BIOHAZARD 5 以降はゲームもせずに放置状態だった PS3に Linux (Yellow Dog Linux 6.1)をインストールした。
高価なマシンを使わずに置いておくのももったいないし、連休中に HDDの換装に使える Transcendの 64GB SSDの中古品を見つけたのだ。
(個人的には、自分が道具として使うコンピュータに HDDというものは出来るだけ使いたくない。容量が減ってでも SSDなり CFなりの半導体ディスクを使いたい、という主義)
インストールは、正直しんどかった。
できれば正直 HDDの換装とかはせずにSSDを外付けにしてインストールしたかったのだが、そうもいかなかった。とにかく手順を端折る事が出来ず、ファームウェアアップデートに始まり PlayStation Networkへの登録、HDD(ゲームデータ)のバックアップと一通りの手順を踏んだ。
今、PS3に繋がっているのはハイビジョンでもない、D1端子があるだけの普通のSONYのトリニトロンTV。
注意点。
・最新のYDL 6.2はインストーラにバグがあり、SD画質でテキストベースでインストールを行うと、bootドライブにカーネルを置かない。よって、インストール後に起動しない。
そのため今回は YDL6.1をインストールした。
・SD画質でインストールを行うと、起動後もコンソール(テキスト画面)でのログインになる。
(個人的にはその方が都合が良い)
さすがに、SDの480iのままだと、Xを起動してもデスクトップが狭くてしようが無い。
576x384しかない。長年 VGA (640x480)の ECHOS26cを愛用した自分でも、さすがに無理(笑)
そこで、ps3-video-modeと fbsetを使ってデスクトップを少し広げた。
640x445まで広げることが出来た。
VGAより一回り狭いぐらいの感じ。見てのとおり、せせこましいのは確かだが、十分に使える。
gnome-terminalや xtermでは、思ったようにフォントの設定が出来なかったので、rxvt-unicodeをインストールした。
これで akagiフォント(もともとはHP100LX用)を使うと、解像度の低いディスプレイでも相当に使いやすくなる。
PS3 Linuxを揶揄して「テレビで使えるというだけの Linux」と言われる事がある。
それは、かなり素晴らしい事なんじゃないかと思う(笑)
テレビで使えるパソコンなんて MSX以来の10何年ぶりだ (^_^)
ちょっと触った感触としては、十分すぎるぐらい高速で快適。
デスクトップが小さいのがメモリ節約に有利に働いている模様。
ThinkPadの KNOPPIXから rloginすれば、ThinkPad上の Xで表示させるなりなんなりは出来るので、デスクトップの小ささはそれほど問題ではなかったりする。
とはいっても現在はハイビジョンTVに繋いでいないので、PS3ハードウェア本来の高品質な表示能力が生かせないのが残念ではある。
それにしても、よく動く。
「PS3 Linuxは遅い」と言う人らは、普段どんな化け物マシンを使っているのだろうか(笑)
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