話題のネタ帳09。デフレ進行への対策。

　あけましておめでとうございます。
　今年の日本経済、そして愛媛の経済は、日本経済の動きと同じく素材インフレと製品デフレが進行しそうです。そんななかで、企業はどうすれば利益を確保できるのか。
　地元の製造業Ａ社の取材担当者と雑談をするなかで、悪化する経営環境の現状と、その対応策を聞いた。そのポイントは２点。機械化とアイテムの絞込みなのだそうだ。
　Ａ社管理職の話。
　こうしたコスト高の中で当社は、先ず機械化に取り組むしかない。経費のなかで材料費は、下げることができない。ガソリン代も同じ。人件費もそう簡単には圧縮できない。そうなると機械化により省力化を図るしかない。
　これと同時に現在の製造品目を絞り込み、製造コストを下げる。消費者ニーズに合わすためには少量多品種が必要だが、製造原価を販売価格に転嫁できないから商品の絞込みしかない。
　これら二つを大きな柱として当社は今後、経営基盤を固め、その次の段階で再び、アイテム数を増やしてゆく。

　そういえば、バブル経済が崩壊した際、各メーカーは肥大化したアイテム数を絞り込んだことを思い出した。