手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

WaveSpectraに苦戦 その2

2018年12月01日 01時15分31秒 | スピーカー

今日は午後からWG150とWS151を使った6384ppアンプの歪率測定に取り組んだ。
結果的には、手持ちのいわゆるDAW(宅録用)のオーディオ・インターフェイスでも2重録音ができる機種でないとダメらしいということが分かった。正確なことはわからないが、
INPUTが1CHのものはダメみたいだ。そこでその条件満たすはずのSteinberg UR22を使ってみたがやはりうまく行かない。他にも手持ちのM-AudioのFire Fire410もあるが、これはI/FがノートPCに無いので試せない。
 ということで、測定用の発信器は昔から使ってきた菊水のオシレータを使うことにした。
WG150の歪率が0.001%位なのに比べると0.16%だったので格段に劣るが、傾向を調べるには十分だろう。
 この方法を使って測定してみた結果は以下のとおりだ。
1KHzと3KHzの周波数をアンプに入力して、出力2W-32Wまでのデータを取ってみた。
これを見ると24Wくらいまでが実用範囲かも知れない。
単純は最大出力は38Wまでいったが。

 <出力対歪率の数値>

以下は1KHz入力の波形だ。

1KHz入力/8Wの波形  綺麗な正弦波だ。




1KHz入力/24Wの波形



1KHz入力/32Wの波形
かなり歪んでいるのがわかる。



次は 3KHz入力の波形だ。

3KHz/8W 入力の波形  綺麗だ。


3KHz/24W 入力の波形



このあたりから正弦波がつぶれていくのが良くわかる。

このアンプの実用域は25Wくらいのようだ。残る測定は5KHzでの挙動だ。
いづれにしてもスピーカーの能率が90dBを下回るものをドライブするアンプはかなり強力でなければならないことがわかる。6384という球は感度が低いので、ドライブ段をちゃんと作らなければならない。低歪みで出力管をドライブする必要がある。これは結構シビアな感じがする。

さて、どうしたものだろう。





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