昨日はPCのオーディオ・インターフェースとしてSteinbergのUR12だと、どうしてもうまくいかないので、諦めてPCの内臓のボード(MME?)を使うことにした。
要するにPCのマイク入力とヘッド・ホン出力端子を使う方法だ。
確かにこれだとWaveSpectraとWaveGenenが問題なく立ち上がる。
この状態で内臓ボードの残留歪率を測定すると 0.14%となった。これはネットなどでみる記事からすると100倍くらい数値が悪い。内臓ボードのスペックが悪いのか、私の設定が悪いのかは解らない。
とにかくこの方法で測定してみた。
これを見ると Rchのほうが数値が悪い。出力も21Wくらいでサイン波が崩れて、それ以上は出力は伸びない。Lchの方は24Wまでは測定できた。
実際に音を出してみても、Rchのほうは、音量を上げていくと歪むのがわかった。
ということはRchのアンプは動作点がずれているのかもしれない。
それで、アンプの動作確認をすることにした。
Rchの方は、初段のECC801Sのプレート電圧がずれていた。なので、後段の5687のプレート電圧が5Vほどずれていた。ここが最大出力付近での歪みを生んでいるのかも知れない。
初段のECC801Sのカソードに入れた半固定VRで後段の5687のプレート電圧を同じになるように調整した。298Vとなった。
この状態で、オシレータから信号を入れて出力電圧との追従を観てみると24Wまでは入力電圧と出力電圧はきれいに追従している。何とか32Wあたりまでは大丈夫な感じだ。
それ以上は、入力電圧を上げても出力は増えない。
この結果からすると 6384ppのアンプは、実用範囲は出力20Wのアンプなのかも知れない。
一応調整後の音は明日、確認してみることにしよう。