プチデート

２年前に記事にした「レイさん」とこの前プチデートをしてきた。

結構前のことだよなーって思って自分の過去記事をチェックしてたら
07年5月頃の記事だった。

レイさんとオレは細々だけど、ずっとメルトモを続けていた。
※レイさんについての記事は07年5月頃にあったので、もしよかったら
のぞいて見て下さい
レイさんは相変わらず不倫を続けている。
でも２年前とちょっと違うのは、当時と比べるとちょっぴり気持ちが
冷めてきてるってこと。

２年前に会った時はカレとラブラブで、然るにオレも「どうこう」しよ
うと言う気は微塵も無かった。
今回も冷めてるとは言えれっきとしたカレ（プラス本当のダンナ様も。笑）
がいるワケなのでオレとしては「どうこう」とは思わない。
ってゆーか思ってはいけないって言うのが正しい表現かな？
今のオレはフリー（妻子あってその言い方自体どーなの？って感じだけど）
で、どっちかって言うと妻とのみのセックスには飽き足らず新たな女性との
触れ合いを常に求めてるから（この前もテレクラとか行っちゃってるし）
ホンネとして、深層心理としてはレイさんと再会できるんなら「どうこう」
したいってのがあるワケだったが・・。はじめは・・。

レイさんとしては、恐らくそんな気もないだろうしなんつっても前回同様
ランチだけのプチデートだったので、結論としては今回も「どうこう」と
言うつもりはサラサラなく会った。

「どうこう」って気がなくても、最近イイお店知らないから自信なくても、
誘ったのはオレだからオレはネットで調べて和食のちょっと高級なランチ
を予約した。
レイさんは２年前とぜんぜん変わらないどころか、相変わらずオシャレで
都会的な雰囲気で、少し若返ったような印象だった。
オレはとにかく緊張してたので、それをほぐす為に積極的にトークをかま
した。
お店は本当に静かな場所で、和食の上品なコースが少しずつ運ばれてくる。
レイさんはオレが「女性のバッチリメイクが好き」とか「香水の香りに
弱い」とかってメールで熱く語ってたせいか、それにど真ん中の容姿と香り
で現われてくれた。
和食料亭の狭い空間に、レイさんのほのかな香水の香りとかわいい笑い声、
そして時折セクシーな眼差しが溢れていた。

そんな中オレは・・。
「すいません、生下さい」とか言ってるし（笑）。
二回目だし、メールのやりとりは続けてたからオレのキャラも大体わかって
くれてるのか、レイさんが心底イイヒトなのかわかんないけど、そんなオレ
をも微笑ましく受け入れてくれた。
アルコールが苦手なレイさんは、それどころか「ごめんね、付き合えなくて」
みたいなことを言ってくれた。
「いやいや、普通昼間っからビールかっ喰らわないでしょう。」

レイさんとは本当は話したいことが二年分、山ほどあったけど結局くだらない
話をして二時間くらいランチをしていた。
オレは時間が午後一杯は空いてたけど、レイさんは帰らないといけないって
ことだったので、あと一時間くらいは喫茶店でこれまた普段だったらゼッタイ
に飲まない、高いコーヒーを飲んだ。
オレはコーヒーは嫌いじゃないけど、100円の缶コーヒーでも十分満足できる。
ただレイさんの手前、カッコつけたかったし・・・。

でも、ランチで２時間、お茶してもう１時間たくさんトークしたんだけど
これはオレにとっては最近になく楽しい時間だった。
二回目で、しかもオレに変な下心がなかったせいもあるのか、とにかく一緒に
食事してるだけで楽しいって感じるなんて。

ここんとこのオレは、女性にフラれたりその腹いせで行ったテレクラで失敗
したり、仕事のことでちょっとだけ悩んだり。
そういう時って、また次の女性を強引に誘ったりしがちで。
それが思うようにいかなくて焦ってイライラして、仕事も思うようにならな
かったり。
結局何をやってもうまく行かなくなることが多い。
オレはおぼろげに気付いたんだけど、そうやって焦って流れに逆行しようと
すればするほどモノゴトはうまく行かない。
長い人生にはいろんな流れってのがあると思う。
今のオレの流れは「浮気せず家庭を今一度省みて（家族をより一層大事に）
仕事に専念する」って言う流れの時期なのかも知れない。
だから、ステディに浮気するような相手が周囲に一切いなくなった。
これを不運と捉えて、「ちくしょう」ってヤケになってナンパに明け暮れたり
前カノにしつこく電話して会いに行ったり、って油断するとそういう行動を
犯し兼ねないんだけど、今はそういう流れなんだからしょうがないって
思うようにしよう。
オレは水泳が得意だけど、流れの緩やかな川だって逆流してクロールすんのは
非常にツラい。
だったら見方を変えて、その流れに乗ってクロールすんのは非常に楽だ。
今のオレにとって、女性をどうこうしようしようってのが逆流にクロール
してるようなもので、浮気をやめて仕事に専念しようってのが流れに乗った
楽なクロールなんだと思う。
楽に泳いでいるうちに、同じ流れに乗った素敵な女性がやって来て「一緒に
泳ぎましょう」とかって言ってくれないかなとか、また欲張りなこと考えて
しまう自分もいるんだけど。ま、人間だからそれくらいは思ってもいっかな。

ものすごく長く、また熱く語ってしまったけどレイさんと会う前にそんな
ことを考えていた。
だからか、自分でも驚く程素直に駆け引きなしで会話が楽しめて、その後
も非常にサッパリとした気分だった。
レイさんと別れた後時間が余ったけどテレクラにも行かず(笑）。
レイさんが、経営者になったオレに向けて素敵な本をくれた。
午後ずっと、今度は安い喫茶店に入って(笑）その本を読んで過ごした。
レイさんって女神のような人だなー。

この先も１年に一回くらい会いましょうって言ってくれた。
１年に一回になるか２年に一回になるか・・・。
そんなスローペースで会って、男女の関係もなく楽しくプチデートをして
別れる。
考えてみるととっても不思議な関係なオレらだなー。
オレのホンネとしては、これから先一度はレイさんを抱いてみたいって
のはやっぱりあるんだけど、今の時点ではそんなことなくても、時々
会って話をするだけでも十分だって思える。
これって昔っからのオレのパターンだと、いつしか本当に好きになっちゃう
危険のあるパターンなんだよね。「話してるだけで楽しい」みたいな。
でもオレもレイさんも家庭をずっと楽しく維持して行こうって言う共通の
思いがあるから、今のところオレにもブレーキがかかっている。

そんな、ふわふわしたような状態で続いている、大切なレイさんと言う
女性との素敵な関係をずっと維持していけたらなと思う。