幼い頃 近所に
思ったことを言いたい放題
やりたいことをやりたい放題
している人を母が
「あの人の心はいつも青空だから」
と言ったので、どういう意味かと聞いたら
「青空とは何も考えずに思ったことを言ったりしている人よ
あの人みたいに生きれば楽でしょうね」
「だったら母もそうすればいいのに」と私
「何もわかってないねえ、言いたいこと言って
生きられるなら人生楽だよ。でも世間と合わせて
生きていくには言いたいことも我慢しなければならない
時もあるのよ、あの人は何も考えない心がお花畑の青空人間だから」
その言葉に相手を軽蔑している響きを感じていた
そういう母はいつも疲れてた いつも不平や辛さを抱えてしまっていた
母の口癖は[世間がどう思うか]が大事だった
子供の進学、就職、結婚すべての言葉には
「世間が、世の中は、現実は」を繰り返していたように思う
青空とからかわれていた人は
いつも元気な声であちこちと生活を楽しんでいた
どんな哀しい出来事があっても明るいように私には見えた
自分が楽しければいい 自分が嬉しい感情でいるならそれでいい
それ以上もそれ以下も考えない
今の私はお花畑最高!だよ
青空人間楽しいじゃない と素直に思う