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 言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

被災文化財復旧へ 3 人吉伊勢神宮

2020年09月04日 | 歴史探偵

   

 午前中に紺屋町の“人吉伊勢神宮”の掃除をしてきました。この社の横には、小さな祠があって‘恵比寿堂’と‘稲荷堂’があります。昭和5年の棟札がありました。恵比寿堂(手前の堂)の中に、大円作の仏像が安置されていました。記録ではこの場所に‘庚申堂’があったとあります。近くの方に聞いたら、すぐ横に建っていたらしい、庚申さんもすぐ近くに動いている、とのことでした。近くに建立年代が不明な庚申塔が建っています。たぶん、すぐ横の山田川の堤防のことで動かされたものと思われます。伊勢神宮の祠の横に神輿と青面金剛像が避難していました。1週間ほど前に大円作像と青面金剛像は山江の資料館に再避難中です。(この仏像のことは後日に紹介します)

 午前中かかって伊勢神宮を掃除しました。箒ではいて雑巾がけしました。写真の社本体の半分近く浸水したようです。小さな砂(よりも土です)は薄っすらと積もっていました。雑巾がけしても乾いたら、また土ぼこりが浮き出ているように思えました。一度では無理なのかもしれませんが、いちおう雑巾がけをしてお詣りはできるようにしてきました。

 すぐ裏では被災した泥等の片付けをシルバーさんがしておられました。休憩時間中に話をしましたが、下林町で自分も被災した、天井裏に板を敷いて食料も運んでそこに逃げていた、いざとなれば屋根を破って屋根上に逃げるつもりだった、と話されました。自宅は住める状態ではないので、鶴田町に仮家を借りている。もう歳だし、先は長くないし、建てなおすつもりはない、ちょっとだけリフォームして住むつもり、と語られました。(まだまだ、これからが面白かばい)と励ましたつもりの話しをしました。被災されたのにたくましさを感じました。

 台風10号は心配です、孫たち3人とも月曜日は休みだそうです。資料館も日曜日は休館にしました。

 今日の天気( ちょっと