ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

不惑の40代!?

2014-08-20 10:43:46 | Weblog
しじゅうにしてまどわず。

むかーし聞いたことのあることば。
さんじゅうにしてたつ。しじゅうにしてまどわず。
とかなんとか・・・。
思えばアラサーでこのブログを書き始めた頃、不惑の40代なんてものが想像
できなかったけど、なんとな~く今、少しわかったような・・・って気がする。

先日、妻がもんのすごい勢いでブチ切れた。
うちは子だくさんだし、みんな今夏休みで、年齢が上がれば上がっただけ
言うこと聞かないとか、宿題やらせなきゃとか、いろんな悩みがあるようで・・。
普段口にあんまり出さないから、溜まった時にぶわぁ~っと一気に湧き上がる。
赤ちゃんが同時に何人かいて、夜泣きとかに悩まされてた時も不安定だったけど、
ある意味今の方が参ってるように見えるし、オレも休みで一緒に子供と少しいただけで、
ブチ切れそうになるくらいめんどくさいので、毎日毎日だと気が狂うかもって
思う。それが爆発して、何故かその後とばっちりがオレに来て大変だった。
20代の恋人同士だった頃では考えられない、罵声の嵐。
「オレは、働いてお金稼いでるじゃねーか」って言いたいけど、それは禁句だって
わかっている。いやはや、家庭にいて子育てしてる方が大変かもって思うし。
オレは不思議と落ち着いて、ブチ切れてる妻がいとおしくて、実際「離婚」とか
妻の口から出てきたけど、何故か冷静に罵声を浴び続けた。
そして、案の定次の日「言い過ぎました。ごめん」ってメールがきて。
その後夏休みが取れたので、二日くらい子供を連れまわして妻を家に一人にして
あげて、それから旅行に行って・・・。
と、したら今はとっても穏やかになった。まあ、これからもまだまだ続くだろう
けど、妻と子供がいなかったらオレは抜け殻になりそうだから、オレなりにフォロー
していかないとって思っています。家庭円満が何より!ですからね(笑)。
って、そんな事カタる資格ねーか、オレ(笑)。

妻の罵声を浴びたかと思えば、むかーしから腐れ縁のあるA美が自殺未遂?みたい
なことしちゃうし。
オレに、と言うか親しかった人に頼っちゃうんだよね。精神的な病からはなかなか
抜けられず・・・。
オレは話を聞いてあげるくらいはできるけど、もうそれ以上でもなんでもない。
取り乱してそういう行為に移りそうになった時、電話で話したけどオレは不思議と
落ち着いていたし。
まあ、もしそうなっちゃったらなっちゃったでしょうがないし、でもたぶん、そうは
ならないだろうって根拠のない推測で冷静でいられたオレがいたし。
まあ、これもおさまってはいないけど、今までと別に変わらないスタンスで、相談
に乗って話は聞くけど、それだけ。
たぶん大丈夫だろうな、って思っている。
オレじゃない、相談受けた人は血相変えて「A美がこんな事言ってるよ。どうしよう」
みたいになってたけど、騒いだって仕方ないし。
ソレに振り回されていては、我が人生の貴重な時間が失われるではないか!!
心配な部分もあるし、力になれるところはなってあげたいけど、結局A美が自分で
解決できないとしょうがない事だろうから。

他にも(まだあんのかい。笑)、学生時代の友人が育児ノイローゼみたいになっちゃっ
てる。メールで相談と言うか、話を聞いたけど、離婚してたりで結構傷は深い。
シングルな自分を責めて、子供の事大好きなのにぶっ殺したい程憎くなっちゃったり
するみたいで。もともと明るい活発な性格の子だった。
だからこそ、落ちた時の反動もデカいみたい。
お父さんが学生時代自殺しちゃってると言う、心の傷も負ってるんだよね。
その時も、たまたまオレも早くにオヤジ亡くしちゃってたから、気持ちがよくわかって
励ましたりしてたから、今、育児ノイローゼ気味でヤバいって聞くと、それはそれで
放ってはおけない。
でも、A美と同じで何かしてあげられるワケではない。
話を聞くくらいで。
あとは、無理に「がんばれ」とか言わない。がんばれない時は、がんばらなくていいって
思ってるから。
そのうち、パワーがみなぎって、がんばるなって言ってもがんばっちゃうようになる日が
来るんじゃないかって思っている。

あとは、レイちゃんの事だ。
少し前、「眠れなかった」って言うメールがきた。
レイちゃんも、オレといるときはいつも楽しく振る舞ってくれてるけど、いつもいつも
そうではないようで。
それは、なんとなく前から感じてたし。
女性だし、会社でも家でもいろいろあるだろう。
これから先の事とか考えちゃって・・・って言ってた。
オレもアラサーの時、どうしようもなく落ち込んで悩んだ事があったから、少しはそういう
ブルーになっちゃった時の人の気持ちもわかるつもりだ。
なんつっても、超~オレの大事な人なので、少しでも守ってあげたくなる。
レイちゃんに対しては、やっぱり他の人とは違う特別な感情がある。
すなわち、好きで愛してるから、その人が苦しんでるのを見たくないって言うか。
でも、不思議な事にちょうどいろんな悩める人がまわりに現れていた時期だったから、やっぱり
冷静に対応できる部分もある。
この前会った時には、オレの超弱味をつつみ隠さず見せちゃったし。
ちょっと付き合ってもらって、半日くらいずっと一緒にいた。
こんなに長い時間、はじめて一緒にいたかも知れない。
すんごぉお~く、幸せだった。

人間は、みんな弱い。
オレがアラサーの時に味わった、人生に対する恐怖心と言うか、焦りと言うか不安と言うか・・。
そういうものを常に重ねて人は生きてるんだと思う。
不惑を迎えたせいかどうかはわからないけど、少なくとも今のオレは健全な精神で人の痛みに
耳を傾けられる。
そう考えると、アラサーの時の地獄の日々があったからこそ、不惑の今があるわけで、あの時の
経験が心底貴重なものに、今更ながら思えてくるのである。

斎藤ひとりさん(オレの、一番ヤバかった時にこの人の本を何冊も読んで救われた人生の師匠です)
が言っていた。

「過去は変えられるけど未来は変えられない」

つらかった過去も、「ああー、いい経験したなー」って思えば素敵なもの。逆に「あんな思いして、
オレは不幸だ」ってずーっと言ってればずーっと不幸なんだって。
これから起こること、つまり未来はわからない。よく、これから変わればいいんだとか言うけど、
先の事はわからない。
今までの事(過去)にどれだけ感謝できるか、過去をバラ色に変えられるか、って言う部分が大切
なんだって。
今までがバラ色なら、これから先もずーっとバラ色なはず。ってすごく納得できた、すばらしい
言葉だと思いました。

いろいろな人の悩みを聞いたり、いろんな事を経験すればする程、物事への守備範囲が広がって来る
んだろうか。
仕事でも人間関係でも、日々起こるトラブルなどが、結果的に自分の経験値を上げる為に作用して
くれてるんだって思う。
不惑、とかエラそうなことは言えないけど、少なくとも10年前よりは今のオレは物事に動じなくなった
と思う。まあ、焦る時もまだまだあるけど(笑)。
10年後に、アラフィフになったオレが今のオレを振り返ってどう思ってるんだろうか、って考えると
すごく楽しみだ。

毎日いろんな事が起こるけど、今までのようにこれからも、全てのことに感謝しながら生きてゆきたい。