10億円の東村山駅西口ビルの公益施設買取の、撤回を求めました

2007-02-28 12:53:00 | Weblog
昨日27日、最大のムダ使い、再開発ビルの買い物、10億円の公益施設買い取り議案が本会議で審査されました。
私が、質問に立ちましたが、質疑の詳細については、後日報告します。
とりあえず、議案審査最後の、反対討論の内容を、けいさいします。
因みに、10億円の買取に賛成したのは、
自民党、公明党、民主クラブ、市民自治の会でした。
反対は 共産党、希望の空、生活ネット、草の根 でした。

討論は以下のとおりです。

日本共産党東村山市議団は、
議案第9号、仮称・東村山駅西口公益施設の買い入れについて、反対します。

反対の理由の第一は、市民の理解が得られないということです。

市民は、この間、お金がないと、様々なことの我慢を強いられ、昨年の住民税の大増税とあいまって、税金のムダ使いについて、大変厳しい視線を送っています。
昨年、住民が取り組んだ、再開発の住民投票条例を求める署名運動が、その重要な表れでした。
市民の皆さんは、再開発の広場は容認しつつ、一番、見直しを求めていたのがこの公益施設の買取りだったのです。

反対の第二の理由は、この床の買取が市民のためではないということです。
このビル床の買取りは一体誰のために行うのか?
市民のためでないことは明らかです。
市民がぜひ買ってくれと、要求したものではないからです。

この床を行政が買う意義は、
マンションを、再開発組合から購入する三菱地所の買い取り価格を引き下げるためにこそあります。
こんなことのために、市民の税金を投入することに、賛同できなのは、市民の代弁者として当然のことです。

反対理由の第三は、東村山市財政にとって、これ以上のムダ使いはないからです。
使い方も未だに合意できない、必要もない施設に、10億円ものお金を投入する財政的ゆとりが、東村山市にあるかということです。
東村山市は、緊急財政対策と称し、市民にはあらゆる我慢を強制します。
公民館の全面有料化さえ、実施するのではないですか。

この施設の買取は、二重三重に、今後、市民の暮らしを圧迫する材料になります。
こうした議案に、再開発の見直しを、そのはじめから要求してきた日本共産党東村山市議団は、きっぱりと反対します。

本議案買取りは、選挙で市民の審判を仰いだ、新市長と、審議会にゆだねるべきことも申し添えます。

以上、です。
いま、議会真っ最中。あした、3月1日までに、予算と、委員会付託議案の質疑通告をしなければなりません。
とりわけ、忙しくなっています。

市民が一番ムダだといった100㍍ビルの公益施設 なぜ買うの?

2007-02-25 00:17:55 | Weblog
27日本会議に、東村山駅西口の再開発ビルに、東村山市の新しい施設を購入する議案が提出されます。

床面積
 2階  657.87㎡
 3階 1474.25㎡ 合計 2132.12㎡
概算購入価格
 10億200万円 です。
 ㎡当りの単価、46万9955円。
 市は、工事の進行具合に応じて支払いをする計画で、一定の支払計画は

 H18年度中 2億2044万円
 H19年度  3億0060万円
 H20年度  4億8096万円    です。


なぜ、いま、ビル床の買取りなのでしょうか。ビルは、これから建設されます。本当なら、建築が完成する2009年(H21年)、3月に提案がされるべきではないでしょうか。

また、金額的にも問題があります。
当初、65億円といっていたビルの建設費は、落札価格52億6000万円となりました。落札率は80%です。
であれば、公益施設の買取予定額も、初めの計画より、80%の金額での購入
してもいいのではないでしょうか。
つまり、予定価格の、8億160万円でもいいのではないでしょうか?

ところが、提案された、買取価格は、当初計画どおり、10億200万円。
約2億円の差額は誰のメリットになるのでしょうか。誰の懐に入るのですか?

この床は、市民誰一人として、要求した物ではありません。
東村山市の長期計画にも乗っていませんでした。
誰も望まないものを何のために買うのか、
三菱地所に、出来るだけ、マンションの部分を安く売ってあげるためです。
不動産事業の、利益を確保するために、市民の税金が使われるのです。

高い税金を払っている市民の気持ちを逆なでするような議案です。

この再開発を、よりお金のかからないものにするには、
ビル床の買取をストップすることと、
地下の駐輪場建設を中止するしかありません。
住民投票を求めた市民が、一番問題にしていたのも、このビル床の買取りです。

今年、4月には市長、市議選が行われます。
床の買取は、この選挙後の、新しい議会、新しい市長に委ねるべきです。

なぜ床の買取を急がなければならないのでしょうか。
市長が変わったら、この買取を拒否するかも知れず、そうならないよう、今のうちの契約をしておいて、新市長が拒否しても、「いまさら解約できない」ものにしておくためですか?

市民の代表たる議会は、この議案の撤回を求めるべきです。
そして、4月の選挙で、市民に審を問うべきではないでしょうか

ヤッター! 子どもの医療費 3歳児までの所得制限が廃止されます

2007-02-19 14:17:30 | Weblog

ずいぶんごぶさたしてしまいました。

毎日ブログ更新できる人は、一体いつ眠っているんだろうと、自分が出来ない理由にしています。

さて、2月27日から 定例議会が始まります。
今議会では、嬉しいことがいくつか、あります。 

嬉しいことの一つは、子どもの医療費無料化の前進です。
三多摩一遅れているのですが、今年10月からやっと、
3歳までのお子さんの所得制限がなくなります。
すべての子どもの医療が無料になります。

また、東京都が、中学生までの医療費の1割分を補助することになり、
その都制度の導入も、議案として、提案されています。
中学生までの、医療費は3割負担のところ、2割負担でいい事になります。
ただし、所得制限があり、この場合は全部のお子さんというわけには行きません。
それでも、少しは前進です。
予算要求をしてきただけに、この報告ができること、とても嬉しいです。

しかし、すでに近隣の自治体では、小学校入学前のお子さんは全て無料だったり、
23区では、中学校まで所得制限が無いなど、どんどん子育て支援が進んでいます。
さらに頑張って、実現させなければなりません。

再開発のお金のホンの一部で中学校まですべて無料に出来るのにな~
福祉の心は、わが東村山市には、ないのでしょうか 


我が家のロクスケが病気です

2007-02-11 20:46:35 | Weblog

 この一週間、我が家のロクスケ(雑種犬)の、病気がわかって追い回されました。

 ロクスケは
下の娘が、小学校1年生の時に、生まれたばかりで我が家に来た。
名前は、当時、赤旗日曜版に連載中の漫画『ロクスケ君』からつけた

生まれた中で、一番元気な子犬を頂いてきた

 9年間、病気らしい病気もせずに来た。
しかし、昨年の春ごろから、目の中にぶつぶつが出来、開かなくなって、
娘がインターネットで調べたお医者さんにかかった

 一進一退を繰り返していたので、思い切って、検査をお願いしたところ、
リンパ腫 という診断 
抗がん剤もあるが
でも、具合が大変悪くなるので、
抗生物質で、様子を見ましょうということになった

 検査の費用は全部で、約15万円
薬代にも、お金がかかって我が家は大変である
でも、命には代えられず、一生懸命捻出している 
犬も国保の対象にして貰いたい・・・などと、本気で思ってしまった。
病気になって、お医者さんの窓口で、ペット保険があることを知った。

 犬を飼いたいという娘達に、反対をしていたものの
いつも行っていた、原村のペンションにいた愛犬と仲良くなっている娘達を見、
オーナーにも、子どもたちのためになるよ と言われ
娘達の、絶対メンドウ見るとの口約束に乗って、ロクスケは我が家に来た
娘達が、十分、丁寧に、面倒を見たとはいいがたい、
でも、家族旅行も、控え、ロクスケ第一に考えてきたコトも事実である

 お医者さんから、病状を電話で知らされた時に、
それまで、犬が苦手で、触ったことも無い下の娘が、涙を浮かべていた、
ビックリした。

そして、それまで、外で飼っていたロクスケを、室内に移し、
今は、自分から触れるほどになった

 何で、人間と同じような病気にならなければならないの 
と、怒ったように行っていたが、生き物の命の尊さ、
身近にいたものが、病気で弱っていく悲しさを感じたのかもしれない

 幸いなことに、ロクスケは、抗生物質が効いているのか、
小康状態を保っている
痛がることも無い、
自分が、家の中にいることに、戸惑っているようにも見える

やれ病院だ、ヤレ一日入院だ、迎えだ と、この一週間追いまくられたが、

命を永らえることの大切さ、慈しむことの大切さを、
娘達と改めて、感じているこの頃である 


子育て支援が遅れたまちは見放されます

2007-02-05 14:41:24 | Weblog

 市役所の、議員団控え室から、都営住宅の跡地利用で、新築なった都営住宅と、戸建の分譲住宅が立ち並ぶ場所が、よく見えます。
上から、町の様変わりを眺めつつ、
担税力のない人が多くて、財政が大変と、税金を多く払ってくれる人々を呼び込む計画に基づいた、まちづくりの様を、これで本当に市民を愛している町だろうか と暗澹とした気持ちにさいなまれる

 さて、先日、ある市民が「孫ができて・・・」と嬉しそうにおっしゃり、同時に
「福田さん、娘が言うには、子どもの医療費助成とか、保育園に入れるとか、学童クラブに入れるとか、子育て支援のメニューが揃っていない町は、若い人に敬遠されるらしいよ」と、言われました。

  あっ、そうだ! そのとおりだ と思いました

 東村山駅西口再開発の100メートルビルに、どんな世代が入るのか、それによっては、保育所も、学童クラブも、今よりいっそう不足するのは 火を見るより明らかなのに、
その見通しをたずねても、「それは、別のことだから」と頬被りをする まち

それでは、保健福祉部が、そのことも見通して、計画できるかといえば、
いまでも、お金がない、どこの予算を削るかと、汲々としている福祉部門では、及びもつかない様子
すでに子どもの施設は、どちらの施設も定員を超えて子どもを預かっている状態。

こんご、東村山市で子育てをしようと願う家族にとっては、とても大きな困難が立ちはだかる。
これでは、やっぱり、若い世代は居ついてくれなくなるかな~  
家を買った人たちは、引っ越すわけにはいかないけど、
アパートの人たちは、もっと子育ての条件のよいところに行ってしまうかな~ と暗くなった

 これを書きつつ、思い出した
あるとき、市民の要望に、
「お金がない、武蔵野のように金持ちではないから・・・」と言う市長に、
市民が「だったら、私たちも、武蔵野市に引っ越すかね」といいました。
これを聞いた市長、なんと
       「あ~どうぞ」と言ったっけ
市民が、東村山市を見限って越すのを、どうぞという市長は、
いつも 人間大好き がモットー と 言い続けているんだけど、
大好きな人間は、東村山市に暮らす、市民みんなではないのかな~と、
先の 見放される 発言から 思いを廻らせてしまった

  若い世代に見放されては、将来に、希望が 持てなくなるではないか
なんとか、子育てのしやすい環境を、ハード面、ソフト面両方、
市民の力をあわせて作り上げなくちゃ 

 お孫さんのできた ホヤホヤのおじいちゃん(言われたくないかな!)に、ハッパをかけられました 


許せないのは 市民の苦しみに目を向けないことです

2007-02-03 13:58:45 | Weblog

先日、再開発の一〇〇㍍ビルの落札価格が

52億6000万円で、落札したのは、私が、初めから指摘していた
東亜建設工業㈱ であったことを、報告しました。

初めから、仕組まれていました。私は、9月議会でも、12月議会でも、それ以前からも、よもや 東亜建設が落札することは無いでしょうね
と、質してきました。
行政は、入札は厳正に行われる と答弁してきました。
どこに、厳正に行われたという証があるでしょうか

 東村山駅西口整備を、市施行で行うか民間の再開発かを決める段階で、
市長や、助役、時の都市建設部長(現収入役)、と、料亭で懇談した時から、
東亜建設関係者や、三菱地所は同席していました。

 その後、大口地権者を説得し、
組合方式の再開発をしたいとの要望書を、行政に提出させ、
再開発における、参加ディベロッパー募集で、
三菱地所に、「協力企業は東亜建設。なぜならこの事業を紹介したのは東亜建設だから」と言わせ、
超高層ビルの建設で名を馳せていた大手ゼネコンや、マンション販売で実績を上げている事業者など、数ある応募事業者の中から、三菱地所に決定し、

 再開発の準備段階で、東亜から、無利子のお金数千万円を借りて、準備組合を運営し、人も派遣させ、
議会で、私に、東亜からの人材派遣を指摘されるや、これを退けたものの、裏では関与しているとの噂も絶えず、

地下駐輪場建設の入札にも参加し、幸い、落札は出来なかったので、
一番事業費の高い、今回の事業を、メデタク落札した。

これが、予め、仕組まれたことであると言うのは、これらの事実を並べただけでも分かるのではないだろうか
この事実を知って、それでも、厳正な入札が行われたと思う 『市民』 は、いないと思うのですが、違っているでしょうか?

この事業が、52億6000万円で、終了する保障はどこにも無い、
公共事業には、設計変更はありがちで、その変更の債の負担は、ほとんどが市の負担で行われると言うことも、指摘しておく

許せないのは、
市民の税金がこうした事業に、湯水のように注ぎ込まれ
他方で、市民の暮らしが崩壊に向かっているのに、
東村山市政は、なにも、対策をとらないことである

国の安倍政権と全く軌を一にしたものである

 高齢者は、国民健康保険税の値上げ、介護保険料の値上げで苦しめられ、
入院をする家族が出ると、シーツやタオル、パジャマなどのリネン類の費用、おむつ代、食費などの保険外負担と医療費負担とあわせて、一ヶ月に、10万円~20万円にもなり、年金だけではこれらの支払いを出来ない世帯が増えてきたことである

ある、二世帯で暮らしているご家族が、こういう状態で、
東村山市に相談に行ったが、
「家があるでしょ、そのローンは払っているんでしょ」
と、言われ、なにもして貰えなかったと言うのである

高齢者の病気は、若い世帯のくらしも破壊している

 子育て中の世帯は、東村山市に引っ越してきたら、
  子どもの医療費が有料になった
保育園は、定員を超えて入所させても、入れない子どもがでる
学校放課後のお子さんを預かる児童クラブも、もはや 新しい施設の設置が必要なほど、希望者が増えている
障がいのある子どもの児童クラブの入所も、年々困難になる

子育ても、このまちでは、とても困難

 シングルマザーは、
国の制度改悪とはいえ、生活保護世帯で 母子加算が廃止となり、くらしが大変
そして、生保を受けられない世帯も含め、
生活のために、結果として、長時間労働で、子どもをゆっくり育てる条件も無い

 生活保護世帯の子ども(高校生)が、自分のお小遣いを稼ぐのに、バイトをすれば、それを世帯の収入とみなして、生活保護の支給額を減らす

障がいのある人々は、生きるのに必要なサービス
手話通訳、ガイドヘルパーサービス、働く場所、など 利用すれば、料金を取られる

商売をしている人は、東村山市内に次々に大型店やチェーン店が出来ていくのに、市が野放しなので、営業権が奪われていく

国や、東京都が、これらの方々に関係する予算を次々に削っていく、この責任もあるが、
最大の問題点は、東村山市自体が、住民のくらしを応援する施策を、お金が無いという理由で、なにもしないことである

 共産党の黒田議員が、市民の介護の大変さを訴えれば、
市長は、「黒田議員より、私のほうが苦労している。親を看取ってきた」と、答弁し
市民の苦しさに共感し、それを何とか応援しよう、いくらかでも楽になるよう福祉の施策を充実させようとはしない 

市民の、各世代の、苦しみが見えていないのですか と言いたい

税金は市民のものである
お金の使い方は、市民の暮らしを応援することにこそ、優先して使われるべきである
また、予算議会がやってきます
少しでも、市民のためにお金が使われるよう、ガンバラナクッチャ と思っています