明日は議会基本条例案の報告会 ぜひご参加を

2013-10-23 16:01:39 | 議会基本条例
明日24日から3日間
議会基本条例(案)の説明のための議会報告会が開かれます。

台風の影響が避けられません。
 *大雨・洪水や暴風警報が発令されたら中止です。
 *当日中止の場合は、
  東村山市議会ホームページ又はツイッターでお知らせ。
  市役所に電話でご確認いただけます。
 *開催中の状況などで、途中で終了する場合もあります。
以上ご注意をお願いします。


さて、議会基本条例は
東村山市議会全会派から委員が選出され、
およそ2年半に渡って議論してきました。

この間、委員会において、侃々諤々の議論を行い、
一致点を見出して
条例案を作り上げる努力がなされました。

それぞれの会派の意見が100%入ったとはいえませんが、
それでも、議会が、
市民の皆さんからの付託に応えるものとなるために
議会の権能を生かして、しっかりと議論をし、政策を作り実現するために
議会として、どのように努力をするか
を考え、作り上げた条例案がこのほどまとまりました。

ぜひ、説明会においでいただきたい。
また、パブリックコメントも
今日23日~11月5日までの期間で行っています。
インターネット、公共施設に設置した意見箱などを利用して
ご意見をお寄せ下さい。

市民の皆さんの声を生かして練り上げ
12月議会で議員提出議案として条例化する予定です。

私は、北久保前議員が辞職した後の副委員長の役目を担ってきました。
特別委員各位の熱心な議論に敬意を表するものです。

国家の政策で貧困は減らせる‐社会福祉政策国際比較を学んで‐

2013-10-07 11:39:27 | 勉強
大学の講義で社会福祉政策の国際比較 を学んだ。

そもそも 社会福祉の 「福祉」とは何?
「社会」がつくとどういう意味になるの?
など、貧困問題を通して、日本とスウェーデンの社会福祉政策の違い
社会保障によって何がどのように変るか
貧困問題がどのように解決されるのかを
学ぶのが中心であった。

議論の基となる先進国の貧困率(2005年)を
日本とスウェーデンなどとの比較をすると

所得再分配前の貧困率は

日本 26.9% に対し、
スウェーデン 26.7%
デンマーク 23.6% とあまり変らない。

しかし、再分配後の貧困率は、

日本 14.9% に対し、
スウェーデン 5.3%
デンマーク 5.3% と大きな隔たりがある

なぜ国によって貧困率が異なるのかを、主にスウェーデンとの比較で学んだが、
かの国では、生まれてから死ぬまで
人生のサイクルの全てで公共サービスによる恩恵を受けられる制度になっていた。

つまり、
生まれた時から幼児期は 保育園(費用に上限有)、児童手当(全ての児童に)
義務教育期間~大学までの教育費は全て無料
就労年齢の期間は、医療や傷病休業手当などがあり、安心して生活できる仕組がある。
65歳を過ぎ、再び非就労期に入ると 年金給付やさらに手厚い医療が受けられる。

たとえ所得には格差があっても
再分配後の所得が保障されるため
 (*この保障の使い方は合っているのだろうか)
物を買う力が貧困世帯にも残される
従って、その生活を一定の水準を持って営むことができる
と言うものであった。

わが国においては、所得に低い世帯で子どもがいる家庭では
保育料負担から義務教育終了期間までもお金が掛かり
尚且つ、高校以後は授業料がかかるので
子どものいる世帯は、可処分所得は大変低く
購買力も低い

しかし、スウェーデンでは、
子どもにかかる費用はほとんど全てを
国の社補償制度で賄われるために、
稼いで、税金を納めた以後のお金は老後の心配もなく
全て、消費に回せるというのである。

それは、
揺りかごから墓場までの人生のあらゆる段階で、国家が「良き父親」として、人々のニーズを包括的に調整する役割を担う。階級闘争ではなく、人々が助け合って生きる。協調の精神で全ての人々に生活の安全と安心が保障される
社会を作ることが国是となっているから、
国家の政策が、それに基いて作られ実行されているからである。

つまり、貧困は国家の姿勢を写す鏡であり、
国家の政策で貧困をなくすことができると改めて学んだ。

鍛えられたスクーリング

2013-10-07 08:31:09 | 勉強
土日は、大学のスクーリングでした。
社会福祉政策国際比較 という科目です。
担当教授は、訓覇法子先生。

自分の頭で考えなさい

が口癖と言うか信条で、自分の頭で考えたことを要求する。

グループワークで、ある課題でデスカッションさせ、その結果を中の一人に報告を求め、理解するまで、徹底的に問い詰める。
聞いている者たちも、えっ違うの?などと考えさせられるが、質問を受けている側は、頭が真っ白になっているだろうとの推察はつく。

でも、大いに勉強になった。

学んだことは後日。