経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

なでしこジャパン 佐々木監督の方針

2012-05-18 | 愛媛の企業
話題のネタ

なでしこジャパン監督、佐々木氏の話

 先日、日本女子サッカーの監督、佐々木則夫氏が松山で講演を行った。
 その話の中で、『なでしこジャパンの指導方針』に関する話が印象に残った。選手の動き方・攻め方など場面に応じて監督が細かく決めて指導しているのだろうと、サッカーについての知識を持ち合わせていないなりに、思っていた。しかし、佐々木監督の場合、その予想が外れていた。
 佐々木監督の指導法に関する話は、こうだった。
 サッカーで大切なものは、個である選手、そしてグループ。その個が細かく修正する力。ですから、ほとんど選手主導でした。目標も選手に決めさせました。
 試合をテレビなどでみるとわかると思いますが、ボールがピッチから出た際、時折、なでしこの選手二、三人が集まって、話しているでしょ。あれは、選手同士が、こうなったときはああしよう、とか、ああなれば、こうしようとか、選手同士でコミュニケ―ションを取って、修正しているのです。
 ただ、私は、なでしこ達が北京オリンピックで四位になり、日本のサッカーでは四十年振りのベストフォーで喜んでいたとき、次のように言いました。二位になったチーム、三位になったチームは優勝をめざしていた、と。それで、彼女たちは女子ワールドカップで優勝をめざす、ということを話し合って決めたのです。そして、コーチスタッフがすることは、選手が決めた目標に向けての戦略や練習を行ったのです。監督としていえることは『成功へのプログラムはない。それに向けて準備をするだけだ』。

この話から、サッカーをやっていない聴講者に、佐々木監督は、何を言いたかったのでしょう。答は一つではないでしょう。しかし、それを考えるだけで、考えた人だけが進歩する。

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