前回からの続き
というわけで、バックマスター(のパッチモン ^_^;;;)のカイデックスシースをオーダーすることにした。
つくって頂いたのは、シャチダイビングスクールさま。
製作者の魚虎さんは「ダイビングに使う」ことを前提にカイデックスシースを製作しておられる。
(文字化けするため、しゃちさんのお名前を「魚虎」と表記させて頂きました。正しくは漢字一文字の「しゃち」です。何卒御了承ください)
自分は潜りは全くしないのだが、ホームページの画像を拝見してバックマスターに似合いそうな雰囲気があったこと、制作費用の目安を明記されておられることなどから、シャチダイビングスクールさまにお願いする事にした。
数回、メールにて打ち合わせた後、仕様が決まった。
特注した点は二つ。
腰の後ろに横向きで装着できるようにベルトループをもう一つ設ける事。
バックマスター名物の「アンカー」を収納するホルダーを設ける事。
ナイフから直接、成形されるそうなので、バックマスターと装着するベルトを一緒に発送した。
約2週間後、完成したとの一報があり、送って頂いた画像で「O.K.!!」を出した後、発送して頂いたのだが・・・・・
黒猫の不手際により破損した状態で届いたのはこの記事に書いたとおりである。
結局、造りなおして頂く事になった。
ここで思い切ってヒルト部分に設けた「ロック」を無くした状態で造りなおしてもらうことにした。
一度目に届いた時点で試した所、とてもピッタリとフィットしていたので、ロックが無くとも抜け落ちる心配は無いと判断したのだ。
また、ロックを無くした方がヒルト周りが強調されて「よりバックマスターらしくなるのでは・・・?」と思ったのだ。
出戻りして約2週間後、今度は無事に届いた。
開封して、眺めて、納得。
アンカーを装着した状態で納めると、バッチリ決まっている。やった。思い切ってロックを無くしたのは正解だったようだ。
「災い転じて福と成す」
魚虎さんには二度手間をお掛けする事になってしまったが・・・・
カイデックスのテクスチャ、ステンレスのボルト、バックマスターのサンドブラストの地肌。
これらが相まって、なかなかにいい雰囲気である。
古典的サバイバルナイフとも、現代タクティカルナイフとも違う、「野外道具」としての魅力とでもいうのだろうか。
ナイフの収まり具合も申し分ない。ブレードとカイデックスの摩擦で保持しているのだが(拳銃のホルスターでは「フリクション ロック」と呼ぶ方式)、カシッと定位置で保持する手ごたえがあるので心地が良い。
ただし、魚虎さんも指摘しておられるのだが、バックマスターの重量がかなりあるため、腰の後ろに横付けした場合、ロック無しでは抜け落ちる可能性が無い訳ではない。
しばらく室内で付けて動きまわってみた所、そのおそれは少ないと感じたが、これだけはフィールドに出てみないと結論は出来ない。
もし、脱落するようなら、ヒルトを引っ掛ける「ソング」をパラコードか太目のラバーコードで設けようかと思っている。
しかし・・・・
しばらく試用(試着?)して実感した。
バックマスターは左腰に立てて吊るすのが正解。
自分は屋外でカメラを持つ場合などは(必要ならば)腰の後ろにナイフを持つ。
左腰あたりには他の機材を持つし、右腰にナイフを着けたらカメラにぶつける可能性が高いからだ。
カメラなどを持たず、右腰にナイフを付ける場合は、右腰真横か右腰の後ろに持つ。
左腰にナイフやマルチツールを着けたり持つ事はまずない。
「右手で抜いて右手で使う物は右腰に着ける」これが自分の主義。
だが・・・・
バックマスターは重い。そしてデカイ。
これを右腰に着けたらさすがに動きの邪魔になりそう。
右腰後ろに立てて着けるか、腰の後ろに横付けで着けるのは、悪くない。
だが、最も動きの邪魔にならず重さも感じないのは、左腰に付けた時。
抜くのも左腰が一番楽。
左腰なら右手で抜くも良し、左手で抜いて右手にスイッチするも良し、そのまま左手で使うも良し。
続く
シャチダイビングスクールさまのホームページ
http://www.shachi-ds.com/
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