DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

メタボリックシンドロームについて

2006年06月04日 | 今の医療について
ちょっと前から厚労省より
メタボリックシンドロームについての警鐘が頻発している。
これは何を意図しているのだろう?

先日馬鹿役人の講義を聞いたときにどうも腑に落ちず
引っ掛かっていたのだが、
どうやら最近意図するところが見えてきた気がしてきた。

この時期に大々的に宣伝をするのは
役人の常套手段の
注目されては困るものから目をそらすという目的のようだ。

先日述べたように
今回の医療制度改革(参考)は明らかに
病院つぶし、患者切捨ての改悪なのだが
同時にメタボリックシンドロームを掲げることで
目をそらして反論を避ける目論見のようだ。

大体このメタボリックシンドローム自体全くでたらめの概念で
(関連はありそうだが実証されていない)
国民全体を無意味に恐怖に陥れ
薬剤の乱用を促す最低のプロパガンダである。

定義などについては→メタボリックシンドロームの定義を参照してください。

この中のウエスト径85cm(男)というのがミソ。
テレビで言っていたが
紳士服売り場で最も売れているウエスト径が85cmあたり。
かくいう私も、もちろんオーバー。
もちろんこれだけで条件を満たすわけでないが
中年男性の半数が異常になる項目を入れること自体変な話だ。
(ちなみに米国は102cm以上)

私は整形外科医で専門ではないので
内科開業医のお勉強日記
というブログを見ていただくと詳しく説明されています。

ちょと頑張ってまじめなこと書いたら
また熱が上がってきてしまいました。
休養休養っと・・・。

明日も日経寄り天かな?