大江戸日記帳

ソウルから帰国して、人生で初めて東京での生活を始めました。きっと楽しいこともいっぱいありそうです。

震災

2011-03-12 18:53:17 | 大江戸生活
本社オフィスで地震。大きく、長い揺れ。家具を手で支えていたが、だんだん大きくなり、もう無理。あわててヘルメットを取り出し、かぶって、机の下にもぐりこむ。壁がミシミシ、モノが机から落下。部屋の扉がしまった。扉に近い女性がはって扉のところに行って開けて、座り込むように逃げ道を確保。冷静だ。
一旦落ち着いたと思っても、余震が続く。インターネットはしっかりとつながっていて、東北が震源とわかる。若い人はワンセグでNHKを見る。安否確認が始まるが、電話もメールもなかなかつながらない。オフィスは16Fだがゆれが大きく気持ち悪くなる。家具は先日つけたつっかえ棒が大きな威力。エレベータは停止している。
窓の外を見ると、晴海のほうのビルから出火、黒い煙がもうもうと出ているのが見える。消防車が走っていく。ビルの外は危険ということで待機命令。
家族にも連絡がやっと取れ、社員の無事も確認。しかし東北地区のオフィスが心配。
食堂には多くの社員が集まり、TVをみて情報収集。やがてカンパンと水が運び込まれた。交通機関がマヒしていることから帰宅困難者が相当いるようだ。
本日予定されていた会議は中止となり、月曜日は出張等は禁止、来れるものは本社に集まることが確認された。
本社から10キロ圏内で道がわかっている人は上司の許可を取った上で帰宅が許可された。
勝どき駅に自転車を置いていたが、人波のなか自転車が使えるのが不明。歩くことを想定して、ビル1Fの自動販売機で焼おにぎりを買う。案の定、近隣のコンビニにはほとんど炭水化物系がない。歩いて勝どき駅にいくと、なんと津波に備えて駅が封鎖、自転車置き場はシャッターが閉まっていた。黄を取り直し、歩き始める。風が強く、寒い。酒屋ではすごいアルコールくさい。すごい人波で裏道を通ることも考えたが、どんな危険が転がっているかわからないので、とにかく大きなとおりを歩く。歩く。木場公園を越えるとだんだん歩く人も減ってきた。反対に車の渋滞がひどい。
2時間掛けてようやく自宅にたどり着く。
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