ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

仕事観

2008-02-19 17:00:15 | Weblog
「仕事をしなければお金がもらえない。」
「お金が無ければ家族を養えない。」
だから仕事を一生懸命しなければいけないと思う。

シンプルだけど、オレは大好きな仕事に対してはこんな感覚を持ってる。
上のことに加えて、「仕事は楽しくなければいけない。」とも。

オレは学校卒業後何年か、ある会社に勤めていたのを辞めて今の仕事をし
ている。
ごく普通に就職活動をして、ごく普通の企業に入ってみて何年か仕事して、
それで自分のやりたいこと=今の仕事に就くことができた。

自分のやりたいことをやれているのは、とっても幸せなことだと思う。
これがベースにないと、どんなに給料もらったって、仕事が楽しくない・
苦しいってなってしまう。
苦しいことは長続きしないから、結局イヤイヤ仕事してると最後にはハッピー
な結果に繋がらないと思う。
これが、仕事が楽しくなくちゃって言う意味です。

だからって、休日にサーフィンしに行くように・家庭で妻の手料理を食べなが
ら子供と戯れるように・旅行に行くように・とか、そんなような楽しさとは
また種類は違うと思う。

この前、良かれと思ってやったことでお客様からちょっとクレームっぽいこと
を言われた。
それまで結構うまく行ってたことで、オレが超自信持ってる仕事でダメ出し
されたもんで、結構ムカっと来てしまった。

「この仕事の中身が理解できないなんて、お客さんもセンスないなー」なんて
独り善がりなことを考えそうになった時に「ハっ」と気がついた。

オレは、ちょっとうまく行ってたから自信過剰って言うか慢心って言うか、
そんな状態になってたのだ。
よくよく考えて見れば、お客様からダメ出しされるような仕事をしたら、どんな
イイワケならべたってダメなものはダメなのだ。
そこは素直に認めて、お客様に謝って今回のダメ出しを糧に次のステップに行
かないといけないのだ。

こういう風に「素直」になれない要因はいろいろとあるけれど、ひとつは周囲
(=上司・同僚・部下)の目に対する妙な意地と言うか見栄。

「オレともあろうものが、あんな些細なことでダメ出しを喰らったなんてカッコ
悪い。そうじゃなくてお客さんのセンスが悪かったんだって、みんなには思っ
てもらいたい。オレは悪くない。この年になってソコソコ経験積んでるのに、
今更お叱りなんか受けたくない」みたいな。

それが実はぜんぜん独り善がりなことなんだってのは、こうやって書いてみれ
ばよーくわかるんだけど、その場ですぐには意外と思えないモンなんだって、
改めて思った。
ただ、今回は基本に立ち返って冷静になることができたんだけど・・・。

「そうだよな。考えて見れば、お客さんの気持ちを考えて見れば文句も言いた
くなるようなことだったかもな。
オレが客だったらって考えてみろって。それでダメ出ししたらふてくされる
ようなヤツ、ひいてはそんなのがいる会社と今後付き合って行きたいって思え
ないだろ?
もうやってしまったことはしょうがないんだから、今からお客さんの気持ちに
少しでも応じさせていただけるような、最善の策を取ろう。
同僚達にも、オレがお客さんの気分を害してしまったことを謝って、改善策を
提案しよう。
あいつらはいいヤツらだから、そこまで気にしなくていいんじゃん?って言って
くれるんだけど、ソレに甘えちゃダメだ。一番厳しい目線で考えなきゃ。
あとは、お客さんに謝ろう。素直に。」

こうやって決めちゃうと、不思議なことにこの問題でゴチャゴチャ頭を悩ます
ことに終止符を打てた。
そうすると、
「ああ、オレは今回ダメ出しされて良かったんだ。ここでクギを刺されてな
かったら、もっともっと自信過剰になって落ちて行って取り返しのつかない
ところまで行っちゃうとこだったって。気がつかせてくれたあのお客様には
感謝感謝だな」って思える。(思うようにしてる部分もあるけど。笑)

でもそうやってムリヤリにでもこおじつけちゃうと、不思議とふっと楽にな
って前向きに考えられて、本当に自分が向上できることに繋がるんだと思う。
仕事がおもしろいのは、こうやって終わりのない上を目指して常に向上し続け
られることなんじゃないかって思うのです。

だから、お金が欲しい欲しいって言う前に、「向上」する喜びを見出しながら
一歩一歩進んでいくことが最大の楽しみだって思う。
その結果、ご褒美にお金がもらえるから楽しいんだと思う。

「あのお客さんにはまたひとつ楽しみをもらえたなー。ラッキー。」
って。これは心の中の声。
この心持ちを、この先もずーーっと持ち続けて行きたいと思う。