想い出す君

今日は6月梅雨入り？みたいななんだか涼しい小雨の降る一日でした。
こんな日って
どうも忙しいのに　ぼぉっと物想いにふけってしまう。
・・といっても
あれも　これも　あっちもこっちも　生活はきっちり海水魚のまぐろのごとく（笑）相変わらず動いている私だけど。

最近　道路は新緑が眩しい。
4月にあんなに綺麗に桜を咲かせていた桜の木が今はもう青々と葉っぱをつけて
いるし、
道のあちこちに大好きなアジサイがまぁるく沢山咲いていて
この季節も　結構好きだなぁ。と想う

前に書いたことがあるけど
私が静岡の養護学校にいたころ・・　国語の時間に初めて・・詠んだ俳句がある
五七五・・そうめずらしいよね。

その俳句をよんだ時・・今と同じ季節だったんだ・・
ずっとある事情で欠席してしまい中学を留年して
4月にその学校に入学。・・再出発してちょうど2か月だった頃。
今と
同じように　教室のベランダから見る木は
新緑の葉をいっぱいつけていた

その時私は　国語の課題で俳句を詠んだ。（上手くないよ（笑））
でも・・　
今でも　その句を鮮明に思い出せるのは・・何故なんだろう。

～ふと　見れば　　木々の緑の優しさに
　　　　　　　忘れし笑顔　　想い出す君（きみ）～

君っていうのは・・自分のことだったよなぁ。彼氏なんていなかったもん（笑）

寂しかった　辛かった　そんな喧噪から逃れて
自分の足で　歩きはじめなきゃならなかった　　父も母もそばにいなくて

その俳句が・・私を変えてくれたかもしれないんだ
その時・・国語の先生がその句を褒めてくれたから。

私はその時まであまり褒められた記憶がなかったから
すごく記憶に残ってるのかなぁ。

あの時、あの先生が褒めてくれて
君のこころを　全部表わしてるね。って言ってくれた
あの言葉がやけに嬉しくて・・

一歩踏み出せたんたんだ。

そのあと・・積極的になった自分。友達作りも勉強も全部一生懸命だった。
始まりはあの時・・・だと思う。

この季節になると　新緑の眩しい季節になると不思議に思いだす　先生の優しい顔もあの言葉も。。

褒める　褒められることの意味
今の子育ても　反省することがいっぱいだよ

息子が高校2年になった途端、
学校から・・もう進路を決めろ、どの教科を選択するか
早く早くとせつかれてて・・締め切りも迫るから
どうもイライラしてしまい　マイペースな息子を怒ってしまう
だめだね・・

自分だって　何も見えてなかっただろう。16歳のとき。

ゆっくり決めればいいんだよね。大人になってもわからないんだし。

とりあえず今は
想い出したあのころの自分のように　自分の足で一歩踏み出すのを　
待っててあげよう。

・・・・待つしかないか（笑）

＊＊＊イラストは・・スプレーで書いたのでちょっと・・失敗（笑）
せっかく書いたから・・ＵＰしちゃったぁ・・甘い目で見てね。すみましぇん（笑）