遅ればせながら-議員定数削減に対する反対討論-です

2010-08-30 09:08:49 | 東村山市の政治、議会
本当に忙しい夏でした。
結局、研修会で東京を毎週留守にしましたが、
平日は役所に日参して、決算などの資料作りに終始、

さて、議員定数削減案への日本共産党の反対討論掲載します。
この夏は、調査とデータ作りに夢中になったため、ブログの書き換えも後回しになってしまい
遅くなってしまいました。

○日本共産党東村山市議団は、議員提出議案第15号 及び 修正案に反対します。

1、これ以上の議員定数の削減は、二元代表制の下、住民の多様な意見で市長の市政運営を正すべき議会への住民参加の機会を奪い、多様な意見で行政をチェックする機能をますます弱めることになるから

議会は、住民自治の最たる機関であり、最も民主主義が重視されなければならない団体です。
住民が選出する二元代表制の一方の機関として、住民の立場で、市長が提案する予算や決算、議案を十分審議し、必要な修正も行い、住民の暮らしを守るものにしていくことが求められています。
 さらに、市政運営について、住民の立場から調査を行い、その運営のあり方を正すことも重要な役割の一つです。
 こうした役割を十分に発揮するには、議会に多様な意見、多様な住民の声が反映されることこそ必要です。その保障が議会の議員の定数です。

この問題が顕著に現れるのが、改定案に示された厚生委員会の定数です。現行6人を5人に変えています。
 今でも、厚生委員会は委員長を除くと5人で議案の審議を行わなければなりません。その会派の構成は、当初、自民2、公明1 共産党2、無所属1という構成です。
 今以上に多様な意見が反映されない構成になることは必定です。このことを鑑みても、定数削減には道理がありません。

議員の定数を今以上に減らすことは、市政をチェックするために議会に参加しようとする住民の被選挙権を阻害し、そのチャンスを奪うものです。

この間、東村山市は、お金がない、財政危機だと 市民に不安を与え、行革の名で、歳出対策としては子どもの生育環境を保障する保育士の非正規化まで推し進める職員の削減、住民サービスや福祉や教育などの暮らしに密着した予算の削減を進め、歳入対策においては、国保税、使用料、手数料、公共料金の引き上げなど、市民からお金を吸い上げ、その一方で東村山駅西口再開発のような大型開発は野放しで実施してきました。
 この見直しを求める大きな住民運動の結果、当議会には、今、これまで以上に多様な意見が反映されるようになりました。

 今度の議員定数の削減案は、そうした多様な意見を排除し、市長の市政運営にいつでもゴーサインを出す議会に狭めることになりかねません。二元代表制の一方の市長を利することになります。究極的には市民の利益の損失につながります。

 同時にそのことによって、議会自らが、自身の存在意義を否定することにもつながります。

 当東村山市の人口は約153千人、今でさえ、5900人に1人の割合でしか議員は存在していません。今以上に議員の数を減らしては、さらに住民の声の届きにくい議会になってしまうことは必定です。決して市民のためになりません。

2、行革で議員自らも身を切るといいながら、議員の懐は一切傷めることなく、逆に住民の地方政治に参加する権利を行革の名で奪うもの

議員の定数を減らす案は、財政的な削減効果を演出しながら、自らの懐に入る議員報酬は手付かずであるということを隠しています。
 さらに重要なことは、財政的効果だけを喧伝することによって、多様な意見で市政をチェックする機能を弱めることになるということを隠しています。


 質疑で繰り返し指摘しましたが、市民の市政への参加、議会に出て市政をチェックし、同時に住民のための市政実現へ頑張りたいと思う、住民の地方政治への参加のチャンスを大きく制限することになるということの認識が、提案者側の多くに無いということも大問題だと言わなければなりません。

日本共産党東村山市議団は、変えよう議会や草の根市民クラブの皆さんとともに、不況で、住民の所得が減っている中、住民を代表し、住民の名で市政をチェックする役割を持った議会が、その報酬を自ら引き下げ、もって財政運営の一助とするべく16号議案で提案しました。

 行革で議員が自ら身を切らなければならないというのであれば、こうした取り組みこそ求められているのではないでしょうか。

 日本共産党東村山市議団はこうした民主主義に反する提案、市民の被選挙権を制限し、ひいては参政権を制限しかねない、そのことによって議会の存在意義を自ら否定する事になりかねない議案には賛成しません。


以上が討論の中身です。
 議員定数削減問題は、これまでも市民の行政への不満、
その行政に対し有効な手を打つことの出来ない議会、
与党の多数意見で、住民の声に耳を傾けない議会への住民の不満を逆手に、
市長の言うことに何でもゴーサインを出してきた与党議員を中心に提案されてきた歴史を見れば、何を狙っているかは明らかではないでしょうか。


今年は富士見町で震災訓練でした

2010-08-29 22:40:55 | 日々

今年は 南台小学校で 震災訓練が行われました。
私は 地域の皆さんと共に 近所の公園に集合して、
そこで、班に分かれ、救護の活動や、消火活動などについてあらかじめ講習を受け
南台小へ向かいました。

下の写真のように、怪我をした部位によって 三角巾での止血や救護の方法を学んだり 




体育館で、避難場所での家族などためのスペースの確保の道具や
テントでのトイレ施設、授乳や着替えスペースの確保のためのテントの設置


さらに、心臓マッサージやAEDを使用する方法


最後に、消防署、東村山市内7つの消防団の放水車による
放水の演技などを行いました。


震災訓練には、昨年より、当事者の強い要望で
耳の聞こえない、また聞き取りが困難な市民の皆さんへの
手話での震災訓練補助や、
難聴者で手話が堪能でない方々への
要約筆記のサークルの支援などの訓練も行われました。
下の写真は 終了の挨拶を行う渡部市長の横で
内容を手話で伝える市民。



一緒に参加した、わが自治会の副会長さんが、
実際に震災にあったら、ご近所の方々の非難をどのようにお手伝い出来るか心配とおっしゃっておられましたが、全く同感だと思いました。


議員定数を1減、議員の報酬期末手当への20%加算の廃止が決まりました

2010-08-20 10:25:45 | 東村山市の政治、議会

昨日8月19日
議員の定数と報酬に関する特別委員会の2回目の委員会が開催されました。

開会直後、自民党から出された修正案(2減を1減へ)についての質疑が交わされました。
私ども共産党は、1減といえども、住民の参加を拒否するものに変わりなく、特に質疑は行いませんでしたが、

自民党の議員は
「なぜ、2減の共同提案になっていたのに、修正を行うのか」と言う質問に
「議論の過程で、厚生委員会の定数が6から5になることに付、委員長を除けば4人での議論になる。今後福祉の問題は重要な議題として提出されることが多くなることが予想され、4人で決めてしまうのは如何なものかと考えた」と答弁
また、議員定数の基準についてどのように考えるか」との質疑には
「適正な定数が何かは不明だが、しかし、東村山市は人口が増え続けている中での定数削減は如何なものかと思っている。H19年12月に、議員定数削減の請願が採択されたが再検討の余地はあると思っている。」などと答えました。

こうした議論の後、議員定数を2人減らす案についての採決が行われましたが、
初めは、これに反対の論陣を張っていた会派も自民党の修正案に賛成し、
来年の選挙において、議員の定数は現行 26から25へと変更することが
日本共産党を除く賛成多数で決まってしまいました。

特別委員会の議論の中では、住民参加、多様な意見の反映と言うことが何よりも重視して議論されました。

提案者側の答弁は、定数を減らしても住民の多様な意見を阻害することにならないの一点張りでしたが、議会という住民参加の最大のチャンスを、議員の定数を削ることによって奪った側の見識が改めて問われることになろうと思えてなりません。

 

また、最終的に1減で決着がついたとはいえ、その議論の中で、繰り返し、行革の名で議会の議席を削ることについては軽々に決めるべきではないと言う議論が繰り返されたにもかかわらず、結局住民参加の機会を狭めることになってしまったことについても、その見識が問われます。

 

日本共産党を代表して私が、議員定数削減についての質疑を行いましたが、その内容は反対の討論で明らかにしています。内容は次回に紹介します。

 

また、この日は、日本共産党が変えよう議会などの会派と共同で提案した、議員の期末手当への20%加算の廃止についても議論がされ、結局、公明党や自民党は反対しましたが、日本共産党、変えよう議会、草の根、民主が賛成、可否同数であったため、特別委員会委員長の鈴木議員の賛成で可決されました。

12月期の一時金から、20%の加算はなくなります。

 

また、この議論の中で、議員の報酬のあり方についても、第三者も含めて議論をすべきなどの意見が交わされたのは成果だと考えます。

 


民営化で起こっていること 保育合研より

2010-08-13 11:41:48 | 勉強

熱いですね~
我が家では 娘たちは ぐだ~っとしているし
義母は腰が痛いので あまり動かないし
熱中症対策に水を飲めよというだけは言ってます。

私は、この暑さを絶好のダイエットチャンスに変えるためジムに通ってがんばっています。
が、なかなか効果は現れません。ビールが祟っているかも・・・

さて、保育合研の続きです。
全国からの報告を紹介しようと思います。

●宮城県仙台市 人口約101万人
保育園公立49、民間66 待機児2008年に740人 09年は620人
2007年=老朽化した保育園を10年で21箇所を廃止、民営化する方針を出した。
パブリックコメントでは反対が7割にも上ったのにこれを無視。
市民は、民営化を考えるシンポを開き反対の運動。

市は、子どもには何のメリットも無いが、民間だと7割の運営費でできると発言。
民営化しないでと言う訴えに 民間が悪いと言うのかとの攻撃も

2008年9月 受託法人が決定。移行に伴う子どもの影響は一切考えず見切り発車で民営化2009年4月 6ヶ月の引継ぎ保育。 子どもや保護者、保育士の不安や負担が増え、混乱も続いたが、落ち着いたからと、
2009年10月 正式に移管。

保護者会はあったが行事の手伝いなどが中心で、初めは民営化問題にどうしたらよいかわからず、でも、4人のお父さんが考える会を立ち上げ、市との交渉も含めがんばった。

●岩手県盛岡市 人口約29万人
盛岡市は、有識者、保護者、保育士などを含む公立保育園の有り方を考える検討で民営化、民間委託はやらないという結論を得たにもかかわらず
2006年1月 民営化方針を発表。18園全ての民営化を打ち出した。
2008年、2009年に各1園が民営化された。
2010年6月1日、次の移管先の公募が行われ、2ヶ月で決定し進める方針。

民営化された園の子ども、行事のたびに訪問する元保育者に
「先生どこ行ってたの?まってたのに、保育園がいやになったの?」と聞く。
「先生早く早く、僕たちもう準備できたんだよ、遅いよ・・・」と、休んでいたかのような声賭けを保育者にする
など、未だに慣れ親しんだ保育者と引き離されたことを理解できていない。

財政効果も、初め10億円といっていたものが
1億円になり、6000万になり、ついに4000万円に

この間、公立でも民間でも保育士の正規職員の新規採用が合わせて年間数名。
保育園の非正規化が進行している。
ある民間の保育園の臨時保育士(男性)は、保育園で午後2時まで働き
  3時からは別の園で保育、夜は別なバイトで生活している。
  正規職員になるチャンスさえないと希望を失った顔。

民営化は進んでも、待機児の数は減らず、マスコミからさえ疑問の声が
公立保育園の施設改善予算も乏しく、このままコスト削減が進めば、民営化園の厳しい運営に追い込むことになる。

以上の報告を聞いて、
今や 公立は人を採用せず 子育て支援のノウハウを放棄しようとしている。
民間は、今かろうじて保育者を確保し、正規職員が多くを占めているものの
公立が民営化されるに伴って、
東村山市の保育予算はさらに削減されることは目に見えており
民間保育園の運営をも圧迫することになっていく
わが市で起こっていることとまったく変わらない事態が、すでに民営化に踏み出した自治体で起こっている
そんなことになってはならないと痛感しました。

報告に基づいて、会場からの発言がありましたがそれはまた次回に


忙中閑あり=岩手保育合研

2010-08-10 13:29:14 | 勉強
岩手への保育合研参加は突然決めたので
他の日程をこなしながらの参加でした。

忙しかったけれど、その中でも美しい風景にも出会い、
考えさせられる風景にも会ったので紹介したと思います。

下の写真は、大宮から盛岡に向かう新幹線の車窓から
夕日の美しさに引かれ、一瞬にして流れる夕日を撮ったものです。
ほんとうはもっとよい景色が有ったのですが
シャッターチャンスをものにできませんでした


下の写真はその夕日に染まる雲の美しさを狙ったのですが
いかんせんデジタルカメラの機能を十分使いこなせていないので
目で見たより 明るく移ってしまいました。


下の写真は、会場となったアイーナです。
県の施設で、たくさんの会議室から、国際友好協会が入っていたり
まあ、西口再開発によって作られた施設でした
ものすごく立派な 施設で7階から4階を見下ろして写してみました。
このビルの隣には 盛岡市の施設が入った高層ビルが建っていました。


会議が終わって、帰りの新幹線の時間までに
せっかく来たのだから 名所を見ようと
山口議員と二人で、石割桜を見に行きました。
裁判所の中にありましたが、大きな岩を割って生えている桜は根回りがとても大きく
花が咲いたらさぞや美しいだろうと思いました。
私は、どうも、そのちょうどよい見ごろにはどんな名所にも行く機会に恵まれず
今回も、季節はずれの桜を見てしまいました。
でも、今度来てみようとは思ったのですが、どうなることやらです・・・


この意思割桜と 盛岡の城跡を見て
川沿いに駅にぶらぶら

新幹線の時間を記憶違いにきずき
ホームに駆け込んで 必死に走り
遅れて到着した小町に助けられて
18:06分発の新幹線にやっと乗れました。
疲れました~!!

やっぱり民営化はだめ!-保育問題合同研究集会(岩手)で学びました-

2010-08-09 15:10:41 | 勉強
7日夜、東京をたって、
岩手県盛岡市で開かれていた保育問題合同研究集会に参加してきました。
今回は、パソコンを持って行かなかったので今日報告です。


公立保育園の民営化を考える分科会に参加しました。
立教大学の浅井春夫教授が、
冒頭、
民営化の背景が
、総務省の公務員削減、05年に4.6%の削減目標を押し付けたことにあると話されました。4.6
%の削減のトップは保育所とも。

助言の後、全国からの報告、民営化された経験が報告されましたが、

あるお母さんが、5歳児のわが子について泣きながら話されました。

5歳児クラスは、
最年長で他の児童たちの憧れのはず。

なのに民営化後の一年間、子どもたちのまとまりがまったく作れず、
子どもたちは自らの成長を確認できないまま、
確認してくれる赤ちゃんの頃から見ていてくれた先生の存在を欠いたまま卒園をした。

ある日のわが子が描いた絵は、友達の顔を真っ黒に塗りつぶしたもの。
それを見た瞬間、涙があふれてとまらなかった。
一緒に育ってきた友達との関係が作れなくなり、
いがみ合う毎日が息子にとってどれだけつらい日々であったかと思い、
民営化をとめられなかった自分を責めたというものでした。
その心中は察して余りあるものでした。
参加者はみんな、親であり、保育士であり、子育てに関わった経験をもった者だったから、その気持ちが痛いほどわかりました。

これが東村山市が今進めようとしている民営化ということだと改めて怒りを感じました。

こんな経験を、
友達を友達と感じることのできない、
自らの成長を、親のように確認してくれる先生が一人もいなくなる
そんな最年長時を、
わが東村山市の子どもたちには
一人も味わってもらいたくはないと痛感しました。

東村山市長は、できるだけ子どもへの影響は少なくすると言います。
しかし、赤ちゃんのときから育ててくれた先生を全員奪って、
影響が少なくなるはずが無いと言うことを、
行政の職員も含めて学ぶべきです。


分科会の最後に、子どもをこれだけないがしろにする政府、
その片棒を担ぐ民営化を進める自治体に対し、
あらゆる運動で、これに歯止めをかけましょうと浅井教授は結びました。
そして、保育士は子どもが人生で最初に出会う教師、その役割は大きいとも・・・。その大きな存在を奪うのは誰であれ許されるものではありません。

盛岡もアツ~イところでした。
参加者も熱く、子どもを守るために議論し学びあった貴重な一日でした。


尊敬をこめて おばちゃんら と呼ぶ町の職員 池田町=2

2010-08-06 12:01:00 | 勉強



上の写真は以前紹介した 池田町の農作物で作られた1000円の弁当です。
米は 下の田んぼで作られた無農薬米


ご飯の横にある紫の酢の物は下のやつ頭の茎 で作られたそうです。
また、その下の葉っぱはつる紫 胡麻和えになっていました


そして、地元の川で取れた鮎のから揚げ、
いのしし肉の煮付け、独活の葉のてんぷら、春に収穫し塩漬けにしたたけのこの煮物
など地元産の食材で、指定の醤油、味噌、塩、砂糖だけで作られた惣菜を作ってくれたのが
写真の おばちゃんたち


自分たちが作った、作物や、惣菜が
無農薬、無添加であることに誇りを持って口々に語ってくれました。

役場の担当者は 尊敬をこめて
おばちゃんたち を連発します。

そのおばちゃんたちが、野菜についた虫を最後は手でつぶし
虫が つかないようにする苦労も語って、
それでも みんなが喜んでくれるからやっているんだとニコニコしながら話されました。

最後は 無農薬の認定が立てられた田んぼを紹介して終わりです。


今日で自治体学校が終わりました

2010-08-03 11:39:08 | 勉強
以下の記事は、昨日帰りの新幹線で書いたのですが
持っていたパソコンが調子悪くて
今日8/3アップします。

今日8/2自治体学校は三日目の日程を終わり、
今は 米原で東京行の新幹線に乗り換えたところです。

午前中に
京都大学の岡田教授の講演がありました。
テーマは 「地域主権改革」の内実と地方自治・地域経済の未来 です。

自民党政権が進めていた構造改革路線と地方分権は
自治体の数を大幅に減らし(3000の自治体を1000にを目標、結局1800弱の自治体が残った)
都府県を廃止、道州制を導入、
国と地方自治体との役割分担で、国と自治体を垂直関係に、国の支配を強化する
憲法に定められた 地方自治の精神をないがしろにする方向で進めてきた

合併問題は、周辺部の一層の過疎化進行など多くの問題点も発生し、
自民党政権下ですら、一応区切りをつけるべきと第29次地方制度調査会も提言

一方、民主党政権の地域主権改革は、国と地方の役割分担
国は外交と防衛問題にシフト、法令による義務付けや枠づけを見直し
国の出先機関は廃止、都道府県の仕事を基礎自治体に移譲など
自民党と同じスタンスだと言ってもよい。

民主党政権下で、すでに財界人を中心とした地方行財政検討会議が設置され、
①首長と議員の二元代表制の見直し、
②基礎自治体の区分の見直し
③大都市制度のあり方
④自治体の自由度の拡大(規制緩和)
が議論されることとなっている

この民主党が目指す「地域主権国家」の母体は、基礎自治体で、
それを1800からさらに300にまで減らすことを目標にしている点である。

そして、最大の問題点は、
地域主権と言う際の 主権はどこにあるかと言えば
憲法に定められた 国民・住民ではなく 自治体そのもに有るということ
つまり、地域主権とは、団体自治としての「自治体」の行財政の権限を強化すると言うことであり、住民自治は著しく軽んじられるというところにある。

すでにこうした流れは始まっている
しかし、こうした流れで、国民が政権交代を望んだ元凶である
貧困と格差の解決や命と基本的人権を重視した、住民主権に基礎を置いた自治体作りは不可能である
と、岡田教授は指摘した。

私たちは、基礎自治体が、地域住民の命と基本的人権を十分保障することの出来る
二元代表制の元で、住民が本当に幸せに暮せる自治体を目指して
美辞麗句に惑わされること無く 取り組みを進めなければならないと
それが 議会人でもある私の仕事だと言うことを改めて胆に銘じました。

まだ十分に租借しているわけではありませんが
日々精進で・・・

福井県池田町の無農薬野菜と生ごみのたい肥化ー自治体学校ー

2010-08-01 22:02:20 | 勉強
今日8月1日 自治体学校2日目は
池田町を訪問する現地分科会に参加しました。

池田町は米をはじめとした農産物の大方を
無農薬と有機栽培で生産し、それを県庁所在地福井市のアンテナショップで販売し、好評を得ています。

池田町の生ごみたい肥化は
ゴミの減量やゴミ処理費の削減が目的ではなく
地力、土地の力を付けること
化学肥料に頼らずに 有機肥料や生ごみのたい肥を利用して
よりよい農作物を作る取り組みを目的としています。

その取り組みの背景には
町役場の職員の仕掛けがあるものの
住民参加があります。

モデル試行の段階から
住民参加の極的な取り組みがされました。

牛フンと生ごみをたい肥にし
農家がその活用をすすめる

そのことによって地力が付き おいしくて 安心な作物を作る・・・
それが消費者の心をつかむ
その実践を目の当たりにしました。

わが東村山市とは
ゴミの減量に対する取り組みも違うのだが
面白い数多くのとりくみがされていた
今後ゆっくりと紹介したいと思います。