手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

LHH500R トラブル

2015年08月26日 01時09分19秒 | DAC

 

 こういう古い CDプレーヤを使っていれば、いづれは こういうことが訪れる。

 ついに、LHH500Rにもその時が来た。

普通にCDを聴いていたら、3曲目で、音が歪み始めた。電池式の金田式DACのバッテリー上がりの
ときみたいな感じになった。
CD内蔵のDACの基板がおかしくなったかと思い、金田式DACに切り替えてみたが 症状は同じだ。

これは、以前使っていたマランツのCD-15にも発生した症状だった。メーカーに問い合わせたら
それは、ピック・アップの劣化か、制御系の基板のトラブルだろうとの返答だった。そして、そうで
あれば制御系の基板はもう提供されていないので、修理はできないとのことだった。

それで、修理は諦めて、オークションで運よく LHH500Rを入手することができた。これまで
順調に使ってきたのだが。実際、このCDプレーヤーは、金田式DACを通さなくても 十分にいい音を
出してくれていた。
そういうこともあったので、LHH500Rを入手すると同時に マランツのCDM-4系の駆動パーツを持った
CD-65(?)とかCD-72の中古を入手しておいた。とりあえず、CD-72に置き換えてみた。
そのままだと、音が生っていた。それは、そうだろう。
ディジタル出力を金田式DACに入れて鳴らすと、結構いける。
 これは、CD-15やLHH500Rが、金田式DACを必要としない 音のレベルを出していたということだろう。

ということで、LHH500Rに手持ちのCDM-4系のピックアップを提供して、修理を依頼するか、
これとて中古品なので、過去の名機と呼ばれたプレーヤを諦めて Net-Audioを意識した
機材を探すべきなのかと 現在、思案中だ。

90年代のCDプレーヤを、オークションで仕入れて、それを暫く使い回すか どうか
なかなか悩ましい。


6384ppの音 その2

2014年11月17日 00時18分34秒 | DAC


この1週間ほど、6384ppと格闘した。
まづ、裸ゲインの把握ミス。EF184の三結は、思っていた以上にゲインが
あった。約40倍だ。続く6FQ7のムラード型の位相反転は8倍ほどで
これは想定通り。なので、裸ゲインは約300倍ほどにもなっていた。

普通は、仕上がりゲインが 26dBもあればいいのだが、低域のSPが
TL1601で能率が公称で97dB。片や 中域のDYNAUDIOの20W75は能率が
89-90dB程度。
TL1601を駆動するアンプは、金田式のお決まりの 20dB。
なので、20W75を駆動するアンプは 32dBくらいのゲインのアンプが
必要となる。

それで、裸ゲインの把握をしないままに、NFを掛けた状態で36dBくらいに
設定していた。なので、相当のNFがかかっている結果になっていたようだ。
それで歪っぽさを解消すべく帰還抵抗にパラにマイカコンを繋いでいた。

なんとなく、それで高域のうるさい感じがなくなった気がしていたが、
ケイコ・リーや Norah Jones とかレコードで中本マリなどを
聴いていると、何かバックのギターや、声の高域で 歪む。

で、どうも負帰還がおかしいのではないかと思い、NFを外してみたら
良くなった。NFの掛け過ぎだと思い軽くNFを掛けてみてもあまり
改善されない。ふとNFの抵抗にパラに入れているマイカコンを外して
みたら なんと 妙な歪っぽい音がなくなった。
なんだマイカコンがおかしくなっていたのだと、新品に換えてみたが
症状は同じ。どうやらこのコンデサをパラにしたのが原因だった。

これも結局は裸ゲインが大きすぎるためだろうと思い、初段の球を
EF184から、EF86(6267)の三結に変えることにした。
その結果、初段のゲインが約15倍となり、全体で約120倍、
約42dBほどになった。それにNFを掛けて、仕上がりゲインが 約36倍ほどの
アンプになった。

それで、DYNAUDIOのCONTOUR1.8を繋いで鳴らすと、なかなかいい音が出た。

が、なぜか出力は10Wほどしか出ない。ドライブ電圧は、調整の結果
充分のはずなのだが、入力を上げても 10Wより延びない。

AB級の動作なので もっと出るはずなのだが、また、ここで行き詰った。

 

 


zurichの街角で

2013年06月28日 23時20分54秒 | DAC

先週の日曜日から、スイスの山岳地方へ行った。 ハイキングを終えて、帰国する前日に、Zurichに泊まった。

そのhotelの近くで、 いわゆる ハイエンドオーディの店を偶然に見かけた。あいにく日曜日だったため

店内にはいることはできなかったが、無造作に Monitor Audio や、B&W、Dynaudioなどの SPが

ガラス越しに見えた。スイスと言えば THORENS なのでと 見回すと、やっぱりあった。知らない型式の

プレーヤーがあった。値札を見ると 100万円を超えていた。

やっぱり、まだ今でも健在なのだ。 THORENSは。

 

 


No.220 & No.213 の 音

2012年10月04日 00時12分17秒 | DAC

 中高域の受け持ちアンプは、最近は EL-12pp(出力トランスはマグネ・クエスト)を使うことが

多い。特別、分解能が良い訳ではないが、JAZZトリオなどでは、音が前に出てくる感じがする。

私は、低音の出方と人の声が気になる人種なので、出てくる音に対しても低音 -- ドラムとベース --

に耳が行ってしまう。

低音のチェックには、今井 美樹 の 「PRIDE」を使うことが多い。作られたバスドラ、Eベースの音なので

生よりも随分と迫力あるのではないかと思うから。

今回のDACで聴くと、ボーカルのバックで本人が高いパートを歌っているのが キレイに聴こえた。

今まで気がつかなかった。Eベースの音も 何と言うか 低いところで 音が「ゴロン」という感じに

聴こえて かなりなものだ。皆さんが言われるように PCM1794 は 低域が力強い感じだ。

こうなると、せっかくDACの基板がPCM1794のダブルで設計してあるので、もう一個追加した

音を聴いてみたくなる。が、出力電流が倍になるので、電池式では対応できないか??

特にIVCがクリップしてしまうのだろうか。

そうなると konotnさんか、「とおるさん」の回路を参考にする必要があるのだろう。

でも、今の倍の出力電流だと、VRによる音量調節も 使いにくくなりそうだ。

 まあ、まだ試聴段階なので、もう暫くは 様子を見ることにしよう。