宮古島のゆったり生活

愛知県から引っ越してきました。
家のこと,周りの様子をゆったりと紹介していきます。

市総合博物館企画展「クバものがたり」

2015年02月14日 | 生活・行事・収集

晴天。

 

クバ(ビロウ)はヤシ科の植物で,葉は本土のシュロと

似ているが,幹肌はすっきりとして高木になる。

そのクバの葉などを利用した民具紹介とクバを素材に

した小川京子氏による作品展が市総合博物館で開催

されているので,午後から見学に。

  

     博物館前のポスター                   クバの幼木

 

クバの乾燥葉は軟らかく,軽く,加工しやすいことから

祭祀道具やうちわ,杓子,釣瓶,笠,蓑などの民具に

多く利用されてきた。

また,成木からは蒸し器や桶なども作られたようだ。

自然の恵みをちょっと工夫すればよい。 

  <展示室と民芸品いろいろ>      ※撮影許可を得て   以下は照明による色

 

     

  

 

 

同じく葉を利用する植物にアダンがあり,今でも民芸品

として帽子,草履,篭などが作られている。

こちらの方が盛ん。材料が手に入りやすいからかな。

 

小川氏の作品はランプシェードやオブジェの展示。

その他に写真による作品紹介だった。

  <作品いろいろ>

 

 

  <博物館の前庭で>

 

     サワフジの花と実

 

  

      リュウゼツラン(?)の花芽

 

近年クバは街路樹としても植えられているが,かつては

その高木性ゆえに神の依り代とされ,御嶽の周りには

よく見られたようだ。

家の近くの御嶽の裏側に確かにクバはあった。

実は,場所は妻の記憶。

      

 

    家近くの御嶽のクバの樹                      今日の訪問地

 

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