こういう古い CDプレーヤを使っていれば、いづれは こういうことが訪れる。
ついに、LHH500Rにもその時が来た。
普通にCDを聴いていたら、3曲目で、音が歪み始めた。電池式の金田式DACのバッテリー上がりの
ときみたいな感じになった。
CD内蔵のDACの基板がおかしくなったかと思い、金田式DACに切り替えてみたが 症状は同じだ。
これは、以前使っていたマランツのCD-15にも発生した症状だった。メーカーに問い合わせたら
それは、ピック・アップの劣化か、制御系の基板のトラブルだろうとの返答だった。そして、そうで
あれば制御系の基板はもう提供されていないので、修理はできないとのことだった。
それで、修理は諦めて、オークションで運よく LHH500Rを入手することができた。これまで
順調に使ってきたのだが。実際、このCDプレーヤーは、金田式DACを通さなくても 十分にいい音を
出してくれていた。
そういうこともあったので、LHH500Rを入手すると同時に マランツのCDM-4系の駆動パーツを持った
CD-65(?)とかCD-72の中古を入手しておいた。とりあえず、CD-72に置き換えてみた。
そのままだと、音が生っていた。それは、そうだろう。
ディジタル出力を金田式DACに入れて鳴らすと、結構いける。
これは、CD-15やLHH500Rが、金田式DACを必要としない 音のレベルを出していたということだろう。
ということで、LHH500Rに手持ちのCDM-4系のピックアップを提供して、修理を依頼するか、
これとて中古品なので、過去の名機と呼ばれたプレーヤを諦めて Net-Audioを意識した
機材を探すべきなのかと 現在、思案中だ。
90年代のCDプレーヤを、オークションで仕入れて、それを暫く使い回すか どうか
なかなか悩ましい。