ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

終焉

2008-11-21 14:19:25 | Weblog
kちゃんに連絡が取れなくなった。
携帯にメールしても一向に音沙汰がない。
堪りかねて電話しても呼び出しはするけど出ない。

最後に会ったのはまだそんなに前のことじゃなく、いつも通り会って
いつも通りにバイバイした。
その時もとってもオレのこと思ってくれてる風な態度と言葉だったし、
もちろんオレの方からも例えば気分を害すようなことを言った覚えも
ない。
まあ普通に考えると、オレとのこの曖昧な関係がイヤになってもう連絡
を閉ざしてしまったのかも知れないけど。

でもまんざらそうでもないのかなって思わせる要因もないワケではな
くて・・。
以前にも連絡が取れなくなったことがあった。
その時は携帯が壊れたからだった。
今回は呼び出しはするから、なくしただけかも知れない。

なくしただけならまだしも、kちゃんが何かの事件に巻き込まれてるって
ことも考えられないことではない。
オレが一番心配したのはそのことだった。
もしくは、すっごいマイナス思考だけど最悪の結末を自分で選んでしまった
とか・・。
オレとのことに悩んで自ら命を絶ったとか・・。
なんて、ガラにもなく結構ありえないゾーンまで思考が行ってしまって一日
くらいは久しぶりってぐらいブルーな気分だった。

で、心配事を抱えて悩むことが嫌いなオレはある手段を使ってなんとなく
kちゃんの消息に探りを入れてみた。
(まるでストーカーっすよね。)
たぶん、と言う領域を脱しきれないけどkちゃんは今までどおり普通に生活
をしている様子だった。

そのことがわかってやっと平静に戻れたオレだった。

事件に巻き込まれたワケでもなく携帯をなくしたワケでもないとすると・・。
最初に思い当たった理由が考えられる。
まあ何にしても、会いたいと思って連絡した日と次の日に何回かメールして
電話もした時点からはもうこちらからは連絡を取っていないし、今日現在でも
「携帯なくしちゃってたのぉ~」とか言うメールもない。
(実は少しソレを期待してた自分もいるけど。)
というワケで、kちゃんとは事実上「終わった」状態になった。

負け惜しみを言うワケではないけれど、落ち着きを取り戻した今となっては
「良かった」と思っている。
あの人に会えたこと、たくさんではないけれど一緒の時間を過ごせたこと、
激しく愛し合うことができたこと、元気をたくさんもらえたこと・・・。

なんで連絡が取れなくなったか、なんてもう考えるのもやめにする。
なんで?って言われれば、それはそういう運命だったからって考えるしかない
と思う。
もしかしたらオレは良かれと思ってたけど、オレの性癖がどーしても耐えられ
なかったのかも知れないし・・。(笑)

kちゃん、今まで本当にありがとう。
いつも明るく笑顔を絶やさないところが大好きでした。
そして、あなたはほんっとーにきれいな人でした。
今まで出会った人の中で、美人度は間違いなく最高級です。
そんな、誰が見ても美人って思える人と出会えてオレは本当にラッキーでした。
kちゃんはいつもなんだか遠慮がちで、自分の本当の魅力にまだ気がついて
ないようなところがあったと思います。
そんなに美人で性格もよくて頭もよくてがんばり屋さんなんだから、これか
らはもっと自信を持って下さいネ。
そうすればあなたの実力がもっともっと発揮されて、もっともっと素敵な
出会いや仕事にめぐまれて幸せになれるんじゃないかと思います。
オレは少し余計なちょっかいを出してしまったけど、kちゃんの長~い人生
の中のほんの一瞬起こったたわいの無い出来事と思って見逃してやって下さい。
オレもkちゃんに学ばせてもらったことを糧に、今まで以上に家族を大事に
これからももっと上を目指してがんばって行きたいと思います。

今までだったら、さあ次イコってなるんだけど今はそういう心境でもない。
イー歳こいて、いーかげん酒だ女だって言うのもやめにしろよなってもう
一人の自分が小声で言っている。
妻のことは大好きだしこれからも一生一緒にいて欲しいし。
かと言ってこれから生涯を通じて妻ひとすじになりまーすって宣言する自信
も今のところない。
現にこのブログで宣言して見事に崩れ去ってるし(笑)。

今回のことで少なからずkちゃんにツラい思いをさせてしまったのは事実
だろうから、今はやっぱりkちゃんに申し訳ない気持ちでいる。
そして、心の底からkちゃんの今後の幸せを願うばかりである。

紳士との出会い

2008-11-16 14:53:32 | Weblog
その紳士はオレよりもひとまわり以上年上。
小柄ながら引き締まった体つきとツヤのある顔。
そして何よりもまん丸くキラキラ輝く子供っぽい目を持っていた。

最初の出会いは仕事の場だった。
しかもオレのお客様として。
当然のことながら事業家で世間一般的に見ても成功者の分類で、しかるにお金
も持っているし身なりもいつも小ぎれいで言葉遣いもよく、車もカッコイイ
外車など複数台所有している。
お客様でありながらどこかでオレに対して気遣い心遣いをきちんと持っていて
くれて、ついつい仕事を忘れてしゃべらされてしまうような、そんな不思議な
魅力を持っていた。

出会ってそんなに月日は経っていないけれど、いつしかその紳士はオレを友達
のように扱ってくれ、ビジネス抜きで食事に誘ってくれるようになった。
一緒に食事に行くといつもご馳走してくれる上に、エレベーターやエスカレー
ターに乗り降りする時は必ずエスコートしてくれ、食事のメニューもお任せ
でいつもチョイスしてくれる。
「今日はさっぱりかそれともこってりか、どう言う気分ですか?」
と言う程度のことを聞かれるので「こってり行きたいです」って言うと「ok」
と言ってお店の人とサラサラっと話をしてどんどんオーダーしてしまう。
はじめはそこらへんにいるキザなひけらかし野郎かな?って思ったこともあった
んだけど、見ているとどうも違うようだ。
話してみるといつもいつも仕事のことを考えているし、奥様と子供のことも
「男」としてものすごい情熱を持って養っているし、自分は高学歴なのにそれ
をおくびにも出さず人を学歴や外見で判断せず、自由な発想と無邪気な好奇心
を常に持ち続けている感じだ。
冷静に考えてみれば、オレなんかがサシで貴重な時間を割いてもらって接する
ことが許されるのか?ってぐらい社会的地位も経済力も持っているのに、何故
かオレにはよく声を掛けてくれて友達のように接してくれるのだ。

オレがこの紳士の年齢になった時、カケダシの若僧をこんなに丁重にもてなす
ことが果たしてできるだろうか?

神様は肯定的な言葉をしゃべり、いつも明るく行いよくしていて、精一杯がん
ばっている人をみつけると時々その人をその実力以上に持ち上げてくれること
があるそうだ。
それで持ち上げられた状態で、神様の支えがあるうちにその上がってるところ
に見合うように必死に実力をつけようとしないといけないんだって。
持ち上げられて調子に乗って浮かれて、努力をしないでいると神様が「じゃあ
本当の実力を見せてあげるよ」って言って手をパッと離しちゃうから、浮かれ
てた人は思いっきり地面に叩きつけられちゃうんだって。

今のオレは、果たして毎日毎日完璧に良い言葉・良い行いができているかどうか
はわからないけど、もしかすると神様に実力以上に持ち上げてもらってる状態
なのかも知れない。
そうじゃなければこんなカッコイイ紳士がオレのこと友達扱いして、オレが踏
み入れたことのないようなセレブっぽい世界をのぞかせてくれたりするなんて
ことがあるワケがないって思う。
だからこの紳士と親密になればなる程、それに見合う実力をつけるべく切磋琢
磨する心境になるのだ。

ちなみにこの紳士とは酒を飲んだことはない。
いつも時間の管理をしっかりしている人なので、ダラダラと長い時間付き合う
ようなことはなく食事もだいたい昼時のみだ。
よってまだまだナゾ多き存在なんだけど、ウソをついたり人を欺いたりする
人ではないと思う。
最終的には仕事目的で、オレをおだててるようなそぶりももちろん無い。
(おだてられたってオレからはそんなに莫大な利益は取れないと思うし。笑)

はじめて一緒に食事に行った時はあまりにカッコ良くて好きになっちゃい
そうだった。
「ああ、こうやって女はデキる男に口説かれちゃうんだろうな」ってもう一人
のオレが冷静に分析していた(笑)。
でもひとつひとつの言葉や仕草に本当にわざとらしさが無い。
だからこそ、見せ掛けだけではない本当の実力が垣間見れてついつい引き込ま
れてしまうんだと思う。
まさに「紳士」と言う言葉がピッタリの人だ。

この人から、当然邪悪なオイタの話などは聞いたことがない。
もしこの人が壮絶不倫してるとか、実は金にモノ言わせて女をとっかえひっかえ
してるなんて聞いたらかなり幻滅するかも知れない・・・。
もしかして、女性の浮気男が嫌いって言う気持ちはこういうことなのか?!
って少し考えた。

仕事がデキて経済力もあって、家庭を大事にして浮気を絶対にしない。

オレが出会った紳士はもしかすると上記に当てはまる稀少な逸材かも知れない
し、オレはこの紳士に絶大なる敬意を払っているけどオレには同じような紳士
になれって言われてもちょっとムリかもな・・。

ま、あくまで自然体で行きましょう。(自分甘やかし過ぎ?笑)