経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

経済記者山田君のココだけの話、低価格パソコン。

2010-05-21 | 愛媛の企業
 デフレが進行している状況のなかで製造、卸、小売ともに高品質・低価格商品の開発を推進している。そうして商品化された商品が量販店の店頭に並んでいる。

そんななかでパソコンは、高い性能に見合った商品の価格がある一方で、高い性能ながらも格安の商品をチラシや店頭で見ることがある。そこで、パソコンの組み立て業界に携わる事業所を訪問した際に尋ねたことがある。すると「消費者には気が付かない、安くし販売するための値段・性能のからくりがある」ということだった。

 パソコン組み立て業者の話。

 アジアには、有名メーカーのパソコン部品が同じ性能表示でも2、3種類存在する。例えばインテルのペンティアムは少なくとも2種類ある。このようにパソコン部品は同じメーカーの表示でも数種類ある。
 例えば、日本のバイヤーが、台湾に行って、部品メーカーや卸業者の人と合って「Aメーカーのメモリーください」と言う。すると台湾の業者は、奥に行って商品を持って来て「この二つともA社の物。安いのと、メーカー保証の、どっちする」と言ってくる。安いのを買うと、Aというメーカーでありながら、上手く作動しなかったり、表示している性能が出なかったりするようだ。

 部品を寄せ集めパソコンを組み立てる場合、各部品同士の愛称みたいなものがあり、一概には単品の部品が粗悪な商品とは言えないのだが、安い部品を買うと、かなり全体としての性能に影響してくる。

 買ったパソコンの動きが、思ったより遅い。しかし、表示はうそではない。ただメーカー保証品と、そうでないものの違いが出ている。
 とても、一般の消費者には、判らない。

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