手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

CHデバイダのコンデンサ取り換え

2012年08月19日 23時43分15秒 | PC_Audio

 LCネットワークを見直したら それなりにいい結果が出たので -6dB/octのCRのみの チャンネルFilterも

見直すことにした。理想はSEコンだというのは、誰にでもわかることだが、そこまでの出費はできない。

元々、プリアンプの出力にも、BTLアダプタの入力にもコンデンサが入っているし、375との間にも40μFくらいの

Cを入れてSPの保護を最優先している。その割にはウーファーの保護はパワーアンプにFuse入れているだけと

いう安直な方法なのは かなりいい加減だと自分でも思う。初期の頃のA級50Wの時代には 保護回路を

入れ、プリとの間も直結で使っていた。金田式の保護回路が絶大な威力を発揮するのは体験している。

が、今の2SK2554のアンプは、安定しているので、面倒なので、保護回路はまだ入れていない。

先日、1台追加するためアンプ部の基板を作った。保護回路のプリント基板は入手しているので今回は

作ってみるつもりだ。

というような、全体のアンプ構成(クオリティ)なので、チャンネルFilterのパーツにはお金がかかっていない。

昔、買っておいた WIMAのポリカーボネイト(0.01)と、転がっていたフィルムコン(0.01)とを組み合わせ

パラにして必要な容量を得ている構成だ。抵抗は、一応スケルトンにしてはいるが。

これらを海神無線で買った 銅薄スチコン(0.01)と、他のEQアンプに使っていた双信のディップマイカ(5100pF)と

なぜか手元にあった双信のマイカコンを組み合わせてみた。なんとか25,000pF強の容量が得られた。

これで聴いてみると、劇的な変化とまでは言えないが、心なしか、音の透明度、解像度が上がったように

思えた。

久しぶりにアナログLPで 五輪真弓の「恋人よ」を聴いてみた。

かれこれ30年前くらいに聴いた記憶の音とは 全然違って聴こえて ビックリした。イントロのピアノの

音が全然違う。昔は、何か響き過ぎて 反響だらけのピアノという印象があった。

が、今回、聴こえるのも、反響の多い音ではあるが、違和感がかなり減った。

このレコードはフランスでの録音と聞いているので、もともと 残響の多い音なのかもしれない。

 今回の、LCネットワークとチャンネルFilterの手直しで、中高域のアンプに球のアンプ(El-12pp)を使っても

歪っぽく聴こえなくなった。かえって石のアンプよりも 音が前の方に出てくる感じでJazzやPopsには

向いている音だ。

 

 

 


金田式 電流伝送プリ No_218 製作 その3

2012年04月13日 22時20分52秒 | PC_Audio



それならばと、すぐさまEQアンプの基板作りに取り掛かった。
プリント基板を作り、その日の深夜に ほぼパーツを取り付けたのが、金曜日の深夜。
土曜日には音が出せると急ぎ完成させた。



が、EQアンプともなると 一筋縄ではいかず。
深夜まで取り組んでみた。調整の第一段階では、それなりの時間がかかったが無事クリア。
記事にある値が、1.2KΩ+150Ωとあるが、私の場合は、1970Ωとなった。
それに近い値を組み合わせ、次のステップに移った。
ここからが、時間を食ってしまった。
記事に書かれたとおりに、調整用の2SK97を入力ジャックにつなぐ。

【失敗1】
SAOCのTR4(A970)のエミッタ電圧を測るがテスターの表示が不安定で指定の2.4V付近で
ふらつく。出力のVoも数Vの幅でふら付き調整不能。これは発振かとあわてた。
が、原因は半固定VRが原因だった。指定のTM-7P(500Ω)がなかったのでコスモスの
安いので代行したのが間違いだった。接点が接触が不良だったのだ。
仕方がないので固定抵抗とTM-7P(200Ω)に替えた。これで、なんとか指定の電圧に
収めることができた。

【失敗2】
これで、もう出来たも同然とばかりにカートリッジDL-103に2SK97がセットされた
アームからのケーブルを入力に繋ぐ。が、そうはうまくはいかなかった。
IVCのTr5(J103)のソース側のTM-7Pを回すが、出力電圧は0Vに追い込めない。
TR2のコレクタ電圧も、前段の調整のときとは異なっていた。
既定の電流が流れていないようだ。どうやら、カートリッジに取り付けた
K97と事前調整で使ったK97のIdssが異なっていたためではないかと思い至った。
で、再度事前の調整をやり直す。すると、なぜか一番目のステップの調整さえ
うまくいかなくなった。再度Tr2のコレクタの抵抗値を調整してみる。
が、なぜか最初のときは簡単にVoを0Vにできたのさえ、うまくいかない。
既に時間は深夜に突入。
 少し頭を冷やして、回路図を見ながら各部の電圧をチェック。
アッとばかり自分で吹き出しそうになった。電源電圧が減っていた。
そう、この日の夕方あたりからチェック作業に取り掛かったので、
電池が消耗してしまったのだった。
 こういうことがあると電池のことを考えなくていい電源が欲しくなる。

この日は、もう疲れたので、諦めて寝た。

【音出し】

さて、原因もわかり調整も無事にできたので、使い回しのケースに収める。



はやる心を抑えて 音出し。

ライン・アンプで、その音の良さを体感していたので、出てくる音はいいに
違いないと思っていたが、予想にたがわぬ「音」だった。
従来の金田式アンプの音とは違った音だ。
ふとどこかで聴いたことがある音場だなと思った。それは SATRI-ICを使った
EQアンプの音に似た感じがした。そう、SATRI-ICを使ったEQアンプは
電流増幅(というか IVCアンプそのもの)だ。
違いはと言えばSATRI-ICの方は、従来のCR型イコライザ素子を使ったような
回路ということだ。
 ということは、SATRI-ICのEQアンプをバッテリーで駆動すれば おもしろいことに
なりそうな気がした。


金田式 電流伝送プリ No_218 製作 その2

2012年04月13日 21時31分54秒 | PC_Audio


金田式 電流伝送プリ No_218のラインアンプ部を作ってみた。
久しぶりに基板を作ったせいか、思ったよりも時間がかかってしまった。
アンプ自体は思ったよりもスムーズに出来上がった。
MJ誌の回路図に書かれた電圧値で、Tr2のコレクタ(Tr3のベース)電圧が、記載の
電圧に達しなかったので、記事にある390Ωよりも大きな値に替えたくらいだ。
あとは、いつものことながら、氏のアンプはいつも出力が大きいので、DAC-Inputに
使われている抵抗を8.2Kではなく10KΩに変えた。それとスケルトンではなく
なんとなく見栄えもいいDALEの無誘導型にした。

 いつものように、見栄えが悪いながらも完成。ちなみに、いつものことながら
パワーアンプに保護回路が入っていないので、OSコンでDCカットをしている。



音はと言えば、これは、巷で言われているように、これまで聴いたことのないような
いい音場、楽器の配置がわかる、かつ空間が静かな音です。本当に長年、金田氏のアンプを
我流で作ってきましたが、飛躍したと言っていい音だ。
すごい低音が出ている感じ(聞こえない音域)です。空気が耳を震わせている。
圧迫されるような感じがする。
その低音の音圧にスピーカの箱が堪え切れていない感じさえする。

 

 


金田式 電流伝送プリ No_218 製作 その1

2012年03月29日 10時31分54秒 | PC_Audio

先月半ばに東京へ行ったついでに、秋葉原へ出向き、パーツ(殆どが抵抗)を
調達してきた。
その用途は
(1)金田式
  ・電流伝送 EQ + LINEアンプ向け 抵抗&コンデンサ
(2)窪田式
   ・パワーアンプ(電源電圧 50Vで出力100Wを想定)用の抵抗
    スピーカ保護用のリレー
出向いたのは、若松通商と海神無線。

パーツは揃えたものの、なかなか腰が上がらず。とりあえず(1)に取り掛かることにした。
3日前からパーツ(ジャンク)箱を整理し、既存の使える抵抗、コンデンサを選び出す。
あちこちに散らばっていて、これに一晩かかってしまった。
一昨日、EQ用にプリント基板を起こす。最近は、記事をスキャナで読み取り、
基板裏側の図を反転させて、トレース用紙で124%に拡大し実物大に近くなるように
印刷している。部品側の図も同じ倍率で印刷し、重ね合わせて 回路をチェック。
その後、基板裏側の方を生基板に張り付け、穴を開け エッチングして完成。

金田式のオリジナルどおり、穴あき基板を使い手配線するのも悪くないが
後でパーツを取り換えたり抵抗を取り換えたり、少し手直しするときなどは
穴開き基板は具合が悪いし、汚くなる。
その点、プリント基板はパーツの取り換えが比較的簡単だ。
基板にミスがなければ、パーツの取り付けも時間が短くて済む。

<<パターンを油性ペンで描いたところ>>
手書きなので、見栄えは良くない。たまにしか作らないので、まあ良しとしよう。



 昨夜は、ライン・アンプ用も作ったので、今日は、まずEQの方にパーツを
取り付けていこうと思う。




久しぶりにMac購入

2012年03月25日 12時17分04秒 | PC_Audio

Macは仕事がらみでMac Ci に始まって常に手元に2−3台はころがっていた。

10年ほど前から仕事でMacを扱うことがなくなったので、G4スペックの

デスクトップとBookが残っているだけだった。が、この2台もOSが10.3までしか

対応できなくなったので出番がなくなっていた。DAW用のソフトもバージョンアップできないし、PC-Audioをするにも非力になった。ということで、PC-audio用ということで手軽な Mac miniの一番スペックの低いのを買ってきた。

早速、出番のなくなっていたT.C electronicの konnekt6を繋ごうとしたら、miniは

Firewire400でなく800のみの対応になってしまっていた。近くの量販店に行ってみたが

もちろん置いてなかった。ということで、目下、netに接続するくらいで、本来の目的を果たせていない。