「夏美もつきあい始めた頃はあんなんじゃなかった。
無邪気で素直で、こんなに可愛い女性がいたんだって新鮮だった。
でも次第に僕のテリトリーにまで侵入してきた。
誰と友達なのか?会社の残業は何曜日が多いか、飲み友達、
学生時代の友人のことまで詮索し、いつも僕のことを優先する生活になっていった。
部屋の掃除、手料理、男がすべて喜ぶと思ったら大間違いだよ。
夏美とつきあってはっきりわかったことがあるんだ。
僕は女に色々世話されることが嫌いだってこと。
最近の夏美は世話女房だよ」
「世話女房?」
「結婚もしていなにのに、健康の為にいいからと野菜スムージーを作り、
お酒も体に悪いからと注意までし始めた。
そのうち僕は叫びそうだよ。僕は母親とつきあってるんじゃない!とね」
「彼女はあなたが好きだから、あなたの為にと思ってしている行為よ」
「それが重いんだよ。どうしてそんなに男に世話をしたがるの?
尽くしているその行為が僕にとって重いんだ」
「どうしてほしいの?」
「ほおっておいて欲しい、いつもラインの返信が遅いとか、
1週間に1回しか会えないのは寂しいとか・・・疲れてきたよ」
尽くす女と尽くされている男の心の交差点が見失っていく。
彼の疲労困憊の表情に理沙は言葉を失った。
続く・・・
無邪気で素直で、こんなに可愛い女性がいたんだって新鮮だった。
でも次第に僕のテリトリーにまで侵入してきた。
誰と友達なのか?会社の残業は何曜日が多いか、飲み友達、
学生時代の友人のことまで詮索し、いつも僕のことを優先する生活になっていった。
部屋の掃除、手料理、男がすべて喜ぶと思ったら大間違いだよ。
夏美とつきあってはっきりわかったことがあるんだ。
僕は女に色々世話されることが嫌いだってこと。
最近の夏美は世話女房だよ」
「世話女房?」
「結婚もしていなにのに、健康の為にいいからと野菜スムージーを作り、
お酒も体に悪いからと注意までし始めた。
そのうち僕は叫びそうだよ。僕は母親とつきあってるんじゃない!とね」
「彼女はあなたが好きだから、あなたの為にと思ってしている行為よ」
「それが重いんだよ。どうしてそんなに男に世話をしたがるの?
尽くしているその行為が僕にとって重いんだ」
「どうしてほしいの?」
「ほおっておいて欲しい、いつもラインの返信が遅いとか、
1週間に1回しか会えないのは寂しいとか・・・疲れてきたよ」
尽くす女と尽くされている男の心の交差点が見失っていく。
彼の疲労困憊の表情に理沙は言葉を失った。
続く・・・