって、ベートーベンピアノソナタ31番第一楽章を弾くのか?
それが問題なのだ。


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