経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

高知の大手ペット店チェーンが愛媛に進出 2/2

2012-12-31 | 話題のネタ
 前回の続き「四国のシェア」についてです。四国の対全国シェアは、域内総生産(2.7%)や小売販売額(3.2%)については概ね3%といわれています。では愛媛の対四国シェアはどうか。全体を10とすると、愛媛は4、その他3県が各2です。松山の対愛媛シェアは約半分です。すると松山の対四国シェアは2ということになります。そうです、松山地区だけで高知県全体に相当するのです。しかもエリアが県全体と比べて狭いので営業効率が高い。それで、例えば、全国大手が四国に進出する際には松山を選ぶケースが多い、ということになります。

高知の大手ペット店チェーンが愛媛に進出1/2

2012-12-30 | 話題のネタ
 最近の取材で「へぇ~話」。高知食糧ペット事業部の人に電話取材をしていた際、愛媛県内でペットとして飼われているイヌの数は、高知県の1.8倍だそうです。それで今度、同ペット事業部の新店舗を愛媛県に出店(ペットStep余戸店、枝松店)することになったそうです。ではなぜ、その出店先が松山市なのか。人口規模であるのは間違いないのですが、そこには数字が示す根拠があります。それは次回に続く。


師走の状況と来年の景気-その4(おわり)

2012-12-18 | 話題のネタ
 前回の続きからいうと、倒産によって企業が所有していた不動産が流通市場に出るのではないか、という予測が立ちます。そのことについて、ある経営者は次のように、独自の見方をしています。
「不動産を持っていた企業が倒産すると、所有していた不動産が売りに出されるでしょうね。出るにはは出るでしょうが、それは、優良物件はなかなかでないとみています。なぜなら、仮に、テナントビルのオーナー企業が倒産したとします。なぜ、その会社が倒産するかというと、入居企業がなく、入居率が悪いからででしょ。そんなテナントビルは、買い手はいないですよ。しかも、残っている入居している企業があれば、それが購入後の支払いの一つのベースになるから良いという考え方がありますが、それは逆です。入居企業がいるから、改装しにくいということがあります。思うようにビルを変えることが出来ない。そのいい例が、勝山通りのひめぎん本店の南の青木ビルですが、オーナーが代わりましたよね。あれ、私だったら買いません」。

今年の師走と来年の景気-その3

2012-12-17 | 話題のネタ
 今年の師走と来年の景気-その3
 来年の地元経済の状況について、全体的な好転への見方があるなかで、危惧される分野があるようです。
 「来年は、かなり愛媛の企業が倒産するでしょうね。その原因が、中小企業金融円滑化法の期限が3月末までということです。今年、愛媛県内の金融のトップが、相次ぎ交代したでしょ。これは、3月末の円滑化法の終了を見据えてです。各金融機関は、融資先の企業をシビアに評価します。もうダメなところは追加融資をストップするでしょう。すると融資を受けた企業は困ります。その際、金融トップは、どうしても取引先企業との今日までのつながりがありますから、なかなか切れない。けれど、トップの交代を理由に、そこをシビアに決断できる。そのための交代でもあるのです。来年は潰れる会社が増えますよ」。

今年の師走と来年の景気-その2

2012-12-16 | 話題のネタ
 来年の景気について、別の経営者に尋ねた。
 「来年は、恐らく良くなるでしょね。政権が変わるでしょ。だからです。現政権は、屁みたいな政権でしょ。政権は、確実に変わるから、株価も上がる。自民党が主体の政権だから、公共投資も増える。公共投資といっても、かつての自民党のようなことはないでしょうけど。民主政権がやっていた良い政策はそのまま残し、新たな投資が増えるのでしょうね」。