地域再生の勉強後、ふるさとの地域再生の歴史を考える機会を得た

2014-07-24 10:11:24 | まちづくり
先のスクーリングでは、既報の通り地域再生がテーマでした。
担当教授は、
東京の国際間都市競争に勝ち抜くための大型開発などのとりくみを是としながら
一極集中をなくし、地方の再生をと言い

地域再生の事例としては 
上勝町の葉っぱ事業や中山間地の林業で町おこしをしている自治体などが紹介された。

また中核市として人口を集めることを重視しているようにも思えた。
集落が散らばっていることで効率が悪いということだろうか?

しかし、この間の合併で
多くの自治体が中核市をめざし合併を進め、中核市への格上げが多くの自治体で行われたが、
人口30万人以上 を達成するための合併なので
中心市街地に大量の人が住んでいるわけではない。
広大な市域に集落が点在しているのが実態である。

こうした自治体に権限が下りてくるのだが
それに財源が伴って来る保障はない。
事業が押し付けられ、財源は自前でとなりかねない中核市の実現は危ういものがあると
私は 感じる。

こんなことを思いながらスクーリングを終えた。

その後、私のふるさと奄美の自治体の経営や企業誘致などを調べているという
大阪府立大学の斉藤憲教授の取材を受けた。

私が 子どもの頃
わが出身地の鹿児島県大島郡瀬戸内町では
60年代、実に多くの企業を誘致していた。

私が覚えているものだけでも
パイン(パイナップル)の缶詰工場
 我が家の近くにあったがパイナップルの輸入自由化でつぶれた
豚の場(と思っていたらハムの製造工場だったらしい)
 事業開始初日、ハムにする豚が7頭しか集まらなかったと斉藤教授
大型製糖工場(拓南と命名していた)
 我が家の近くにあった。サトウキビを安く買いたたくので農民が作らなくなり、サトウキビが集まらずつぶれた
国民宿舎
 海水浴場にあったが管理が悪く集客力無くつぶれた
等々である。

これらはいずれも 一人の町長が誘致・設置したらしい
斉藤教授は こんなに企業誘致に固執した町長はほかには出ていないと言われた。

当時私の伯父が共産党の町議会議員をしており
その議会における拓南製糖工場誘致議案への反対討論の議事録のコピーを
斉藤教授が下さった。

反対討論は、
当時あった集落の小さな製糖工場をつぶして大型製糖工場に任せてはいけない
と説いていた。
しかし、拓南製糖工場は誘致され、先に述べた通りつぶれた。

結果、集落の多くの製糖工場がつぶされ
今は、観光資源にもできない
ただ、製糖工場を守り続けた集落があり、
おかげで今も瀬戸内町の黒砂糖が食べられる。
それはともかく、こうした企業誘致は結果として
何れも数年で破たんした。

伯父が亡くなって久しいが
伯父の議会での活動そのものは知らなかっただけに感慨深いものがある。

斉藤教授は、
70年代に奄美に石油備蓄基地を誘致する動きがあり
それを中心に調査しておられるようであったが
幸いなことにその企ては
多くの島民の反対でとん挫
その中心になった人々の名前を挙げてくださったが
多くの人が、私が子供のころ町の有力者として有名な方々であった。

当時、深いところまで知ることができていなかったが
この間の大型台風などの災害で
原発のような
危険物貯蔵施設での災害被害を被る条件を廃しただけでも
当時の大人たちに感謝したい。

2つの出来事を経て
地域再生とは 経済発展を目指すことなのだろうかと
改めて考えさせられた。

我が東村山市も 選ばれる地域を と市長がよく言う

東京近郊の住宅都市として
本当に、人々が欲する街がどんなものか
市民全体で考えるべき時ではないだろうか

大きな道路を縦横に通し、街を分断し
大きな企業を呼び込むことが東村山市の理想の街づくりなのだろうか

23区に働く若い世代が子育てのために移り住み、
静かな住宅都市としてのわが市に老後も安心して住める街づくりこそ
目指すべきではないかとの思いを
スクーリングと斉藤教授との話を通じて
新たにしたところである。

多摩湖町の宅地造成どうなってる? 役所で聞きました。

2014-04-18 15:42:41 | まちづくり
知人から
自分の住む多摩湖町で宅地造成が行われ
自宅前も 工事車両などが多くなりそうで不安
一度見に来てほしい
という連絡をいただきました。

さっそく 今週初め 見に行きました。

多摩湖町2丁目のそこは
下の写真のように
林が切り開かれ
地面が露出
無残な姿になっていました。

開発計画の認可も出ないうちに
業者が手を付け、途中でストップをかけられたので
雨が降ったら泥水が出るのではないかと
周囲の皆さんがご心配しておられるとか

業者から住民に提供されている図面によれば
真ん中に道路を作って両側に27件の住宅が建設される予定とか

行政から聞き取りをしましたが
東京都の開発許可を得るべく、申請中で
協議を進め、ほぼOKになる予定とか

この住宅にお住みになる皆様は
車での外出の際は
急坂を上り 回田小学校方向(赤坂)へ
出入りをすることになるようです。

また5mもの擁壁が目の前にでき、
その上に立つ住宅の壁と合わせると
10m以上の壁になると予想される近所の皆さんの
日影問題もどうなるのでしょうか?


伐採された 造成地
写真に向かって左側、山の上の住宅に沿った土地はおよそ半分を緑地として残す計画とか


樹木が伐採され、根っこも掘り起こされた造成用地


この道路は4m道路になるとか
しかし、道路に面する造成地は最高5mの擁壁で整地され
その上に 住宅が建設されるようです。


この、写真に向かって右側の細い道路は拡幅されません。

結局株式上場と配当のためじゃないの?

2013-04-18 13:26:51 | まちづくり
昨日、西武ホールディングスとサーベラスのTOBの状況をインターネットで見てみた。
確かに、公開買付の計画書には西武5路線の廃止は書いていない。

しかし、
サーベラスはいち早い株式の上場を目指し
西武は
「早期における良い形での株式上場」を企図している
ということらしい。

言っていることのどこに違いがあるのか分からないが
それでも
とりあえず
西武の側は路線廃止はダメといっているが
サーベラスは
書簡であろうが 不採算事業の整理を示唆していた事実はある
ということに違いがあるのだろうか

いずれにしても
儲けを確保するために
不採算事業の整理も辞さない企業倫理と

それを法律で保障した国土交通省の法改悪が
今後大きな障壁となって地域住民の前に立ちふさがることは間違いなく
その障壁を排除できるのは
沿線の地域住民の共同した力であろうと思う。

今朝、八坂駅で
この間の取組についてのチラシを配った

しかし、多くの人が無視して通り過ぎた

路線廃止が提案されてからあわてて声を上げても遅いのだ
今から みんなで声を上げ
提案ができないようにしなければ…
と、私は思う。

西武鉄道問題で国交省から聞き取り

2013-04-17 13:12:50 | まちづくり


西武ホールディングスに対する
投資会社サーベラスの株式公開買付に伴い
西武鉄道の採算割れ路線の廃止が俎上に上っている
とマスコミ報道がなされました。

寝耳に水

昨日国会で
笠井亮衆議院議員の紹介で
国土交通省と金融庁の担当所管から
現在の状況などについて聞き取りをしました。

尾崎あや子さん、吉良よし子さん
他の関係する自治体の共産党議員
東村山市議団は4人全員が参加

国土交通省は
今、廃止が問題になっている訳ではないので
注視をしている
と説明
また路線の廃止は企業が判断すること
今は、住民の皆さんの運動が大事では
とも

金融庁は
株式の公開買付(TOB)について

届出書提出(サーベラス)

意見表明報告書の提出(西武ホールディングス)
 公開買付への意見表明
 買付者への質問

質問への回答書提出(サーベラス)

再質問書(西武ホールディングス)

など、
情報開示がなされている
透明性と公平性が担保されるよう注視している
金融庁としてそれ以上のことはできない
と説明

鉄道事業法改悪のつけが

鉄道事業法が改悪され、路線廃止は
届出のみでOKとか
(ありえない)
その後、関係自治体などで代替交通など関する地元協議会を作り
1年間で代替交通を決め
路線は廃止される
のです。
代替交通を確保するための協議会は
国土交通省の責任で設置されるとか

しかし、いずれにしても
5路線の廃止は絶対に許さないという
地域住民の意思の表明が重要らしいです。

東村山駅に特急が止まると
浮かれている場合ではなかったんです!!


持ち株会社 や 投資会社の公開買付
ということの弊害を学びました。
利益を上げ、株の配当を上げるために
国民生活を困難に陥れることも辞さないのですね

点字ブロックの意味 視覚障碍者と踏み切り2

2013-04-08 11:13:31 | まちづくり
前回の続きです。

5日は 同じくとの管理する
多摩湖自転車道 についての苦情もお聞きしました。

多くの市民が利用する多摩湖自転車道(遊歩道)は
自転車の利便性をよくするために
車止めを あちこちで外しています。

そのために視覚障害者の歩行が困難になっています。

車止めは、本来自転車道と一般道が交差する位置にありました。
視覚障害者は、その車止めを確認して
車止めの先は 一般車両が通る道路であることを確認します。

それを外すのだから
自転車道と一般道路の区別がつかなくなってしまうのです。
せめて 点字ブロックでその境を示してほしいと
視覚障害者の方々はおしっやるのです。

当然といえば当然です。

道路行政の専門家たちが
バリアフリー法が施行されて久しいのに
なんで苦情を言われるまでそのことに気がつかないのでしょうか?


上の写真は
多摩湖自転車道と線路が交差している部分です。
ここも車止めが撤去されています。
分かりにくいかもしれませんが
線路は道路に対して斜めに走っています。
従って、踏み切りも斜めです。

今は老朽化した点字が
この線路と平行に設置してあります。

この点字ブロックの誘導する方向の通りに歩くと
線路内に転落することになるのです。
つまり通路を外れる方向に点字ブロックで誘導されることになります。

この踏み切りの場合
正しい点字ブロックの設置方法は

道路に対して直角に設置することです。

そうすれば、
点字ブロックのしめす方向にまっすぐに進むことで
踏切を抜け
反対側の歩行者道路に行き着くことができます。

点字ブロックの持つ意味を考えれば当然わからなければなりません。
点字ブロックは付ければよいというものではないのです。

また一つ認識を鮮明にすることができました。

その身にならなければわからないことー視覚障害と踏み切り

2013-04-08 10:39:55 | まちづくり
5日金曜日
市内視覚障害のある方に依頼され
佐藤議員、大塚議員、石橋議員、私とで
萩山駅の小平側の踏切などの調査を行いました。

調査といっても
視覚障害者の方々が感じている
踏み切りの危険性を
現場で教えてもらったといったほうが正確かもしれません。

萩山南口の踏み切りは
下の写真のように幅が広く、障害を持たない人でも
高齢者などは渡りきるのに一定の時間がかかります。
また遮断機の場所には点字ブロックもないので
どこからどこまでが踏み切り内かわかりません。


そして踏切内には
点字ブロックがありませんので
白丈 を持って 線路との境を確認しながら歩くのですが
下の写真のように
境に忠実に進むと 線路の中に誘導されてしまいます。


また広い踏切では
急いで渡るのに、線路との境を確認しにくく
下の写真のように 白い柵があるのですが
これが転落防止なのか
視覚障害者の通行に供するためなのかわかりません。


視覚障害に対するものなら
逆に 背が低くても良いので
踏み切りとの間に空間がないほうがよく
コンクリートで境を明確にしてもらったほうが良いとのこと
なるほど・・・です。

しかもこの踏み切りは道路に対して斜めに設置されています。
うっかりすると
視覚障害者の方向感を狂わせることにもなり
大変危険です。

縁石の意味
点字ブロックの意味が分かっていないと改善できません。
あらためて障害種別によって、対策は様々で
あらゆる障害を念頭において対策は立てるべきだと痛感。
改善に力を合わせることにします。

多摩北部医療センター分断する3.4.11号線開通

2012-06-28 16:49:18 | まちづくり


都道恩多街道の青葉町地内
多摩北部医療センターの老人ホーム、桜棟と青葉棟を分断する都市計画道路3.4.11号線が今日開通しました。

今日は新設保育園と老人施設の落成式に出席するため現地へ
写真は東久留米市の方を向いて撮ったものですが
10時頃、信号はまだ稼働しておらず
人も 通してもらえませんでした。

しかし、式典が終わって
帰りがけに通ったら
信号が稼働し、道路のあっちとこっちが行き交うことができるようになっていました。

多摩北部医療センターの正面玄関前は
あれほど深い緑の奥にあったのに
今は、大きな道路のすぐ前です。

どんなに大量の樹木が伐採されたか
一目でわかります。

そして、都立の福祉施設は
大きな道路で真っ二つに分断されていました。

市内の貴重な公有地の緑が
半分以下になることもそう遠いことではないような気がします。

青葉町の名が泣きます。
この施設の緑は守ると、歴代所管部長が明言してきたところなのですが
この行政側の公約は
行政側の大型道路推進の政策の前に何の躊躇もなく破られています。

石巻市の市役所は駅前の大型店撤退跡ビル=まるでデパート見たい

2011-07-07 22:01:57 | まちづくり
石巻市役所 の看板のかかったビルを見て、誰かが
「アッ 市役所」と声を出しました。
私は、
「エエ~ 違うよ出張所じゃない」と言いました。

でも違っていたんです。

石巻駅を再開発をして キーテナントを入れました。

その後、イオンが2店舗出店し、この駅前の商店街にあったデパートが撤退。
しかし、駅前商店街が寂れることを危惧した石巻市は、このデパートのビルを買い取り自らが、古い庁舎から引っ越し。

駅前再開発の失敗を絵にかいたようなエピソードです。

駅前再開発は全国で同じような結果をもたらしています。

『我が東村山市は、マンションで売ったので、そんな心配はない?』
飛んでもありません。

テナント部分は油断ができません。

石巻市役所は、どこをどう見てもデパートです。市長の良識がね~

しかし、震災復興には 住民の立場で頑張ってもらいたいと思いますが・・・

一般質問より③=多摩湖町地内駅のバリアフリー化

2011-06-12 00:08:04 | まちづくり
7日行われた私の一般質問より
多摩湖町の 西武園駅、西武遊園地駅へのエレベーター、エスカレーター設置について報告します。

多摩湖町の高齢化率は 26% かなり高いです。
市内でも高台に住宅があり、買い物の場所もない地域としては
駅のバリアフリー化は切実な課題です。

西武園駅は25年度設置へがんばると東村山市

西武園駅は H25年度の設置に向け、西武鉄道と前向きに検討しています。
乗客の乗降数の規制が無くなったので
バリアフリー対象駅となったのですが、
全国で対象が増えたので
国の3分の1の補助金が受けられるのかどうかが問題だそうです。
それがOKなら 国、鉄道事業者、東村山市が3分の1ずつ負担し
東村山市の負担分の内、都の補助金も見込めるので
国の補助金の決定が重要です。

西武遊園地駅は早期に設置へがんばると東村山市

西武遊園地駅は、必要と思っているが今は設置の予定はない。
問題は国の補助金が受けられるか。
東村山市としては課題だと認識しているので
西武鉄道に要求していく。

H24年度が 久米川駅
H25年度が 西武園駅
その後に西武遊園地駅が実施出来るよう 優先順位を高めるよう頑張りたい

以上が 質問でわかったことです。

西武遊園地駅は
改札口へのアプローチも急傾斜で困難なのですが、
改札口からホームへの移動も階段
西武遊園地側の出口へも段の多い階段を2つ登らなければならない。

西武園駅は目鼻が付いてきましたが
西武遊園地駅のバリアフリー化は
優先順位を高めるための運動が必要です。

住民の皆さんとともにがんばります。

東村山市駅周辺整備に関する意見募集に参加しよう

2011-05-02 13:42:11 | まちづくり

先のブログに掲載した 東村山市駅周辺整備計画(案) への意見募集が インターネット上でされています。

東村山市のHP より 

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意見を募集している案件 をクリックすると

資料が出てきます。

よくお読みいただき、といっても文書はわずかですし、具体的なことは何も書かれていませんから大変ですが・・・、

意見を 電子申請でも、ファックス、郵送で送ることが出来ます。

募集期間は 5月1日から5月21日までです。

ぜひ たくさんの意見を上げましょう。

お知らせまで