CB250,CB350の5速ミッションにCB250Tの6速ミッションを移植できるか?
CYB350のRSCキットに6速ミッションがあった。前回ブログで紹介した。
CB350とCB250Tと変速比を比較した。
CYB350 1速/6速 =1.850
CB350 1速/5速 =2.614
CB250T 1速/6速 =2.890
CB250T 1速/5速 =2.832
1速から2速 2速から3速 ・・・の切り替え時の平均比率をAveRatioとした。CB250Tの6速のレシオは他の5速に比べクロスしていることがわかる。何が何でも移植しなければならない。まずはギアの寸法を調べた。
CB250Tのエンジンは分解したこともなく感で合うであろうと言う予測からオークションでミッションのみを購入した。
CB350の5速ミッション CB350Tの6速ミッション
ドライブギアーとドリブンギアーの軸間距離はほぼ同じである。CB250とCB250Tでローギアの大きさを比較した。CB250は17歯と40歯がかみ合いCB250Tでは16歯と40歯であり軸間距離はピッチ円から計算すると1mmCB250の方が大きい。左右のベアリング間が8.5mm6速ミッションの方が広いことがわかった。ローギアは同じ枚数であった。キックも使えるような気がする。ただ カタログの減速比が2台で違うのは納得いかない。ドリブンドライブとも同じだったからだ。クランクケースは8.5mm広げなければならない。大改造になること間違えなし。複雑な改造ほどやる気が出るのです。またシフトフォークとドラムが大きく違う、5速の方はシフトドラムから直接3個のシフトフォークがでているが6速の方は10mmの軸に2本のシフトフォークがついておりCB350のケースには軸を取り付けるスペースがない 。そのため5速ミッションと同じように3本ともシフトフォークをいれてギアを動かすことにする。シフトフォークの改造が必要となる。
8.5mm狭いため切断して広げて溶接で付けることにする。
左CYB350 RSC6速キット 右CB250T6速ミッションの仮組
右ギアボックスは9.5mmの間隔があいていることがわかる。1mmは鋸刃の幅です。
改造が必要となるシフトフォーク 改造箇所として5速用のシフトフォークを改造する。カムに入る突起物の位置を変えるといけそうです。
クランクケースの改造は2個のケースを用意して一方のケースは、切り取り幅を8.5mm大きくする。後はTIG溶接でケースはできあがる。 シフトドラムの横ずれ防止用の溝のが10mm程度違っているためケースのねじ穴を埋めて新たにねじを作る必要がある。
クランクケースを溶接します。
下手くそな溶接ですが8mmワイドにすることに成功しました。
溶接するときの注意として絶対ずれは許されません
そのため合わせ面を板で固定、シフトドラムを入れてずれの内容に固定しました。溶接後のひずみもなくシフトドラムが回りました。
シフトドラムを入れてギアーの位置を確認しようとした。シフトフォークの方向が逆なのではずそうとしたが黄色いコードの部分のピンが抜けません逆さににして衝撃を加えても吸引しても隙間からエアを入れても無理でした。最終手段としてプラスチックのコード(草刈り機のプラスチックの歯)を瞬間接着剤で引っ付けて引き抜きに成功しました。 とれた瞬間すごくうれしかったので紹介しておきます。
このピンの位置がシフトのかみ合いを決めるために位置変更が必要なことが分かりました。
フライス盤で平らに削って穴加工する。この後7mmピンを入れるパイプを作り溶接します。
この後ギアシフトの動きを確認します。
旧車のバイクに一番似合うのはTT100ですね。パターンがいいですね。CB72 CB250 いい感じですよ。
DUNLOP(ダンロップ) バイク用タイヤTT100GP [3.50-18 56H] 3.50-18 56H TL 237765 | |
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レストア中のCYB350のダブルパネルとマッチングしています。