大江戸日記帳

ソウルから帰国して、人生で初めて東京での生活を始めました。きっと楽しいこともいっぱいありそうです。

スイス6日間大会第3日(苦闘編)

2006-07-29 15:07:32 | Orienteering
7/18(火)。ただただ打ちのめされた第3日。場所は、Trockener Stagというやはり3,000m地帯。ここはクラインマッターホルンという、Zermatt観光で乗り物でいける最高地点へのロープウェーへの乗換駅である。クラインマッターホルンは富士山より高いところにある。どうしても行きたかったが、5歳以下の子供は急激な高度変化に対応できないということで乗車できないので断念。


↑ロープウェーからツェルマットを見下ろす。

この日のテレインは少し風があり少々肌寒いが、日差しはきつい。スタートが遅く、お昼だったので走ると暑そう。ロープウェーから見ると、テレインは荒涼としている。ガレ場と岩と砂地と言う感じ。緑がない!

やる気はあるのだが、とにかく足の筋肉痛がMAXIMUM!登れない。
実は地図、今日だけは1:7,500だったが、知らなかったし、ゴールまでまったく気がつかなかった!知らないうちに集中力を欠いていたのであろう。



①なんとなくコントロール方向に進んでしまう。歩測は1:10,000の状態であっという間に行き過ぎる。集中を欠いていたようで、見える隣接ポストに駆け寄って番号を見てはため息。。。そしてやっと見つける。

その後は、プランニング重視でしっかり進むが、⑥で少し右にずれて、さらにタイムロス。さあ、いよいよ問題の後半。

進むのも恐ろしい地帯。足場も良くないし、高い岩がけや手が切れそうな鋭利な石も。そして地図上で一体何がどのように表記しているのかよくわからない。やっかいだ。方向を定めていても足場が悪いところに気を掛けているうちに方向感がなくなる。昔から岩地帯には弱いんだよな。苦手意識が急速に膨らむ。



もっとも厄介だったのはこの3つのレッグ。とにかく難しすぎ。朱雀のかなやんは同じようなコースで「ほぼベストでした!」と言い切る走り。同じようなレッグもガンガン走れたとか。すごすぎ。



そのあとはもう体が言うこと利かない。必死に走るけど、もう息が上がっていうこと聞かない状態。とにかく完走!1時間56分の最長不倒。ほとんどビリ。自信なくすなあ。



同じようなコースを1時間チョイで走ったかなやんに聞けば、とにかく方向を維持するようにして走って、池などの大きな目標を意識しておきリロケートしたということ。大きく捉えること!大切なことだ。あまりに足元や目線のすぐ先の特徴物に目を奪われていたんだろう。

実は、この日のテレイン、もうすぐそばまで氷の塊が迫っている。地図調査なんて、本当に年に2~3ヶ月間くらいしかできないとのこと。運営者の皆さんに本当に頭が下がります。



我々が走っている間、謙一郎は会場の建物の中の特設託児所で遊んでいた。段々慣れてきて、お世話をしてくれるボランティアオリエンティアにもなついてきた様でちょっと安心。帰りたくないとダダをこねるまでになった。



朱雀の面々と談笑。新婚旅行でたまたまZermattにやってきている、ひめ&かんちゃんの話しで盛り上がる。



とにかく2人とも3回走って完走!私は成績がどんどん悪くなり、貴美えっちはしり上がりに良くなっている。次の日は休養日!嬉しい。

おまけ:Zermattの古い町並み。



雪が多いためか高床式になっていて、ねずみ返しの石が柱に設置されている。こんな古い建物もいくつかはまだ現役。そして、どの建物にも美しく花が飾られている。

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