大江戸日記帳

ソウルから帰国して、人生で初めて東京での生活を始めました。きっと楽しいこともいっぱいありそうです。

スイス6日間大会第1日目

2006-07-27 23:11:58 | Orienteering
7/16(日)第1日目はいきなり3,000mがスタート地点。容赦ない設定である。参加者は、各自7日間有効のツェルマット周遊パスを配布される。これ2万円以上の価値があり、登山電車、ケーブル、ロープウェー乗り放題なのである。そして毎日指定された会場までそのパスを使って行くのだ。

初日は、登山電車でリッフェルバーグという2,500m地点へ。電車はマッターホルンを右手に見ながら、力強く登る。ツェルマットの街が小さくなり、そして深い森や滝を越える。森林限界をこえると、真っ青な空と、真っ白な山、そして緑の高原。素晴らしい!

駅前が会場。荷物を置き、ランナーはさらに電車に乗ってスタートへ向かう。最寄り駅はゴルナークラートという終点駅(3135m!)。そこから少し下ったところにスタート地点。空気薄いなあ。でも日差しが強力で暑い!(寒いと思ってフリーズ持ってきたのに今回の旅ではまったく不要)

私のコースはコース距離5,500m登距離 200m←これって平地のソウルと変らんやん。むしろ長い。恐ろしいなあ。スタートでチェックを受ける。笛なしではスタートさせてもらえない。万一のためである。

スタート直後はこんな感じ。久しぶりやなあ、こんなに細かいの。わくわくしながら走り出すが、息が切れる~。



足場はガレ場のようで、あまり歩測が使えない。先も長いので、ゆっくりとアプローチ。地図と現地を対応させながら。「へえ、こんなのが岩がけで」「この黒い点々はこんな走りにくいところなのか」など。そんなに走っていないのに汗が噴き出す。④までは遅いがノーミス。⑤でアタックがちょっと左に流れる。1分くらいミスったかな?

⑤からは厳しい中盤。じわじわとした登りが体に堪える。しかも足場は悪く、スパイクが悲鳴をあげそう!



途中の給水所で水を2杯いただく。うまいなあ。生き返る。簡単だと適当にアタックした⑧で30秒ほどタイムロス。くだらないミスだ。
登山鉄道を越えてしばらく行くと、下のほうに池が見える。日本人観光客に人気の池だと後から知る。ここからは、牧草のような地帯に入り、俄然スピードが上がる。こういうときが危険なんだよなあ、と警戒。上手く歩測ができるようになり、レッグ途中の地形を上手く捕らえられる。遅いながらも順調にこなし、いよいよ後半へ。



⑫へのアタック。やがて眼下に華やかな会場が見えてくる。音楽や放送が聞こえる。ああ、ここでそのままゴールできれば。。。コースを見ると、また会場を離れるヒドイ設定。重くなってきた体に気合を入れて、集中集中!少し歩測を多めにカウントしながらコンパスワークに最大限の注意を払って直進!目の前にコントロールが見えてくるのは最大の感激である。そして、なんとか1時間を切ってゴール!59:42 95位(約140人中)

ゴールでリベラ(久しぶり!)をもらい、心地よい充実感。苦しくも楽しかった余韻を楽しむ。ゴールで参加賞の帽子をもらう。

託児所では謙一郎が外人の子供たちに囲まれて泣いていた。まあ仕方ない。
ビールを飲んで、もう一度、電車に乗ってゴルナーグラートへ。氷河を楽しむ。



体がこんなに重かったのに、よく頑張った!
これなら明日以降、もう少し攻めることができたら、ちょっと期待できるんちゃう?と嬉しくなった。
(しかし、そう甘くはなかった。。。)









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