今週は、ドイツに出張。業界最大の国際見本市MEDICAの視察に出かけた。前の会社では、展示を担当していたこともあり、その度に苦労してきた思い出の展示会。今回は、重要な商談のほかは、視察が中心なので、前の会社のときに比べたら実はちょっと気楽な海外出張だった。
今回は参加を決めたのが夏だったので、既にデュッセル市内は既にホテルは満室。なにしろ10万人以上が世界各国から集まってくるのだ。いろいろと考えて、ケルン市内に宿泊することにした。ケルンはデュッセルとは40kmほど離れている。ちょっと時間はかかるがホテルも通常料金。デュッセルは見本市料金で通常の3倍だ。クレージーこの上ない。経費はできるだけ安く上げないといけない。
一方航空機も安くて便利そうだったのが、オーストリア航空。何回か乗っているが、まずまず良い印象が残っている。何より、ウィーン空港がこじんまりしていて、便利。
最近、仕事が忙しく(風邪引いて時間不足が一番の原因か・・・)、準備不十分なまま渡欧することなり成田に向かう。成田で出発待ちの時間にもメールを打ち続ける。旅行会社の説明ではあらかじめ席が指定してあるはずだったが、なぜかシステムが落ちたとのことで、残念ながら通路側の席は取れず、真ん中の席。きついなあ。珍しく、仕事のことを考えながら機内の時間をすごす。
ウィーンで乗り換えて、ケルンへ。もうすっかり夜。激しい雷雨があったということで少し遅れての到着。時間も遅いし、雨だし、タクシーに乗り込みホテルに向かう。普通にベンツだった。チェックインは比較的スムーズで、部屋に入ってシャワーを浴びて、即睡。
翌朝、5:00に起きて資料の作成。普通だったら日本でやっておくことを、現地でやる羽目に。資料を8:00頃作成して、朝食を食べて、Medica会場へ向かう。
メッセデュッセルフは、数年ぶりだが、駅が新しくなったり、ホールが増設されたりと、微妙に変化も。それでもMedicaはいつもの様子。すごい人だし。かつて通いなれた場所に帰ってきたという懐かしい感情も沸いてくる。
この見本市は、お薬以外の医療関係は何でもそろっている。救急車やヘリコプターまで展示されている!ほかにも、病院のベッド、家具、カルテ、MRI、検査装置、東洋医学。。。
検査業界展示場では日本企業は元気がない。元気なのは中国と韓国、新しいビジネスチャンスを探してアグレッシブである。韓国時代にお世話になった、allmedicusという血糖計を製造している会社のブースで時間をつぶす。写真のパクさんとは、もう何年ものお付き合い。東北大学出身で日本語もペラペラ。今回もいろいろとアドヴァイスをもらう。
彼女は夏にサンディエゴでの学会にも来ていた。子供は両親が見てくれているとか。韓国はこういう環境があるから、がんばっている女性も多い。
商談も比較的順調に終わり、駆け足の2日間を終えて、メールで報告書も送りつけ、さっさと帰国の途へ。
ケルン空港へは電車でいけるのだが、駅にいってみると、ストライキ!やむなくタクシーで空港へ向かう羽目になる。
小さな飛行機に乗り込み、ウィーン空港へ。びっくり!ウィーンは雪だった。
寒い。
空港は除雪作業でおおわらわ。
飛行機のキャンセル、遅れも発生。
東京行きは満席予定だったが、欧州各地からの飛行機がキャンセルになり、一部乗客が乗り継ぎができなくなり、席に余裕ができて、私も通路側をもらえて、おまけに隣は空席とちょっとラッキー。
東京行きは乗り継ぎ客を待って、約1時間遅れで出発。ゲートを離れた飛行機は、まず除雪装置のある場所に行き、薬剤で航空機に積もった雪を取り払う。そしてようやく滑走路へ。
機内で読売新聞があまりまくっていた。日本人が乗り継げず減ってしまったからかな。新品のまま、雑誌のラックに置かれているというのは初めての体験。普通は足りなくなることが多いんやけどね。日経を読んだ後、何気に読売を見ていると、王将の広告を発見。え~、欧州衛星版やのに!そこには餃子無料券もあった。
即、新聞を破って無料券ゲット。到着前、余っていた誰も読まない読売新聞3部からも無料券を破って、合計4枚ゲット。
実は今週末貴美江っちと謙一郎は上海に住んでいる韓国時代の友人宅に遊びに行くことになっている。上海蟹うらやましいなあ。こっちは王将で対抗だ。