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あと10年も生きていられるかね~とお年寄りの呟き

2008-10-12 22:05:43 | Weblog
今日12日は、でも時々黒雲が湧いて今にも降り出しそうな変な天気でした

今日は、街頭で政策の訴えをしました。

野口町のある地域で、後期高齢者医療制度の理不尽さなどを話していると
通りかかった高齢のご婦人が、話が終わった時に
「あんたが言う通りだよ」とおっしゃって、
「この10月の年金から後期高齢者医療保険を天引きすると通知があったんだよ。
今度は、減らされた年金を受け取るんだよ。
国民年金でお金も少ないのにどうしたいいか分からないよ」と言うのです。

そうです、扶養家族になっていた方や、所得の低い方々の保険料がこの10月から年金天引きになるのです。
所得が全くない人からも保険料をむしり取る本当にひどい制度です。

お幾つですか?とお聞きすると
「77になった」とのお返事
あら喜寿のお祝いですね、お祝い金は貰いましたか…と言いかけて、
そういえば今年からなくなったんでしたね~と申し上げると、
「そうなんだよ楽しみにしていたのに」と言われました。
「シルバーパスを受けとるにも1000円と、非課税証明書に300円か掛かるんだよ」とも 

長生きして、米寿のお祝い金をもらってくださいねと申し上げると
「あと10年も生きられるかね~」とため息をついていました。

このお返事を聞いて、あゝと胸を突かれました。
お年寄りに、長生きをしてくださいねと申し上げるのはたやすいこと、
でも、お祝いを10年も先延ばしにすることは、残酷なことだと改めて実感させられたからです。

申し訳ありませんと思わず頭を下げながら、
悔しいから本当に長生きして下さいねと重ねて申し上げると
「がんばるよ」と笑っておられました。

もうお一方は、最近、
「40数年前の手術の輸血でC型肝炎に感染していたことがわかった。
都や保健所に相談したが時間がたちすぎているので補償ができないと言われた。
肝炎が発症したら高い医療費が掛かる。不安だよね~」というお話。
そして、
「できるだけ生活費を切り詰めるために、安い食品を買ってくるんだけど、それだって輸入食品で、毒が入っているかも知れないと言うんじゃ心配だよね~
貧乏人は安全なものも食べられないんだよね」とおっしゃるのです。

お二方のお話を聞いて、
安心して年をとれない日本の政治の貧しさを痛感しました。
75歳になったら、せめて医療費は無料ですからね と言うことができれば、
C型肝炎が発症し、高い医療費が必要でも安心できます。
少しは生活にゆとりができます。
娘さんや、息子さんに迷惑をかけると心配することもありません。

株価の下落に、大手企業を救済する手だては考えるのに、
年金で暮らすお年寄りや、
派遣労働で家族を養うことのできない若者や、
給料が減り続けて生活が大変なサラリーマン世帯や
消費者の財布の紐がが固くなり、売り上げが伸びない商店や
輸入農産物に押され、作れば作るほど赤字に苦しむ農家や
ガソリンの高騰で操業できない漁船
こうした国民の苦しみには鈍感な政治、
これを、どうしても変えなければと改めて痛感させられた一日でした。

東村山市長が国民健康保険税値上げ諮問

2008-10-12 00:59:56 | Weblog
今日は朝の内は雨 で、
午後からは日差しが照りつける晴れ、
夕方は真っ赤な夕焼けが出ていたのに、黒雲が立ちこめていたり・・・
な天気でしたね~

どこから香ってくるのか見回しても見あたら無いのに、
玄関を出るとそこはかとなく金木犀の香りが漂っています。
また、よそのお宅の庭の柿の実も色付いて
すっかり秋めいてきました。
そうそう、銀杏の木の下で、銀杏を拾っている人も見かけました。

さて、東村山市長は、国民健康保険税の税率改定を諮問しました。
所得割と均等割を50対50にするというものです。

所得割とは、文字通り、所得に応じて保険料を決める方法(応能割)で
均等割とは、金持ちだろうが、貧乏だろうが一人あたり、1世帯あたり『平等』に負担をする(応益割)ということ、所得が3万円の人も、1000万円の人も金額は全く同じということです。

つまり、所得に応じて税金を払う累進制が限りなく変質させられることになります。

東村山市長は、50:50で値上げになるように見えるけれど
減額率が現在の 6割、4割 が
改訂後は    7割、5割、2割になるので低所得者には問題ないと言っています。
また、応能、応益を50:50にすることによって東京都からの調整交付金が増額され、改訂に伴う住民の負担を本来額より低く抑えることができるとしています。
本当にそうでしょうか、本来額より低くといっても、少しでも負担分上がれば、それは間違いなく家計を圧迫します。

また、具体的に国保税の金額が上がれば、たとえ減免率が変わっても
本当に負担が低くなるかは個々人の保険料を計算してみなければ判りません。
さらに、減額した後の金額が、改訂前の減額された金額より多ければ
やっぱり暮らしを圧迫することは明かです。

来年から、65歳以上の方の住民税を年金天引きで徴収することも計画されています。国民健康保険税も同様です。
日本の税金徴収の考え方は、本来生活費非課税のはずです。
年金天引きの思想は、
生活費よりも国や自治体の税金徴収こそ優先度が高く、税金を払って残ったお金で生活を営みなさいという通告を国民に突きつけることです
血も涙もない、お上のやり口です。

昨日そんな話を街頭でしたら、通りかかったお年寄りが
「これから銀行に残高の付け合わせに行く。取りかかったら、税金の話をしていたから聞いたが、あんたの言うとおりだ、私の年金は2ヶ月で6万円、これで税金を先に取られたらとても生活できない」
と、共感し、がんばれと言ってくださいました。

年金支給額は減らされ、原油価格の高騰で、諸物価が上がり二進も三進もいかなくなって居るところに国保税値上げ
たまりませんよね~

そもそも国保会計の困難さは自民党政治がつくり出したものです。
80年代の中曽根臨調時代に、国保会計への国庫補助を削減
国保会計は一気に困難になりました。

その後、さらに補助金は削減され、保険税の値上げを繰り返し、滞納を増やし、
国保会計は悪循環に陥っています。

『国保』は国民皆保険を保証する重要な案件です。
その会計の運営の責任は国にあります。
国保会計のその使命を自覚して、国や東京都に応分のよさんを要求してこそ国保会計の充実が測られることと思います。

値上げはいったい幾らになるか判りません。
でも、具体的な数値を市民の前に明らかにして、意見を問うべきだと思います
改訂の審議をする国保運営協議会は16日から議論をする予定だそうです。
また報告します